西尾維新作「終物語下巻 まよいヘル」。これまで上巻・中巻とネタバレを載せてきました。
終物語がアニメ化されているのに、下巻を載せないでどうする?ていう訳で、下巻のネタバレもしていくしかないですね。
ていうか、したい!!!この面白さを皆様に伝えたい!!
今回は終物語の下巻が3タイトルに分かれているということで、1つ目の現世から成仏した八九寺のまよいヘルからネタバレしていきましょう。
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目次
終物語下巻あらすじネタバレ!
まよいヘルは阿良々木の吸血鬼化を取り除く話です。そのために地獄に一度落ちる阿良々木の前に八九寺が登場します。
まよいヘル その① 八九寺との再会
時は受験当日。阿良々木は受験の本番まで、日課として毎日北白蛇神社で参拝をしていた。
北白蛇神社の階段を登り切った阿良々木は、そこで一人の女の子を目にする。
「八九寺?」
そう、そこに立っていたのは、ルールを守らない者を罰する暗闇の事件で成仏していった八九寺であった。
阿良々木は自分は大人になったから、八九寺とじゃれあう心情は無いと長々述べて、仕方ないから八九寺に付き合ってやるかと言って嬉しそうに八九寺に抱き着く。
これはいつも通りの流れであるので、本題に戻ろう。なぜここに成仏していった八九寺がいるのか?
その② 阿良々木地獄に落ちる
八九寺に質問してみる。すると八九寺の回答は、私は現世に戻ってきていない。そして、阿良々木と八九寺がいるのは北白蛇神社では無いと答える。
よく見るとその場所は、八九寺と阿良々木が初めて会った浪白公園であった。八九寺の説明で阿良々木はなぜここにいるのかを知る。
ここは八九寺のいる地獄。親より先にこの世を去った者は、罪人と扱われて、天国にはいけない。
阿良々木が八九寺のいる場所に来ているということは、つまり阿良々木は知らずのうちに現世で命を落としていたのだ。言うまでもなく、阿良々木は悲鳴を挙げた。
だが、八九寺が阿良々木の目の前に現れたのも偶然ではなく、この場に阿良々木を送った張本人の臥煙から依頼されていたからである。
その③ 八九寺の道案内
忍とのリンクにより吸血鬼化の強くなってきてしまった阿良々木を妖刀「心渡」で一度地獄に落とし、完全な人間に戻してから対となっている「夢渡」を使って生き返らせるという考えがあった。
その道案内をすることを頼まれたのが、八九寺なのだ。事情を知った阿良々木は、早速八九寺の案内で元の世界へ向かうことに。
その道中は阿良々木が作り出した背景となり、阿良々木が忍と出会った時期から現在までに関わった者との初めての場所が描かれている。
だから八九寺とは浪白公園で出会い、忍とは道端、羽川・戦場ヶ原は学校で初めて会った姿で登場している。
神原が登場しない理由は阿良々木から関わったのでは無く、直接神原から接触してきていたからである。
そして、最後の目的地、地獄にある北白蛇神社の階段では千石とすれ違う。道案内を終えて地獄にある北白蛇神社に到着するとそこには人影が・・・。
その④ 地獄の手折正弦
そこにいたのは斧乃木余接により、消された臥煙ネットワークから外れている手折正弦であった。正弦がいることに動揺する阿良々木。無理もない。
しかし、話しかけてきた正弦は驚くほど、穏やかであった。
そして、正弦がなぜいるのか八九寺に質問する阿良々木であったが、臥煙の依頼を伝達してくれたのが、正弦だったという。
相手は不死身の怪異退治の専門家なのであるから。警戒する阿良々木ではあるが、もう正弦の敵の対象ではないので、生前のことは水に流そうと言っている。
吸血鬼性がここに来たことによって、無くなったからである。そして、正弦は親切にも自分の知っていることを阿良々木に説明しようと言ってきている。
最初に話たのは、神原と阿良々木の妹2人を正弦が連れ去った事件についてである。
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その⑤ 不死身の正弦 陰で動く忍野メメ
あの事件で正弦に課せられていた使命は斧乃木に消されて、先にこの世界に来て阿良々木を生き返らせる準備をすることだったという。
厳密に言うと正弦はそれ以前にこの世界にすでに来ていて、あの時阿良々木と斧乃木が会ったのは正弦の憑依した人形。
実際臥煙ネットワークから外れた、不死身の怪異専門の正弦からしたら阿良々木と忍は格好の的であったが、なぜ攻撃をしなかったか?
