「ロクでなし魔術講師と禁忌教典」3巻の内容ネタバレです。
2巻ではグレンのクラスが魔術競技祭で優勝し、リィエルとアルベルトというグレンのかつての仲間も登場しました。
そして3巻ではそのリィエルが再度登場しますが、まだまだ天の智慧研究会はルミアを使って悪巧みを考えていそうです。
というわけで今回はロクでなし魔術講師と禁忌教典3巻のネタバレ内容を紹介します!
※この記事には「ロクでなし魔術講師と禁忌教典」3巻のネタバレ内容がガッツリ記載されています。
マンガやアニメを見るよ!という方は閲覧にご注意ください。
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目次
「ロクでなし魔術講師と禁忌教典」の試し読みは?
ロクでなし魔術講師と禁忌教典は8巻まで続いている人気ラノベ作品です。活字が苦手!という方は漫画も出版されています。
アニメでは描ききれなかった部分を知りたい方は原作を読んでみると良いですね。
以下ネタバレを含むので、原作で内容を知りたい方は無料の試し読みもオススメです。
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「ロクでなし魔術講師と禁忌教典」3巻の内容ネタバレ
序章 ボクが編入生を受け入れることになったワケ
グレンはリック学院長からクラスにリィエルが編入生がしてくることを告げられた。女王陛下、帝国政府直々に指令を下されグレンのクラスに編入してくる。
隠れ王女であるルミアを護衛する為に配属されたのだ。しかも珍しい異能者であり、テロリスト集団に狙われているという理由もある。
「天の智慧研究会」がやっきになって欲しがるくらい、リミアは珍しい異能者なのだ。
そこに帝国最強クラスと言われる帝国宮廷魔導師団の一員「リィエル」が派遣されたのだ。はっきり言うとグレンは目を疑った。
護衛というデリケートな任務に、脳筋女と名高い(?)リィエルが選ばれるとは思っていなかったからだ。グレンは名前を見て一気に焦る。
第一章 嵐と共にやってきた編入生
リィエルは夢を見ていた。血を流しながら雪の中を歩き、手足の感覚もなく、命が燃え尽きかけているのを感じている。
かつてリィエルはある魔術結社で働いていた。組織に兄を人質にとられていたのもあり、命じられるまま組織に敵対する人たちの命を奪ってきた。
他に身寄りのないリィエルにとって兄は唯一の肉親。だが兄は「あいつ」に命を奪われた。そして兄がいなくなった今もリィエルは仕事を続けている。
気づけば敵に致命傷を負わされ雪の上に倒れてこんでいた。その後もここに至るまでの逃走劇で組織の追手と何度も交戦を繰り返し、傷を負っている。
もうだめだと雪の中で意識を失いそうになったその時、突如駆け足で雪を踏みしめ男が近づいてくる。その男は容姿が自分の兄にそっくりだった。
リィエルが意識を取り戻した時にはベッドの上におり、そこにはアルベルトとグレンがいた。
アルベルトはグレンがリィエルを連れてきてしまったことを不快に思っているようだった。
グレンは名前を名乗り、リィエルも名乗った。これが兄によく似た人、グレンとの出会いであった。
この前の魔術競技祭の一件で、リィエルはグレンと再会できたことを喜んでいた。また暫くグレンと一緒にいられると思うと心地よく感じている。
システィーナとグレンは、魔術戦の早朝特訓訓練を開始していた。これは二人だけの秘密になっっている。
魔術の素質は優れているが、今のシスティーナにはグレンのようにルミアを守る力はない。
だからいざという時にルミアを守れるように、システィーナはグレンに魔術戦の手ほどきを求めた。しかしその日以来早朝訓練でやっていることは拳闘である。
なぜ魔術戦の特訓を希望したのに拳闘なのか、納得行かないシスティーナだが、グレン曰く拳闘も魔術戦も根っこの部分は同じだという。
この修行法に疑問を持つシスティーナだが、グレン曰くこの修業はセリカ直伝で自分も通った道なのだという。
そしてシスティーナが本気であるなら、グレンは軍用魔術を教える気もあった。
