「終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?(略して”すかすか”)」のラノベ2巻ネタバレです!
1巻の最後では<六番目の獣>に命を賭けて勝負を挑みに行ったクトリ達ですが、その後生き延びることはできたのでしょうか。
勝率はヴィレムの予想でも五分五分といったところらしいですし、まだまだこの世界は謎が多いです。
というわけで早速「終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?」ラノベ2巻のネタバレを紹介していきます!
※この記事には「すかすか」2巻のネタバレ内容がガッツリ記載されています。マンガやアニメを見るよ!という方は閲覧にご注意ください。
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終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?(すかすか)は5巻まで続いている人気ラノベ作品です。
コミカライズもされていて、活字が苦手!という方は漫画も出版されています。
アニメでは描ききれなかった部分を知りたい方は、結構違いがあると思いますので原作を読んでみると良いですね。
以下ネタバレを含むので、原作で内容を知りたい方は無料の試し読みもオススメです。
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終末なにしてますか(すかすか)2巻ネタバレ!(前半)
ヴィレムはティフアナ地区のはずれの、放棄された山小屋で仲間たちと集合していた。
ヴィレムはパーティーの1人で勇者の「リーリァ」が、どういった理由で今戦いに参加しているのか知らなかったし、尋ねてもリーリァは理由はないと答える。
リーリァは嘘をついているようにヴィレムは思えたが、結局リーリァが何を考え何を隠していたのか、最後まで知ることは出来なかった。
<六番目の獣>との戦いの後、クトリ、アイセア、ネフレンはもういない。そしてまた次の妖精たちが剣を持って戦いの場へ行ってしまう。
ヴィレムはその現実を受け入れられずにいた・・・、がしかしそれは夢だった。ただ夢ではない部分がある。
戦いが始まってから半月が経過したが、まだクトリ達は帰ってきていない。
ヴィレムはクトリ達の心配をしながら、ちびっこ妖精を映画に連れていったりと日常の世話をしていた。
だがやはりクトリ達が心配なので、そろそろ無事かどうか連絡が来てもいいのではないか?と、ナイグラートに尋ねに行く。
クトリたちからはもう半月も連絡がないが、実はナイグラートも詳しい状況は知らないという。
連絡がまだない理由として、今回クトリ達は自爆しない戦略に切り替えて戦っているので、ある程度長期戦になるのは目に見えていたからだ。
ナイグラートも毎日心臓をバクバクさせながら三人の帰りを待っている。
しかし施設にいる少女たちが普通にしているのに年長者がうろたえていてはいけない。
そういう心持ちで日々を過ごしているらしく、それを聞いたヴィレムも落ち着かないが納得はしてしまう。
落ち着かない時は無理に忙しくするのもひとつの手だと言われたヴィレムは、ナイグラートに行ってほしいところがあると用事を頼まれた。
倉庫の少女の妖精「ティアット」が特別な夢を見た。行ったことのない、見たことのない、会ったことのない誰かと話したという夢。
普通ならただの夢と思ってしまうが、妖精たちには目を覚ました瞬間今のが特別な夢だと分かるらしく、それを「兆し」と呼んでいる。
ヴィレムは飛空艇に乗り、ナイグラートに頼まれた用事の為に11番浮遊島、コリナディルーチェ市に向かった。
浮遊大陸群(レグル・エレ)の中で最も古い都市であり、ヴィレムの同行者にはティアットがいた。
街を歩いているとヴィレムは何者か、複数人からの害意を感じた。まるで抗争が始まる前のような緊張感・・・。だがヴィレムは気にせずに街を歩いた。
この街に来た理由は医者にティアットの身体の調整をしてもらう為だった。妖精はある程度成長してから遺跡兵装が使用できるようになる。
「兆し」となる夢を見た妖精は、成体妖精兵として戦えるように身体を調整するのだと医者は言った。
その直後、街の旧貴族派の若者集団で結成したという騎士団が、町中で火薬銃をぶっ放しており、その爆音が聞こえてくる。
縄張り意識の強い獣人が、現市長の政策に納得出来ずに暴れまわっているという物騒な話。
その後ティアットの診断結果が出て、特に問題なかったことが分かり、ここでヴィレムは医者から、妖精たちは全て転生体であるという事実を知らされる。
