「ピアノの森」コミックス3巻の内容ネタバレです。
2巻では森のピアノをなぜカイだけが弾けるのかという理由が判明しました。しかも天才ピアニストだった阿字野に「選ばれた手」とまで言わせて・・・。
ますますカイの天才っぷりが発揮されていますが、阿字野に弟子入りを断られている雨宮は悔しさで複雑な思いに。
というわけで今回は、その「ピアノの森」のネタバレ内容をアニメを先取りして紹介したいと思います。
※この記事には「ピアノの森」3巻のネタバレ内容がガッツリ記載されています。マンガやアニメを見るよ!という方は閲覧にご注意ください。
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「ピアノの森」の試し読みは?
「ピアノの森」は全26巻で完結している人気作品です。
アニメでは原作の内容を元に描かれてはいますが、もっと続きを知りたい方や詳しい内容を知りたい方は原作を読んでみると良いですね。
この記事は以下ネタバレを含むので、原作で内容を知りたい方は無料の試し読みもオススメです。
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「ピアノの森」コミックス3巻の内容ネタバレ!
阿字野にショパンの「小犬のワルツ」を聴かせてもらったカイは、そのカッコよさに衝撃を受け感動した。その後何度もリクエストする。
一通り演奏した後阿字野はカイにピアノを弾かせた。もう曲なら記憶したはずだと言って。カイの能力なら弾けるはずだと。
だがカイは森のピアノなら弾けるのに、普通のピアノでは弾けないことを阿字野に説明した。
それを聞いた阿字野は、コツさえ分かればすぐに弾けるようになる、と答えた。それから阿字野はカイにショパンの弾き方を教えてあげようとする。
しかしカイは寂しそうな顔で、「ピアノなら教わるつもりないんだ」と阿字野に言った。
カイは森にピアノがあるから普通のピアノが弾けなくてもいいや、と言って阿字野の誘いを断った。
それでも、もしピアノを教えてほしくなったらいつでも自分のところに来なさい、もし自分が必要になったら・・・、そう阿字野はカイに言ってあげた。
だがカイは雨宮との会話を思い出し、そんなことには絶対ならない、と言って家に帰っていった。自分は何をやっているのだろう、そう阿字野は思った。
その晩カイは阿字野が聴かせてくれた名曲達を森のピアノで奏でていた。だが、ショパンだけは全く上手く弾くことができなかった。
何故弾けない?と焦るカイ。そういえば阿字野はこんなことを言っていた。カイの指の力は知っているが、ショパンの曲は筋力だけでは弾けないと。
ショパンには彼の開発したピアノ技法があるらしい。今のカイにはどうやっても弾けない。人に教わらないと弾けないのか?そうカイの頭によぎる。
自分はショパンを弾けない・・・、それを知ったカイは阿字野からピアノを教わりたいと思い始めてしまったが、認められずに苛ついてしまっていた。
一方雨宮は、カイと阿字野に対する悔しさから、一番になるために本気でレッスンに取り組んでいた。コンクールに優勝して小学生で自分が一番になるために。
カイはまだショパンの弾き方で悩んでいた。自分が弾けないと分かったら、とにかく弾きたくてたまらなくなってしまったのだ。
そんな中、森の端で働いている亜理沙という少女がカイにヒントをくれた。分からないなら先生に教わればいいじゃないと。
亜理沙は何気なく言っただけだったが、これがカイの心に刺さった。その後カイはショパンの弾き方を調べる為に本をあさり、学校を5日間も休んだ。
そんなこんなで5日後。雨宮は下校の最中に急いで学校に入っていくカイの姿を見かけた。久々にカイを見た雨宮は嬉しくなり急いで追いかけた。
だが雨宮が追いついた頃カイは廊下で阿字野と話していた。「自分にショパンを教えてください」とカイは阿字野に頼んだのだ。隠れていた雨宮は思った。
自分が教えてもらいなよと言った時はカイは否定したくせに、やっぱり教わりたかったんじゃないかと。
その後もカイは自分がショパンだけはどうしても弾けないことを阿字野に説明した。どうしても弾きたいのにと。阿字野はカイの頼みを受け入れた。
明日の放課後また音楽室に来いと阿字野は言う。だがカイは自分の家にはお金はないと言って心配している。授業料は払えないと。
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ここで阿字野は取引をすることにした。自分はショパンを教えるが、それを弾けるようになるまでカイが決して逃げないということを。
俺が逃げるわけないと言ってカイは阿字野の元を去ったが、話を聞いていた雨宮と階段で遭遇してしまう。雨宮は盗み聞きしていたことを謝った。
でもカイの方も阿字野に習わないと言い切っていただけに、雨宮に対してバツが悪い気持ちになっていた。
だが雨宮は阿字野に習うことになったのは良い事だよ、と言って家に帰っていった。しかし雨宮は、自分でも分からないが、とにかく腹がたっていた。