それにはある者から誘拐事件の依頼をされる前に正弦と臥煙の仲介に入った忍野メメの存在があった。
忍野メメが阿良々木と忍の安全性を正弦に保証していたのである。阿良々木が忍とは関係無く、独自で吸血鬼化した場合を予想して保険もかけていた。
そして、吸血鬼退治の依頼が来た時は臥煙と連絡を取って欲しいと頼んできた。その全てが忍野メメの予想通りになった訳だ。
その⑥ 阿良々木・八九寺現世へ帰還 敵の正体は忍野扇?
全ての話を終えた正弦は、空を見上げる。空からは一本の紐が垂れてきていた。どうやら阿良々木の迎えが来たようだ。
阿良々木は生き返るギリギリまで、正弦に話しかけた。断ろうとすれば断れた吸血鬼退治の依頼をなぜ引き受けたのか?
それには、臥煙と相談し、「敵」の思惑通りに話を進めてみようということであった。
実際、狙われたのは阿良々木と忍であったはずだが、正弦が「敵」と呼ぶのには、貝木・影縫・忍野メメが行方をくらましたことに繋がりがあったからである。
理由を聞いた阿良々木は、生き返るために空から降ってきた糸をつたって生き返る。その際、自分が生き返っていいのか?
他に生き返るべき者がいるのではないのか?と考えて生き返る寸前に八九寺を足で挟み、一緒にこの世に連れてきてしまう。
この世に戻ってくる阿良々木に最後に正弦は伝えたことがあった。
それは、正弦に依頼をした「敵」の名前。・・・忍野扇と。
その⑦ 阿良々木復活のファインプレー
生き返った阿良々木は気が付くとそこには臥煙がいた。そして臥煙の首元には、阿良々木とのリンクが消えて、全盛期の姿に戻った忍が爪を立てて立っていた。
阿良々木が生き返らない時には、と言うことで臥煙は忍に狙われていたのである。
「忍は心配させおって、しかも少女を一人地獄から連れてくるとはむちゃくちゃだ」と言う。
しかし、臥煙が言うには、八九寺を連れてきたのは、阿良々木のファインプレーだったらしい。
地獄にいた時間はこの世では止まっていたので、阿良々木は受験に向かい話はまた明日と言うことになった。
キャラ考察と感想
人間を一度地獄に落として、また戻すとは、なかなかぶっ飛んだことをしてくれましたね。
手折の不死身の方法や忍野メメについての話も久しぶりで面白かったです。それ以上に八九寺の復活がうれしいです。好きなキャラだったので。
でも八九寺真宵の復活は、微かに期待していました。まさかこんな形で、復活を遂げるとは思いませんでしたが、これぐらいしか方法はなかったでしょうね。
八九寺のキャラクターは最初登場した時は「あなたのことが嫌いです。」といきなり生意気なセリフからでした。
阿良々木が八九寺を助けるために事故に会う前の目的の母親の家までたどり着かせてからのキャラは変わりました。
それからの八九寺は、あの小ささで阿良々木の相談役的な存在。実際の年齢は阿良々木より年上ですけど。
鉄板の名前間違え「かみまみた」の後、今日は何かあったんですか?と察して相談にのってあげる。
そんな小さくて可愛く、可哀想な所もある八九寺を阿良々木も好きになっちゃったみたいですね。
逆に八九寺も阿良々木が好きだから道案内を引き受けたのでしょう。復活したのであれば、ここからの続編では、まだまだ登場の期待が出てきます。
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まとめ
とりあえずの形で前半のまよいヘルだけネタバレしてみましたが、近日中に必ず全タイトル完成させたいです。
ネタバレを見に来てくださった皆さん。ありがとうございます。ひたぎランデヴーと扇ダークを楽しみにしていてください。
以上「終物語下巻あらすじネタバレ!まよいヘルのキャラ考察と感想」でした。
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