「とある魔術の禁書目録」ラノベ21巻の内容ネタバレです。
20巻ではフィアンマの計画通り第三次世界大戦が勃発し、遂にサーシャを媒体として大天使ミーシャを召喚してしまいました。
当麻は今もフィアンマを追っており、アクセラレータや浜面もロシアで重要な情報を知ったりと少しずつ核心に近づいていっています。
というわけで今回はそんな「とある魔術の禁書目録」21巻のネタバレ内容を紹介したいと思います!
※この記事には「とある魔術の禁書目録」ラノベ21巻のネタバレ内容が記載されています。ネタバレNGな方は閲覧にご注意ください。
スポンサーリンク
「とある魔術の禁書目録」の試し読みは?
「とある魔術の禁書目録」は1〜22巻までが「旧約」、それ以降は「新約」という形で新たなストーリーとなってライトノベルが刊行されています。
物語の区切りとして22巻まで「「神の右席」」編が続きますが、アニメ3期はその「神の右席」編を中心に放送されていきますね。
また小説以外にコミカライズもされているので、分かりやすく内容を知りたい方はマンガで「とある」を読んでみると良いです!
この記事は以下ネタバレを含むので、原作で内容を知りたい方は無料の試し読みもオススメです。
「とある魔術の禁書目録」で検索。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
「とある魔術の禁書目録」ラノベ21巻の内容ネタバレ!
前半ネタバレ
ロシアに来た当麻とレッサーはエリザリーナ独立国同盟の協力を得て、国境付近にいるフィアンマの元へ向かっていた。
一方浜面が滞在している集落はロシアの雇った傭兵集団プライベーティアに襲われていたが、アックアが加勢に来てくれた結果20分ほどで一掃してしまった。
助けてくれたものの、浜面にとってアックアは正体不明の人物なので暫く戸惑っていた。
集落に助けてもらったロシア兵のグリッキンが無線で電波を拾い、次に学園都市の軍勢が集落に向かっていることを察知した。
浜面は学園都市の軍を敢えてこの集落に駐留させた方がいいと判断した。集落は一旦占拠はされるものの、学園都市なら集落を何ヶ月も防備できるからだ。
浜面は学園都市に追われている身なのでアックアやディグルヴに礼を言って別れを告げ、滝壺を連れてエリザード独立国同盟への移動を開始した。
一方アクセラレータはエリザリーナ独立国同盟の砦に滞在していたが、ここでは兵士が魔術などの話をしており、さも常識のように話している。
アクセラレータは魔術の存在を知らないが科学的なテクノロジーの結晶。そんな学園都市第一位の自分にも理解できない力があるのだとここで知った。
もしかしたら魔術こそがラストオーダーの症状を回復させる手立てになるのかもしれない、そのようにアクセラレータは思った。
エイワスはロシアへ行けと言っていたし、当麻は「禁書目録」というメモを残していった。それらがどう繋がるのかをアクセラレータは考えている。
アクセラレータは世話になっているエリザリーナ独立国同盟の為、エリア付近に潜んでいるスパイを一掃することに決めた。
浜面達は移動中に学園都市のパワードスーツに見つかり追いかけられていたが、アクセラレータがそのパワードスーツを蹴散らして助けた。
アクセラレータはなぜここに浜面がいるのかを知らない。事情を全部自分に話せ、とアクセラレータは浜面に告げた。
事情を知ったアクセラレータは浜面達をエリザリーナ独立国同盟へ連れていき、エリザリーナが滝壺とラストオーダーの症状を魔術的に解析していく。
エリザリーナの判断では滝壺は助かる見込みがあるが、ラストオーダーの回復は難しいと判断する。
滝壺は一度毒素(体晶)を抜けばかなり回復できるが、ラストオーダーは一時的に抜いてもすぐに毒素が補充されてしまうので難しいのだという。
アクセラレータはロシア兵から奪い取った羊皮紙をエリザリーナに見せて解読できるか尋ねた。
見たところロシア成教の術式のようだが、解読には時間がかかるとエリザリーナは言う。
解けるということだけでも分かったアクセラレータは、自身の傷ついた体の治療に専念しろとエリザリーナに告げ他のアテを探すことに決めた。
次にアクセラレータは別の病室にいるミサカワーストに会いに行った。二人は先ほどまで命の奪い合いをしていた関係性だ。
しかしアクセラレータは争ったことなど清算し、ミサカワーストに自分に協力しろと告げた。
スポンサーリンク
アクセラレータはミサカワーストにもメリットのある情報を提示した。自分の戦い方を分析すればミサカワーストはもっとスキルを身につけることができると。