特訓後にルミア、システィーナと一緒に登校するグレン。しかし突然リィエルが走ってきてグレンに大剣を振り下ろしてくる。
グレンは青ざめた顔で白刃取りに成功するが、リィエル曰くそれは挨拶だという。ここでグレンはシスティーナとルミアにリィエルのことを紹介した。
帝国宮廷魔導師団に所属していた時の同僚であることも。グレンはクラスの皆に編入生が来たといってリィエルを紹介する。
リィエルは小柄で人形のように整った容姿をしているため、特に男子生徒は色めきだった。
だがリィエルは深刻なコミュニケーション能力で、自己紹介はあまりできず、、グレンは冷や冷やしながらリィエルの自己紹介を見ていた。
やがてリィエルに興味を示した生徒たちから、家族はいるのか?という質問があがる。リィエルは兄がいたと答えようとするが、ここで言葉に詰まってしまう。
グレンが生徒たちにリィエルには今身寄りがいないことを伝えると、クラスメイトは尋ねてはいけないことを質問してしまったと、罪悪感に包まれた。
リィエルはその後、「グレンはわたしの全て。わたしはグレンの為に生きると決めた」とかなり意味深な発言をしだした。
クラスの男子は羨ましさにグレンに罵声を浴びせ、かなり混沌とした空気に包まれ、グレンもどうしてこうなってしまったのかとパニックになってしまう。
第二章 混沌としていく日常
グレンは魔術の実践授業を校外で行うことにした。魔法を放ち遠くにいるゴーレムが持っている的に、コントロールよく当てることができるかというもの。
このクラスではシスティーナ、ギイブル、ウェンディの三人が特に優秀で、他の生徒は大体どんぐりの背比べといった状況。
クラスの皆は編入生であるリィエルの実力に注目していた。だがリィエルは軍時代も黒魔法が苦手で、結局今回の実践も的にかすることすらできなかった。
ここでリィエルは「ショックボルト」ではない魔法でもよいか?とグレンに尋ねる。特に問題はないので、グレンは他の魔法で的を狙ってもよいこととした。
この直後リィエルは長大な十字架型の大剣を出現させた。錬金術による高速錬成で競技場の土から鋼の大剣を瞬時に作り出す。
そしてその大剣を的に向かって投げ、ゴーレムごと破壊してしまう。
こうしてグレンのクラス2組のリィエルに対する印象は「危ないやつ」「怖いやつ」「変な奴」という良くない評価になってしまった。
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けれどクラスメイトもあえて無視しているわけではなく、単純に無表情で圧倒的な能力を見せたリィエルに対し、どう接するべきか分からないでいた。
確かにリィエルの生い立ちは少々特殊で、今まで普通ではない環境で生きていたので自分が何したかも把握していない。
一応戦友だったよしみで、グレンはリィエルの日常生活をフォローしてあげることにした。
だがルミアとシスティーナが気をつかい、馴染めないリィエルを昼食に誘い出す。
同学年の生徒と付き合うことで、リィエルが精神的成長をするかもしれないので、もしかしたらこういうのもありなのかもしれないとグレンは期待もしていた。
食堂に到着するとリィエルはまず見慣れない光景に動揺する。軍にいた時は殺伐とした空間で体のメンテナンスの為に食事をするだけだった。
しかし食堂では生徒たちがにぎわいながら昼食をとっている。ルミアは興味深そうに苺のタルトを頼み、黙々とそれにかじりついた。しかも六個目。
実は登校中の奇襲や、先程の実践授業で見せた大剣などで恐怖していたシスティーナだが、だんだんとリィエルのことが愛らしく見えてきていた。
そこにカッシュとセシルの男二人組みが現れ、カッシュは先程の授業でリィエルが見せた錬成術についてどうやったのか尋ねてくる。
「リィエルは暇な時に教えてあげる」と答えた。これで空気がほぐれたのか、ウェンディ達も食事に参加してくる。
カッシュはリィエルという新しい仲間が爪弾きになっているのを放っておけなかったので、話しかけにきてくれたのだ。
