「ピアノの森」コミックス9巻の内容ネタバレです。
8巻ではオーストリアにいた雨宮が日本に帰ってきてカイと再会しました。しかし雨宮はスランプの途中。
カイから逃げてピアノを続けてきたことがスランプの原因だった雨宮は、久しぶりに会い、成長したカイと一緒に過ごすことで何を思うのでしょうか。
というわけで今回は、その「ピアノの森」のネタバレ内容をアニメを先取りして紹介したいと思います。
※この記事には「ピアノの森」9巻のネタバレ内容がガッツリ記載されています。マンガやアニメを見るよ!という方は閲覧にご注意ください。
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「ピアノの森」の試し読みは?
「ピアノの森」は全26巻で完結している人気作品です。
アニメでは原作の内容を元に描かれてはいますが、もっと続きを知りたい方や詳しい内容を知りたい方は原作を読んでみると良いですね。
この記事は以下ネタバレを含むので、原作で内容を知りたい方は無料の試し読みもオススメです。
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「ピアノの森」コミックス9巻の内容ネタバレ!
カイは学校へ行った。その間雨宮は留守番をしていたが、カイにピアノを習っている「大貴」という男の子がカイの家を訪れてくる。
大貴は自分が作曲した曲を雨宮に弾いて聞かせた。次に大貴は雨宮にピアノを弾いてみるよう言ってくるが、今スランプ中の雨宮はあまり弾く気になれない。
だが雨宮は感情のままにピアノを弾いてみると、目からは涙がこぼれ、自分はこんなにもピアノが弾きたかったのか・・・と実感してしまう。
雨宮は21日ぶりにピアノを弾くことが出来たのだ。その後雨宮は帰ってきたカイと一緒に阿字野のピアニスト時代のビデオを見た。
カイは今まで阿字野のビデオを見たことがない。初めて目にした阿字野のピアノは明らかに自分の知っている阿字野壮介ではなく、ただただ凄かった。
画面の中で鳴り止まない拍手に包まれている若き日の阿字野。雨宮はこのビデオを見てから阿字野のピアノを真似るようになった。
そうしたら自分の先生に叱られてしまったらしい。少年の頃のカイも阿字野の真似をしてしまったことがあったので気持ちは分かっていた。
雨宮は最後に今のカイのベストのピアノが聞きたいとカイに頼んだ。雨宮はカイのピアノを聞くために日本に戻ってきたのだ。
雨宮は5年前のコンクールのことや、留学を口実にしてカイのピアノから逃げたこと。
そしてピアノが引けなくなってしまうまでずっと「カイのピアノ」を封印していたこと。
それらを一番言いたくない、一番知られたくないカイに告白した。自分はもうカイから逃げたくない、とまで告白した。
カイは神経を集中させ静かにピアノを弾き始めた。選曲はリストの「ラ・カンパネラ」。それは何とも悲しい、なんとも優しい音だった。
雨宮が聴いたことのないレベルのカンパネラ。雨宮の先生が優れた音楽家は例外なく優れた技術と音楽性の両方を併せ持っていると言っていた。
先生の言っていた音楽家にもうカイは到達してしまっていた。自分はこれを越えなければならないのか?雨宮はカイをまた脅威に思ってしまう。
雨宮はカイの演奏4分30秒を逃げずに受け止めた。いつかこのカイのピアノを必ず超えてやる、そう決意した。
その後カイはバイトに行ったが、終わって自宅に戻ると雨宮は置き手紙と阿字野のビデオを残して去っていた。
急用を思い出したことや、次に逢う時は自分のピアノを聴いてほしい、そう書かれていた。
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カイはまた阿字野のビデオを見た。これだけの腕がありながら、それを失って耐えられるものなのか・・・、そう考えるとカイの目には自然に涙がこぼれた。
カイは心の底から阿字野を尊敬していたが、そこに阿字野本人が現れる。阿字野は若き日の自分のピアノを超え、世界を超えろ、とカイに言ってくる。
雨宮は自宅に帰ってから父洋一郎のピアノリサイタルを聴きに行った。実のところ雨宮は洋一郎のピアノを今まで敢えて聴かなかった。
それは自分のピアノの欠点を父のピアノに見るような気がしたからだ。自分のピアノには個性や華がない。
どうしても超えられない壁を父のピアノに感じたくなかったのだ。しかし洋一郎のピアノは癒やしのピアノと言われており、病人や妊婦に人気がある。
そして息子雨宮の見てる前で洋一郎がピアノを弾き始めた。
久しぶりに聴いた洋一郎のピアノは雨宮に興奮や衝撃は与えなかったが、誰のピアノよりも雨宮の心を落ち着かせてくれた。
このピアノを子守唄代わりに聴いて育ったのだ。今まで自分は父のピアノの何を聴いていたのだろうか?そう雨宮は自分を責めた。
父のピアノは大きく、自分のピアノなど足元にも及ばなかった。雨宮は洋一郎のピアノに感動し、いつまでも聴いていたくなった。
演奏の後雨宮は洋一郎の元へ行き、自分は自分自身でピアノを弾くことを選んだんだ、と力強く父に告げた。
洋一郎は一皮むけた息子の姿に感動し、人目もはばからず「ガンバレ」と声をかけ、雨宮は心機一転オーストリアに戻った。
彫師の冴は毎週日曜日になると、自分へのご褒美としてP☆クラに足を運んでマリアのピアノを聴きに行っていた。
マリアのピアノを聴いて一週間の疲れを癒やす。そんな生活をもう一年以上続けていた。運が良ければ演奏の後マリアと話もできた。
マリアの正体はカイではあるが、カイは自分の正体を明かさずマリアとして冴と女同士で飲みにも行っていた。そして今日も。
だがカイは自分の限界以上に飲みすぎて路上に座り込んでしまった。冴はマリアを女だと思っているので自分の家に連れて行くことにした。
だがカイは冴の家についた後、これ以上騙してはいけないと思い、自分が実は男であることを冴に告白した。
冴はカイが謝ってきたので別段責めもせずにその話を受け入れた。逆に冴も年齢を偽ってP☆クラに足を運んでいたのでそれを謝ってくる。
P☆クラは未成年は出入り禁止なのだ。ちなみに冴は18だった。15の時から彫師として働いている。
カイは自分の本名が「一ノ瀬海」で、性別も男、恋愛対象は女、れっきとした男性であることを明かした。
冴はとっくにマリアに恋をしていた。だからマリアが男性になっても、強引に迫られても抵抗などできなかった。そしてこの日二人は恋人同士になった。
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番外編 調律師・カイの巻
カワヤ楽器の店主は人手がいない時はカイにピアノの調律を頼んでいた。この日カイに与えられた仕事は3軒。
カイの若さを見て本当に腕がいいのか信用しない客も多いが、いざ調律が終わってしまえばカイの腕を認めないわけにはいかなかった。
この日の3軒目は丸山という家。家には数々のピアノで獲得したトロフィーが飾ってある。一等は取れないが、二位、三位、特別賞が多かった。
暫くしてカイはその家の娘が小学生の時出会った誉子であることを知った。カイが調律を終えバイクで帰っていると誉子の歩いている姿が。
誉子はカイに気づかなかったが、カイは誉子の横を通り過ぎる時に「ガンバレ誉子」と声をかけた。誉子は何か声がしたことだけは感じていた。
というわけで以上「ピアノの森9巻ネタバレ!洋一郎の癒やしとカイの恋人彫師の冴」でした。
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