そうすれば有益な人物と見なされ、学園都市に使い潰されるしかない運命から逃れられるかもしれないぞ?と。
アクセラレータはラストオーダーの症状を打ち消す糸口を見つけたいし、学園都市の計画のレールから外れて一泡吹かせたいと心底思っている。
さっきまでアクセラレータに悪意を持っていたミサカワーストだが、アクセラレータのその考えには賛同できた。
アクセラレータは先ほど傷つけたことをミサカワーストに謝り、ミサカワーストもそれを受け入れ、二人はこれから協力して動くことになった。
フィアンマのいる基地の近くまで向かった当麻とレッサーだが、突然当麻の立っていた場所が崖のように切り立った。レッサーは崖の下に取り残されている。
辺りに石の歯車を嚙みあわせるような低い轟音が鳴り響き、当麻は今巨大な橋の上に立っていた。地面は雲の高さまで上がり、城のような本体が中央にある。
目の前の光景に圧倒されていた当麻だが、自分が立っているのは膨張している要塞だということに気づく。
ついさっきまで橋の上にいた当麻だが、要塞が大きくなった結果いつのまにか古めかしい室内にいた。フィアンマはスピーカーから当麻に声をかけてくる。
当麻の右手は自分にとって絶対に必要なもの、だからこの城に招いたのだと。フィアンマ曰く、この要塞は自分の城「ベツレヘムの星」という名前らしい。
上空3000メートル以上、雲の上程の高さにそびえる要塞。サイズは半径数十キロと巨大。
フィアンマは次に大天使「神の力(ガブリエル)」ことミーシャ=クロイツェフを出現させた。その影響で空が暗くなり、世界は夜になる。
突如出現したミーシャは圧倒的な存在で、ロシアの上空にいた戦闘機数十機を破壊し、山を丸ごと吹き飛ばした。
しかしフィアンマ曰くまだベツレヘムの星は不完全。完成させるのに足りない材料が今アクセラレータが持っている羊皮紙だった。
フィアンマはまだ天使や神の右席など、本当の深奥に関する知識のいくつかを掴めていない。
それを補完するための羊皮紙であり、知識を手に入れてベツレヘムの星を完成させてこそフィアンマの計画は成就するらしい。
ミサカも超音速爆撃機でロシアの空を飛んでおり、目の前に突然できた要塞に当麻がいるのを目撃していた。
だがミーシャがミサカの爆撃機を真っ二つにしたことで、ミサカは上空3000メートルの高さから放り出され、磁力を操作して雪の上に着地した。
地上に降り立ったミサカだが、そこに妹達(シスターズ)であるミサカ10777号がライフルを持って立っていた。
ロシアの学園都市協力機関にいたが、自分達の撤退戦が完了したので後はプライベートな時間を過ごしているのだと言う。
浜面と滝壺の二人は野戦病院にいたが、そこらに散らばっている書類を目にし「クレムリン・レポート」の存在を知ってしまった。
ディグルヴ達のいる集落の近くには冷戦当時の核ミサイル発射サイロがあるらしく、それが影響してエリザリーナ独立国同盟に加入出来ないのだという。
ディグルヴの集落を加入させれば、エリザリーナ独立国同盟はロシアの核発射施設のノウハウを手に入れようとしていると判断され危険視される。
更に見逃せないのはクレムリン・レポートで、占拠されそうになっている各発射施設を取り戻すため、ロシア政府はサイロ付近に細菌を撒くのだという。
浜面達はディグルヴの集落には世話になったので、放って置けないと思い集落を助けにいくことに決めた。
フィアンマの出現させた大天使ミーシャは周辺にいる戦闘機などを圧倒的な力で次々と破壊していた。
当麻は「ミーシャが動けなくなるような核が要塞のどこかにあるはず」、そう考えて要塞を走り回っていたが要塞内でサーシャと遭遇し襲撃を受けてしまう。
一方アクセラレータは突然出現したミーシャをエリザリーナと一緒に眺めていた。突然現れた奇妙な存在にアクセラレータと言えど戸惑っていた。
エリザリーナ曰くまだ要塞は完成していないらしく、フィアンマの狙いは羊皮紙なのでアクセラレータにすぐに逃げろと告げた。
もし反撃したいなら姿を隠せとエリザリーナに言われ、アクセラレータはエリザリーナ独立国同盟からロシア兵を遠ざける為に一旦逃げることにした。
スポンサーリンク
フィアンマの前にアックアが姿を見せた。フィアンマ曰く、大天使は「聖人」でも「神の右席」でも勝てるような相手ではないという。
ありとあらゆる人間をぶつけても勝てるかは謎だというが、フィアンマなら互角に戦えるらしい。
だがアックアはミーシャを止める術を用意しているらしい。一方サーシャは自分を知っているらしき当麻を見て怪しみながらも攻撃をやめた。
