「ピアノの森」コミックス22巻の内容ネタバレです。
21巻では、カイはファイナルに向けて阿字野から最後のレクチャーを教わりました。そして雨宮とも和解し元気を取り戻しました
手の手術の件を雨宮に打ち明けたり、パン・ウェイにゴシップ記事が出たりとピアノ以外の問題が起こり始めているのも気になります。
更に今、森の端は大変なことに・・・、そんな続きの気になるピアノの森22巻のネタバレ内容を紹介します。
※この記事には「ピアノの森」22巻のネタバレ内容がガッツリ記載されています。マンガやアニメを見るよ!という方は閲覧にご注意ください。
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「ピアノの森」の試し読みは?
「ピアノの森」は全26巻で完結している人気作品です。
アニメでは原作の内容を元に描かれてはいますが、もっと続きを知りたい方や詳しい内容を知りたい方は原作を読んでみると良いですね。
この記事は以下ネタバレを含むので、原作で内容を知りたい方は無料の試し読みもオススメです。
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「ピアノの森」コミックス22巻の内容ネタバレ!
森の端にいる反社会的組織の一員が、カメラを持った4〜5人の外人をボコボコにした。彼ら外国人はカイの地元の取材をしに来たのだという。
その中の中国人の通訳が一人だけ逃げて撮影した映像を持ち帰り、youtubeに喧嘩の動画をアップし、森の端の真実を明かしていた。
それを知らない森の端連中は、今カイがコンテストで名をあげてスターになっているなら、もっと金になるよう利用しようと考えていた。
法律も条例も無視。表がうるさければ表面上で堅気の会社を運営するだけ。だが森の端を存続させる為には世界から注目されるのはマズイとも考えていた。
とにかくカイは森の端とは無関係の人間、それを徹底しようと森の端の悪連中は計画していた。
しかし森の端連中が外国人記者を暴行している映像はすでにyoutubeに流れていた。勿論その動画をヴィクトリアは見ている。
嘘でもいいからカイの記事をでっちあげようと考えるヴィクトリア。だが遂にヴィクトリアとデイビッドの元へ警察がやってくる。
コンクール運営を妨害した容疑で逮捕状が出ているのだという。それはまさしくパン・ウェイの速報記事が原因だった。
その後ショパン協会会長のマレク・ブゼクは「お詫び」という内容で、パン・ウェイの速報は嘘だと公式に発表した。
それもこれもブゼクと30年来の友人同士であるセローが会長に抗議したからだった。
真実かどうかはともかく、これでパン・ウェイは変な色眼鏡で見られずに本番へ望むことができる。
今カイと雨宮はアレグラ・グラナドスの演奏を聴いていた。レベルは非常に高いが、このレベルならカイだって弾けると雨宮は思っている。
それでも洋一郎はカイは優勝できないと断言する。まず年が若すぎること。仮に100年に一人の逸材でも円熟味がないということ。
大人の感情をのせることなど出来ない、というのが洋一郎の考えだった。次は緊張でガッチガチのアメリカ人ダニエル・ハントの出番。
ハントの緊張は会場に伝染しているが、ピアノ自体は良いピアノだった。これからサラという女性にプロポーズするためにハントは情熱的に弾く。
ハントの演奏後、カイ、雨宮、セロー、阿字野の四人でお茶していたが、そこに偶然洋一郎が通りかかりセローが声をかける。
洋一郎は思った。まさかここで阿字野と同席することがあろうとは・・・と。
実は阿字野と洋一郎は挨拶したことがあるくらいで会話をしたことがない。
洋一郎が学生の頃から阿字野はスターで、それを遠巻きに眺めていただけだったからだ。
そんな5人の集まりを背にし一人立っていた佐賀は、あまりの幸運に興奮を抑えきれないでいた。
カイは年に一度の洋一郎のクリスマスツアーを、小学5年から毎年欠かさず6回も聴きに行っているという。雨宮はカイを連れて飲み物を買いに行くことに。
残された阿字野達はカイや雨宮の話へ。阿字野はカイは運が良かっただけだと謙遜する。それは本心でもあった。
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入賞を狙っていないという阿字野の考えを聞いた洋一郎は、そうなれば指導者として名を馳せることも可能なのに嫌味だろう、と心で思った。
だが阿字野には「カイを世界に売り込む」という優勝や入賞よりも達成したい目標があった。阿字野はそのためにワルシャワに乗り込んできたのだという。
当然ファイナルに残ったのは凄くラッキーなこと、もう一度宣伝できるから。
阿字野はピアノを教えるにあたり、カイが小学生の時に「ピアノで食べていけるようにしてくれ」と約束させられた経緯を洋一郎に説明した。
そしてカイには日本で活動する難しい事情があり、世界を相手にしていくしかなかったという事実もある。
これらの説明で阿字野は自分のメンツや肩書が欲しいのではなく、カイを世界で一人立ちさせるためだけに全てを注いできたことが洋一郎には分かった。
