画像参考元:http://gangsta-project.com/
9月に放送終了したテレビアニメ「GANGSTA」。
ですが、ウォリックの生命はどうなってしまったか?もイマイチわからなくて続きがあるような終わり方をしていましたね。
しかしアニメ2期の可能性は絶望的です。
理由は2つ。今から紹介していきます。
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目次
アニメ2期はない理由
それでは、アニメ2期制作されない可能性が絶望的な理由2つを1つずつ説明させていただきたいと思います。
その1 GANGSTAを制作していた会社・マングローブが倒産
アニメ制作会社・マングローブが9月末に破産申請を出しました。事実上の倒産です。
マングローブは『サムライチャンプルー』が国内外で人気を博しました。それ以降も『神のみぞ知るセカイ』や『カーニヴァル』のアニメ化も手掛けていました。
制作会社が倒産したということは、GANGSTAの続編が今のスタッフ陣で作られることはないでしょう。
実は別の制作会社がアニメの続編を手掛けるパターンもあります。
『GUNSLINGER GIRL』などがいい例です。
1期はマッドハウスが制作。その続きの2期からアートランドに代わり、スタッフも一新しました。
その結果、同じ作品とは思えない変容を遂げてしまいましたが、他社引継ぎパターンの実例です。
しかしGANGSTAには続編の制作を申し出る会社は出てこないでしょう。
なぜなら円盤が売れていないから!
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その2 GANGSTAの円盤が売れていない
アニメが2期を制作するかしないかを決める基準としてBD・DVDの売り上げがあります。
売り上げが悪いと、2期は作られません。特に1巻の初動売り上げを重視されている様です。
そしてGANGSTA1巻の初動売り上げは1857枚!
何故こうも売れなかったのか…理由は単純だと思います。
設定だけでストーリー性が少ないですよね、このアニメ。
GANGSTAはヴィジュアル的にはカッコいい!けれどそれだけです。
これは原作漫画の問題かと思います。
作者のコースケはGANGSTAが初連載で、連載前に手掛けた短編が2本しかない方です。
画力が高い割に作品作りが拙く、広江礼威、峰倉かずや、平野耕太などの先行作家の影響をダイレクトに受けたままの状態で、それらを自身のオリジナリティへと昇華する暇もなくアウトプットしてしまっている印象を受けます。
中でも三輪士郎の『DOGS』シリーズ(集英社)の影響が色濃く、ヴィジュアルだけでなくキャラクター設定まで似ています。
コースケが三輪士郎のフォロワーであることは明らかです。
『DOGS』(三輪士郎/集英社)より
先行作品から影響を受けることは悪いことではありません。むしろ何の影響も受けていない作家なんていないでしょう。
創作物は作家が、他の作家・作品の影響を受けつつ、今までの作品には無かった作家性や表現を更新する所が面白いのです。
しかし、GANGSTAには、そういったオリジナリティや斬新なポイントが見られない。
だからこそ視聴者の購買欲を掻き立てられなかったのでしょう。
アニメ放送のタイミングも悪かったと思います。
「自営業のイケメン2人組が(超人相手に)バトルアクション」をする作品は、これまでにもたくさんありますが、つい最近も『ハマトラ』がありました。
こちらの2人は探偵ですね。
更に「何でも屋のイケメンが超人相手にバトルアクション」で有名なのが『銀魂』です。
GANGSTAは「この手の作品、最近観たぞ」と言われても仕方がないタイミングでの放送でした。
まとめ ~『@バンチ』作品のアニメ化は鬼門かもしれない~
ちなみにGANGSTAが連載されている『@バンチ』(新潮社)のアニメ化作品は他にもあります。
みなさま『BTOOOM!』を覚えていらっしゃいますか?
孤島に送り込まれた人たちが爆弾を使って『バトルロワイヤル』な作品です。
こちらも2期があるかの様な終わり方でしたよね?
でも2期はいまだに作られておりません。
BD・DVDの初動売り上げが345枚という数字を叩き出してしまったからでしょう。
『@バンチ』は、つまらない雑誌ではないと思うのですが…。
『軍靴のバルツァー』や『女子攻兵』『エリア51』なんて面白いですよ。
以上
「GANGSTAアニメ2期はある?円盤と制作会社倒産から考察」
でした。