サーシャ曰く自分が目覚めた時にはすでに儀式は終わっており、周囲には多数のロシア成教の魔術師がいたが隙を見て儀式場を飛び出したのだとか。
何にせよ天使は魔術的な力の塊であることは間違いない。それなら当麻のイマジンブレイカーで打ち消すことが可能なはず。
なので当麻とサーシャは協力し、ミーシャという天使を打ち砕くその足がかりを探していくことに決めた。
サーシャは儀式場に見たこともない霊装があったことを覚えていた。形を聞いていくとそれはインデックスの遠隔制御霊装と似ていた。
それを使ってミーシャを制御しているのだろうか?と当麻は予想する。一方のフィアンマは大天使を出現させた後、協力者のニコライを切り捨てた。
ニコライは激怒したがこの展開を予想しており怒りを爆発させた結果、部下へ「ベツレヘムの星」への核ミサイル発射の指示を出す。
一方地上ではミサカと一緒にいた妹達(シスターズ)がロシア側の無線を盗み聞きしており、ニコライの核ミサイルの指示をキャッチしていた。
ニコライ=トルストイという人物が地上から要塞へミサイルをぶち込もうとしている、という事実を知ったミサカは驚愕してしまう。
大天使ミーシャ=クロイツェフの体長は2mほど。布で体表を覆い顔には眼も鼻も口もついていない。氷の翼が100前後ついておりその力は強大だった。
学園都市の部隊がその翼で薙ぎ払われていくが、ミーシャを食い止めにキャーリサや傾国の女、ナイトリーダー達が駆けつけてくる。
キャーリサや傾国の女は自身の持っているカーテナやデュランダルにイギリス、フランス国内の力を注いで大天使級の力を手に入れている。
彼女らはお互い争っていた関係だが、世界の危機を前に共闘関係を結ぶ必要があると判断し、休戦してミーシャを撃破しに来たのだ。
だがいくらカーテナやデュランダルが強大な力を持っていると言えど、やはり本物の大天使そのものには力及ばない。
ここでキャーリサは、恐らくはミーシャの存在を維持するために存在しているであろう空中要塞に向けてミサイルを放てと部下に指示を出した。
キャーリサの指示によりイギリス軍はミサイルは放った。やはりそれはミーシャにとっても不都合らしくすぐに要塞へと引き返していく。
その頃当麻は移動用に設置されていたモノレールで要塞内を移動していたが、直後百発以上のミサイルが要塞に向かって飛んでくるのを目撃してしまう。
だが戻ってきたミーシャが猛スピードで要塞に戻ってきて、そのミサイルを片っ端から撃ち落としていた。
その後ミーシャはモノレールで移動する当麻やサーシャを見つけ、当麻の右手を警戒してなのか問答無用で攻撃を仕掛けて来ようとする。
だがここでAIM拡散力場の集合体である風斬が当麻を助けに到着。科学で作られた天使「ヒューズ=カザキリ」が魔術側の天使ミーシャを食い止めに来た。
大きな翼を生やしたカザキリとミーシャはお互い似たような存在だった。そして二人は真正面から激突する。
ミーシャは氷の翼を持ち、カザキリは紫電の翼を持ち、お互いに攻撃を仕掛け激しくぶつかり合う。
暫く戦った後ミーシャは何かを呟き始めた「必要。情報。羊皮紙。入手」と。羊皮紙を持っているアクセラレータ達が車で移動しているのを発見したのだ。
ミーシャはすぐに地上へ落下し、それを追いかけてカザキリも地上へ向かう。ミーシャが羊皮紙の匂いに気づき、それをカザキリが追いかけるという構図に。
二体の天使の接近を見てかなりやばいと思ったアクセラレータは、車の窓枠から身を投げて翼を生やし、ロケットのように二体の天使の元へ向かっていった。
二体の怪物同士の戦いに、アクセラレータというもう一体の化け物が追加されることになる。
アクセラレータはとりあえず二体の間に割って入り、二人の攻撃を反射してみた。
魔術的なミーシャの攻撃は反射できなかったが、科学的なカザキリの攻撃は反射できた。なのでカザキリの攻撃をベクトル操作してミーシャにぶつけてみる。
アクセラレータには二体の天使のどちらが味方かは分からなかったが、自分の反射が通用しないミーシャを先に倒すべきだと判断する。
そしてアクセラレータは今の激突から推測するに、二体の天使はエイワス程の力は持っていないと判断した。エイワスには反撃の糸口すらなかったからだ。
だがここでミーシャは「一掃」という大技を放つ。夜空が瞬き半径2キロと設定された領域の中に数千万の破壊の礫が降り注ぐ。
アクセラレータはその魔術的攻撃を完璧に反射することはできず、まともにくらって大きなダメージを負うが、ミーシャの攻撃はまだまだ終わらない。