物陰からリィエルの様子を見つめていたグレンだが、今のところ意外と上手くいっているので安心して見ていた。
リィエルは夢を見る。それは幼き頃の夢。自分がまだ天の智慧研究会にいた時の頃。リィエルは組織の鍛錬中に仲間の命を奪ってしまった。
仲間同士まで命の奪いあいをさせる組織に、兄の親友は怒っている。
だが身寄りのない孤児である自分たちは、組織の助けなしには生きられないのも事実なのだ、と言ってリィエルの兄は親友をなだめていた。
リィエルは自分自身のことを、一日ごとに人形のような別の何かに変わっていくようで、怖いと感じていた。
だがそんなリィエルを兄は励まし、いつか組織から抜け出そうと言ってリィエルを励ました。
そんな夢を見ながらリィエルは目を覚ました。机の上で居眠りをしていたらしい。
リィエルが魔術学院に来てから1週間が経過。グレンの杞憂は終わり、リィエルはシスティーナたちのお陰で何とか生活できていた。
更にリィエルが以前見せた錬成術に興味を示した生徒も多いが、、内容が高度すぎて理解できないものも多かった。
かろうじて分かる生徒たちには感服したような表情も見られる。
実際にリィエルが一瞬で大剣を作り出した光景を目にしたから信じられるが、理屈だけ教えられても到底信じられないような高度の理論だったのだ。
しかもこの術式は帝国軍にも配備されていない術式。どこでこんなことを習ったのだろう?という疑問がシスティーナの脳内に浮かび上がった。
その時ギイブルが荒々しく席を立ち、そんな風にして遊んでいる暇があるなら帰って魔術の勉強でもしろと言って、イライラした様子で去っていった。
グレンはその光景を見ていて、確かにこうなることは納得ができた。誰もがリィエルのような得体の知れない人物を受け入れられるわけがないと。
最初の授業で大剣を錬成し、的を持っていたゴーレムごと木っ端微塵にしたリィエルに対し、内心絶対に敵わないと思っている生徒も多い。
あまりにも常識がないため、グレンは冷や冷やしながらリィエルを見守っていた。
しかしリィエルにとっては真新しい日々であり、何かを得ながら生活していて、まんざらでもなさそうな様子だった。
第三章 遠征学修旅行、出発
帝国白金魔導研究所の所長バークスは、なぜ天の智慧研究会に自分の入会が認められないのかエレノアに苦情を言っていた。
天の智慧研究会が計画している「Project:Revive Life」という計画に、自分が未だ受け入れられていないことに激怒しているバークス。
バークス曰く、この計画は錬金術師シオンという存在がいたからこそ成功するものと言われているが、今そのシオンはいないという。
しかし天の智慧研究所はそのようなことも知らずシオンをないがしろにし、プロジェクトの成果を残せなかったのだとバークスは言う。
だがルミアという感応増幅者がいれば、問題なく計画が成功する見立てがあるとエレノアは答えた。
押し黙っているバークスの元へ、エレノアは最高の協力者を紹介すると言って、青色の髪をした青年を紹介する。
これからグレンのクラスは遠征学修が始まる。魔導研究所に趣き、見学と魔術研究に関する抗議を受講するという必修講座だという。
今回グレンのクラスが赴く研究所は白金魔導研究所だ。グレン引率の元遠征が始まる。
途中船を待つ時間にシスティーナたちにチャラチャラした男が声をかけてくる。ナンパを冷たい態度であしらうが男はとてもしつこい。
その内グレンが来て男をどこかへ連れていったが、実はその男アルベルトだった。アルベルトは任務のためならこのようなナンパ師を演じることができるのだ。
ルミアの護衛であるリィエルは囮であり、実は本命の護衛はアルベルトとのこと。
しかし隠れて護衛しなくてはならないはずのアルベルトがグレンの前に姿を現したのはなぜなのか。
ここでアルベルトはリィエルには気をつけろと忠告してくる。アルベルトはリィエルのことを今すぐにでも処分するか封印すべきだと思っていると告げた。
そう警告しアルベルトはその場を去る。グレン達は船でサイネリア島へ到着。遠征は約10日間、クラスは宿に到着しこれからの日程に備える。