そんな話の中カイと雨宮が戻ってくる。雨宮は話の流れでカイが女装してマリアとして金を稼いでいた話をし始めた。
それを聞いていた佐賀は、遂にカイとマリアが同一人物だと知り、衝撃的すぎて声を出して振り向いてしまった。
カイは佐賀にバレたと思って焦ったが、何事もなかったかのようにカイは佐賀を阿字野達に紹介し、佐賀も頭を下げる。
そんな会話の後、洋一郎は一人になった時に改めて自分は阿字野に勝てないと感じていた。目を向けている所が最初から違うからだ。
世界を見ていた阿字野と、カイに勝つことだけを考えていた自分たちとでは初めから勝負にすらなっていなかったので、洋一郎は考え改めるべきだと思った。
明日の最終日、パン・ウェイが出場するという話を聞く。これで役者は揃った。
しかもパン・ウェイは選曲を2番から1番に変えたのだという。2番を弾くならまだしも、1番はかつて雨宮を戦慄させた演奏だ。
カイはむしろパン・ウェイの1番が聴けるのが嬉しいと思ったが、パン・ウェイは優勝を絶対のものにする気なんだ、と雨宮は思っている。
だがパン・ウェイが選曲を変えたのは演奏する日を変えられたからだった。どうせカイと同じ最終日になるなら、カイと同じ曲で勝負したくなったのだ。
どうしても、阿字野壮介の唯一の弟子であるカイと戦いたかったのだ。そんなパン・ウェイとカイが通路で遭遇する。
パン・ウェイはカイと視線があった後、すぐにどこかへ去っていったが、最終日の演奏順は本人たちにクジを引かせることで公平に決めることとなった。
1番はムカイ、パン・ウェイが2番、3番はカイ、そしてシマノフスキがラストということで話はまとまった。
パン・ウェイの記事が会場に出回ったことはパン・ウェイも知っていた。くだらないと相手にもしていなかった。
だが気がかりなのは阿字野についてだ。阿字野があの記事を読んで傷ついていないかどうか、自分を忌々しく思わなかったか、それだけが気になっていた。
こんな記事が出てしまっては阿字野の前に出られないではないか、と思い悩んだりもした。
パン・ウェイは阿字野のピアノでカイを徹底的に潰し、そして世界中に阿字野のピアノはそれ程優れているということを証明したいと思った。
そうすれば自分は阿字野の前に立てるのではないか?そうパン・ウェイは思っていた。パン・ウェイにとっても唯一の先生は阿字野なのだ。
そんな気持ちを抱えて階段を登っていると、何と目の前に阿字野がいた。まだカイを倒すピアノを弾いていないのにパン・ウェイは阿字野と遭遇してしまった。
頭が真っ白なパン・ウェイに対し阿字野はにこやかにお辞儀して去ってゆく。
考えすぎて、思わずパン・ウェイは阿字野に声をかけてしまった。声をかけられた阿字野も意外そうな表情で振り向く。
阿字野も勿論パン・ウェイの速報記事を読んでいたし、会ったって普通に接しようと思っていた。
そして自分がパン・ウェイの崇拝するピアニストではなく、もう一介のピアノ教師であるとも思っていた。
何を話せば良いのだろう、そんな気持ちの中阿字野は「パン・ウェイくん、と呼んでもいいのかな?私に何か?」と声をかけた。
「僕のピアノは先生を不愉快にはしませんでしたか?」と尋ねてくるパン・ウェイ。あんな見事な演奏をそんな風に思うわけない、と答える阿字野。
まさかそんなことを考えていたのか、と阿字野はパン・ウェイの胸の内を知ってしまった。
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パン・ウェイは阿字野が記事を読んでいるという前提で、阿字野のピアノに憧れていることを明かした。
阿字野は「それが本当なら光栄に思います」と答えた。この一言でパン・ウェイは阿字野が記事を読んでいることを認識した。
パン・ウェイはこのまま自分が阿字野のピアノを継承していくことを許してくれるかどうか尋ねてみた。
阿字野はパン・ウェイが自分のピアノに惹かれたのは、もともと生まれながらにして君と自分の求める音が共通していたからかもしれない、と答えた。
パン・ウェイのピアノは阿字野を継承するものではなく、元々自分の中で求めていたものではないか?という内容だった。
残念ながら阿字野は事故によりその先を追求できない。だけどパン・ウェイはまだ先にいける。だから許可は必要ではない、と阿字野は言う。
しかし阿字野のピアノを世界で一人継承する者だと思って生きてきたパン・ウェイは、どうか自分を突き放さないでほしいと思った。
パン・ウェイは阿字野に認められ、褒めてもらいたいのだ。パン・ウェイは自分の子供な部分を感じ取り恥ずかしくなった。
パン・ウェイの気持ちをくみ取った阿字野は「それならキミの最高の1番を聴かせてくれないか?」と問いかけた。
それがカイを叩きのめすことになって阿字野は構わないという。阿字野はパン・ウェイのこの先が見たかった。
自分が求めていた音はこの先どう成長するのか見てみたかった。だから、もう何も怖れないで、「存分に」と阿字野は声をかけた。
というわけでここまでがピアノの森22巻のネタバレ内容でした。
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