スポンサーリンク
フィアンマの元にいたアックアは武力を使わぬ方法でミーシャの力を封じるとフィアンマに告げ、その直後ミーシャの力の総量が三分の一ほど削り取られた。
神の右席である「後方のアックア」は四大天使「神の力(ガブリエル)」を司る存在。そしてミーシャはまさにその大天使「神の力(ガブリエル)」だ。
大天使の力を自分が徹底的に吸い上げれば「神の力(ガブリエル)」の総量は減っていくと考え、アックアは自分の体に神の力を流し込んでいく。
だがアックアは所詮人間。いくら人間離れしているアックアとはいえ、大天使の力を50パーセント程しか体内に吸い上げることはできなかった。
とはいえミーシャの弱体化には成功。その結果アクセラレータの攻撃もまともに通るようになった。カザキリも加勢し二人はミーシャを追い詰めていく。
その頃当麻はベツレヘムの星の要塞最右部の儀式場まで移動していた。
ミーシャを呼び出しその存在を維持する為には恐らく「ベツレヘムの星」が必要なんだろう、と当麻は予想している。
サーシャが怪しげな柱を何本か見つけたので、当麻はそれを片っ端から右手で破壊していく。予想通り、その柱は「ベツレヘムの星」にとって必要な柱だった。
アックアに半分パワーを吸い取られ、当麻に存在を支える核を破壊され、アクセラレータとカザキリの猛攻を受けたミーシャは最後に大爆発を起こした。
カザキリは身に宿している莫大な力をアクセラレータに叩きつけ、アクセラレータはその力をベクトルで操って壁を作り、爆発を球状に取り囲んだ。
アクセラレータのおかげで周囲への爆発の被害は免れた。そして力を吸い上げて力尽きたアックアは地上へ落ち、雪の上で倒れた。
倒れているアックアの元へ浜面が通りがかった。浜面は力を失ったアックアにこのまま諦めるな!とカツを飛ばしてくる。
そう言われたアックアは粘りと強靭な意志をみせ体内で魔力を精製、傷口からの出血を強引に塞いでまた立ち上がった。
そうこうしているうちにフィアンマが当麻の右手を奪いにやってくる。そしてミーシャが撃破されたのに空は暗いままだった。
神の力を出現させて闇にすることで一度空から全ての星を消し、「ベツレヘムの星」だけを空に浮かべたのはフィアンマの狙い通り。
いつのまにかズレてしまった「四つの属性」を再設定する儀式を執り行うためなのだという。
天空をスクリーンに見立てての制御には、かなりの魔術的意味が付加されているのだとフィアンマは言う。
今フィアンマが行っているのは空を利用した大規模術式で、当麻の右手を奪うことでフィアンマの計画は完遂されるという。
フィアンマの基本的な属性は火。しかしその中には最初から「水」「風」「土」を含む四大属性全てを制御する条件が備わっているという。
今までは世界全体の属性の布陣に歪みが存在していたが、今回の術式で歪みを正すことでフィアンマは四大属性の力を自由に扱えるようになっていた。
今まではフィアンマの「第三の腕」は途中で空中分解したりと不安定だったが、今は安定しその腕に莫大な何かが宿っていく。
ニコライの核ミサイル発射を阻止する為に、ミサカとシスターズは車を奪って止めに行こうとする。
一方ロシアの工作部隊は集落に細菌をバラ撒こうとしていたが、そこに学園都市のヘリがやってきて工作部隊の仕掛けた細菌装置を爆弾で破壊してしまった。
爆発の影響で滝壺と離れてしまった浜面はひたすらにさまよったが、自分を追いかけてここまで来た麦野と雪道で遭遇してしまう。
浜面は突然のことに驚いたが、異常な復讐心を燃やす麦野を前にし、ここで決着をつけるしかないと思った。
というわけで「とある魔術の禁書目録21巻ネタバレ!ベツレヘムの星とミーシャ出現」でした。
とある魔術の禁書目録【コミックスネタバレ】
14巻:とある魔術の禁書目録14巻ネタバレ!神上の意味と神の右席の目的
15巻:とある魔術の禁書目録15巻ネタバレ!第2位垣根帝督の強さと目的
16巻:とある魔術の禁書目録16巻ネタバレ!聖人後方のアックアの強さと弱点
17巻:とある魔術の禁書目録17巻ネタバレ!カーテナの能力と強い騎士団長
18巻:とある魔術の禁書目録18巻ネタバレ!キャーリサの真の目的と黒幕
19巻:とある魔術の禁書目録19巻ネタバレ!ドラゴンの正体とエイワス
20巻:とある魔術の禁書目録20巻ネタバレ!謎の羊皮紙とミサカワースト
21巻:この記事
22巻:とある魔術の禁書目録22巻ネタバレ!フィアンマと第三次世界大戦結末
2018年秋アニメのネタバレ一覧はコチラから!