つまり妖精たちは誰かの魂を受け継いで転生するので、別の誰かの記憶が人格や肉体に悪影響が出ることもあるのだという。
とりあえずティアットの施術には丸一日くらいかかるので、ヴィレムは宿を探しを始めた。
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偽装ではあるが、ヴィレムは二位呪器技官という肩書があるので、軍専用の仮眠室で休むことが出来た。
その後暇を見て外に散歩に出かけると、狼徴人(リユカントロポス)の娘とぶつかり、その後女性はライムスキンが今どこにいるのかを尋ねてくる。
ヴィレムはライムスキンは今交戦中だと教えてあげたが、その直後に辺りからどよめきが聞こえる。
近くの兵士たちが騒ぎ出したのでヴィレムが事情を尋ねると、15番浮遊島での戦いは敗北したと言われる。クトリ達は負けた・・・。
ヴィレムはその言葉を聞いて目の前が真っ暗になったが、その直後ボロボロな状態のクトリ、アイセア、ネフレンが歩いてくる。
その横にはライムスキンもいた。ヴィレムはクトリ達の無事が分かり咄嗟に抱きついてしまったが、何とか三人共無事に帰ってきたのだった。
クトリ達と<六番目の獣>の戦いの詳細。
クトリが相当強くなっていたので<六番目の獣>には順調に勝てそうだったが、何回も殻を脱ぎ捨てて強くなる相手だけに中盤は苦戦続きで217回目。
殻の中から<六番目>以外に他の<十七種の獣>が出現し、正直どんな敵なのか、戦って勝てるかも不明だった。
だが<十七種の獣>は翼を持っていないので、浮遊島ごと地上に叩き落とし、とりあえずの脅威は払った後クトリ達は撤退した。
クトリ達から戦いの詳細を聞いて作戦室を出た後、さっきヴィレムとぶつかった獣人の娘がライムスキンに声をかけている。
獣人の娘はライムスキンの友人の娘で、自分の父宛に式典をとりやめなければ命を奪うという手紙届いたので、どうにかしてもらうよう頼りにきたのだ。
ライムスキンは敗戦の後処理で忙しく、この件の解決をヴィレムに任せた。ヴィレムは嫌がったが、結局獣人の娘の力になることにした。
獣人の娘の名は「フィラコルリビア・ドリオ」、フィルと呼ばれている。父はコリナディルーチェ市の現市長。
父は成り上がり商人で、市長という制度が導入されたのはほんの十年ほど前のこと。
この街にいるかつての貴族たちを中心に、現在の政治体制に不満を抱える者も多いので、成り上がり商人の市長など許せないという者が多い。
父を失脚させ旧貴族の縁者を市長の座に据えようとする一派が脅迫し、市の伝統と歴史を穢すものだとして、父を排除しようとしていた。
来週の末に中央聖堂の改築が終わるのを記念して式典が開かれるが、そこで手先の騎士団を使ってその場を襲撃するつもりだった。
だがその前にティアットの身体検査が終わったので、ヴィレム達は迎えに行くことにした。
ヴィレムはフィルにこの街の観光案内を頼み、皆で名所を巡っていたが、道中で突然物騒な男が声をかけてくる。
猫系の獣人でスーツ姿、後ろに5人の若者を従え、周囲も部下で完全に囲まれていた。男たちは噂の騎士団であり、フィルの後をずっとつけていた。
実はヴィレムも気配をずっと感じていたので、フィルと一緒に行動し、人気のないところまで移動して誘い出したのだ。
ヴィレムはこの獣人達はただ雇い主に傭兵として動かされているだけで、本当は市長のことなんてなんとも思っていないことを見抜いた。
そこでヴィレムは「スポンサーを売れ」と交渉を仕掛けてみる。獣人達の何人かは動揺し火薬銃を握ろうとしたが、石つぶてを投げてヴィレムが発砲を阻止。
小石を軽く放っただけだが、獣人たちには魔法に見え、あっさりと獣人達は依頼主となる旧貴族の名前と、反社会的行為を指示した証拠も売ってきた。
これで式典での襲撃の心配もなくなり、ライムスキンの命令も完遂した形になったが、フィルはヴィレムのそのやり方が気に食わなかったらしい。
ヴィレムの頬を叩いてからフィルはお礼だけ言って去って行く。
ヴィレム達は倉庫に戻る為に飛空艇に乗ろうとしたが、ここで兎徴人(リユカントロポス)の一位武官の男に突然声をかけられた。
男は「大賢者スウォン・カンデル」の名前を出したが、ヴィレムもその名前を聞いてぴたりと足を止めた。
遺跡兵装の調整ができるヴィレムはとても貴重なので、ヴィレムの技術と扱いについて、大賢者に会わせたいのだという。
ヴィレムはその大賢者スウォン・カンデルという名前を知っていた。むしろ忘れられない名前のひとつだった。
ヴィレムは断れそうにない雰囲気を感じ取り、兎徴人についていくことにした。クトリ達には軍の兵士が護衛につき、飛空艇で施設に戻った。