カイが悪いわけではないのにだ。スッキリしない気持ちになっていた。
翌日。カイはいつも通り金平と取っ組み合いの喧嘩をしていた。だが雨宮は殴ろうとしているカイの手を掴んで止めた。
阿字野にピアノを習うなら手は大事にしないとダメだと言って。だがカイは余計なお世話だと言ってしまった。
更に「テメーのその柔っちい女みてーな手を命がけで守ったらいーだろ」とまで言ってしまった。この瞬間二人の仲は決裂してしまった。
放課後カイは阿字野の見つけたというレッスン室へ向かった。阿字野の住んでる寮の管理人が防音室を持っていたのだ。
部屋にはアップライトピアノが置いてあり、ついにカイは阿字野指導の元ショパンの練習を開始することになった。
阿字野がカイの為に用意したのは曲ではなく、同じフレーズを音階を変えて只々繰り返す指の運動だった。それはカイにとって本当に面白くないものだった。
だが約束した手前カイは逃げ出すことはできない。とにかく今指示された練習が、ショパンを弾くために必要な練習らしい。
ここで阿字野は、一番好きで心の落ち着ける場所を思い浮かべてみろと言ってくる。自分がその風景の中にいることを想像しろと言う。
目の前にはピアノをイメージしろと。それが集中するための一つの方法になるという。
そう言った後阿字野は森のピアノはもう弾くなとカイに告げて帰っていった。
阿字野に一人残されたカイは、練習の大変さを知った。
雨宮がこんなことをずっと続けてきたのなら、自分はさっきなんて酷いことを言ったのだろうと思い、帰りがけに雨宮の家に謝りに行った。
雨宮の母はピアノのレッスン中で息子は手が離せないと伝えたが、元より怒っている雨宮はカイの前に姿をあらわそうとは思わなかった。
自分はカイと違って遊びでピアノを練習しているわけじゃない、そう思うようになっていた。
全日本学生ピアノコンクールの予選まであと2週間。確実に目指す目標が出来た雨宮は雰囲気も変わり、日々集中していた。
カイは席にいる雨宮に謝りに行ったが、まだ雨宮は怒っている。その後もカイはしんどいピアノの練習をひたすら続けた。
とにかく練習はつまらなく、一応音は出せているはずなのに、阿字野はなかなかOKを出してくれなかった。
ストレスはたまる一方で森のピアノも弾けない。とにかく阿字野はOKを出さない。雨宮もまだ怒っている。そんな日々がループしていた。
そんなある夜、部屋に差し込む月明かりを見たカイは、阿字野の言ってた音に集中出来る方法を思い出す。
ピアノを光の元まで移動させ、自分がピアノの森にいるようイメージし、練習に一生懸命励んでみたのだ。
一方雨宮母はコンクールに阿字野を招待しようとしていた。息子のピアノを直に聴いてもらい、阿字野の心変わりを狙おうとしているのだ。
阿字野がいくら弟子はとらない主義でも、優勝して日本一になれば無視することは出来ないだろうと。
ただ誘っても来ないかもしれないので、コンクールの審査員になってもらおうと雨宮母は考え、夫の洋一郎にどうにかならないかお願いしてみたのだ。
洋一郎はピアノの世界ではかなりの権力者で、阿字野が審査員になれるよう手を回すことが出来るらしい。雨宮も驚いてしまった。
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その頃阿字野は、楽器店の前に貼ってある全日本学生ピアノコンクールのポスターを見かけていた。
課題曲は以前カイが音楽室で口ずさんでいたモーツァルトの”ピアノソナタヘ長調K280”だった。
一方カイは森を思い浮かべることで集中でき、普通のピアノなのにまるで森のピアノを弾くように自分の音を奏でることができるようになっていた。
それを聴いていた阿字野はカイに合格だと言った。そしてそのまま続けて「小犬のワルツ」を弾くように指示を出した。
まだ弾き方を教わっていないカイは弾けるはずがないと思ったが、阿字野はもう弾けるはずだから弾いてみろという。
阿字野曰く今までの練習は指を慣らす為に必要だったもので、普通のピアノでならショパンは弾けるという。そしたらなんとカイは弾けてしまった。
森のピアノでショパンが弾けなかったのは、カイではなくピアノに問題があった。ショパンの曲は力ではなく柔軟性と運動能力を必要とする。
それをピアノが受け付けないのなら、森のピアノの寿命はそろそろかもしれない、そう阿字野は思った。とにかくカイはショパンが弾けることを喜んでいる。
お金がないので授業料を払えない代わりに練習から逃げ出さない、という契約を結んではいたが、カイはそれでは交換条件として対等ではないと思っていた。
だからショパンが弾けるようになったその時は、何か阿字野の得になることで恩返ししたいと前々からカイは阿字野に告げていた。
それじゃあ、と阿字野が提示してきたのは全日本学生コンクールへの出場だった。予選の課題曲はモーツァルトのK280。
ピンときてないカイの返事は「え?」だった。
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