オーバーロード10巻の小説内容ネタバレです。
9巻では王国と帝国の戦争が始まり、アインズが帝国に加勢することでジルクニフ率いる帝国側が勝利をおさめました。
王国最強の戦士ガゼフが息絶え、魔導国はエ・ランテルを手中に収め、モモンが配下になるという設定のおかげで平和な国へと変化していくことに。
今後周辺国家との争いはどのような展開になっていくのか。というわけでオーバーロード10巻のネタバレ内容を紹介します。
※この記事にはオーバーロード10巻の内容ネタバレがガッツリ記載されています。アニメや漫画・小説を読む!という方は閲覧にご注意ください。
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目次
オーバーロードの試し読みは?
オーバーロードは現在小説が13巻まで、コミカライズでマンガが8巻まで発売されている人気作品です。
アニメでは原作を中心に描かれていますが、もっと続きを知りたい方は小説を、もしくは読みやすい漫画版を読んでみると良いですね。
以下ネタバレを含むので、原作で内容を知りたい方は無料の試し読みもオススメです。
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小説「オーバーロード」10巻の内容ネタバレ!
1章 アインズ・ウールゴウン魔導国
アインズ達は自分の国を作るにあたって、法律を整えるなどの準備を進めている。
トブの大森林内部に要塞を作り偽ナザリックは完成させた。アウラにはその要塞の防備を強化する隠蔽工作を任せている。
アインズは正直自分の国をどのように統治していくかのプランは持っていない。そこまで深い知識はないし、計画が独り歩きしているからだ。
しかし有能な部下たちが自分を崇め奉り、アインズなら全て計算済みであるかのように思っているので、アインズは未だに焦っている。
アインズは自身の魔導国の素晴らしさを広める為に、冒険者達を活用しようと考えている。
1つ目に冒険者組合を強大化し、2つ目に冒険者を育成、そして3つ目に冒険者達が自分に好意的に協力してくれる体制を作り上げないとならない。
その3つ目を成し遂げるには、まず冒険者組合の組合長アインザックに協力してもらう必要がある。一応モモンとしては面識のある人物だ。
しかしアインズ・ウール・ゴウンとして会うのは初めてだった。アインザックは魔導国に自分たち冒険者が取り込まれてしまうことを恐れていた。
なぜなら、取り込まれた後に武力として使われることが嫌だからだ。冒険者組合は、冒険者としての力が弾圧や戦争などに使われる状況だけは防ぎたいのだ。
アインズは冒険者組合を傘下にしたい理由をアインザックに話し始めた。まず冒険者には未知の世界を探求してもらいたいということ。
まだ切り開かれていない場所もあるし、薬草などもあるかもしれない。未知の土地に住んでいる人々とコンタクトをとっていく必要もある。
魔導国が支配するまでは冒険者組合に沢山の依頼が舞い込んでいたが、人々を守るという役割を今や魔導国が担うことができる。
そうなれば冒険者達は隙になる。アインズの部下たちは命を奪うことには長けているが、新しく出会った者達と有効的にことを進めるのは苦手だ。
だからこそ全面的にバックアップするので、冒険者たちには自分の傘下になってもらいたいとアインズは詳細に説明をした。
アインズは他国を侵攻する目的で組合を傘下にしたいと言っているわけではない、ということを知ったアインザックは少しホッとした様子。
アインズは冒険者を育てる機関を作っていこうとも考えている。しかし育てた結果、帝国や王国に流れる者は許さない方針だ。
そんな話を一通り終えた後アインズはアインザックの元を離れた。その後アインザックのいた隣室からエ・ランテル魔術師組合長のラケシルが現れる。
ラケシルはアインズが来る前にアインザックと二人で打ち合わせをしていたのだ。冒険者組合と魔術師組合とで情報を共有するためだった。
彼らは周辺諸国、特に「神殿勢力」がどう動くのか、それに対して魔導国もどう動くのか、とにかく様子を見ている状態だった。
アインザックは、隣室にラケシルがいたこともアインズは知っていたのではないか?と思っている。
ラケシルはアインザックが魔導国に協力してもいい、と思っていることに不服そうだが、実際今の所、魔導国が支配して不幸になった国民はいないのが現状。
超越した存在という意味では、アインズとモモンは少し似ている雰囲気があるともアインザックは思っていた。
アインザックが魔導国に協力すると言い切ったので、ラケシルは古い友人として、かつての仲間として、アインザックを全面的に支援することに決めた。
2章 リ・エスティーゼ王国
クライムはマジックアイテムの懐中時計を持っていた。そのマジックアイテムは、一日に一回、セットした時間に応じた魔法の力を発揮するのだという。
イビルアイは依頼こそ受けてはいないが、ラナーの警護のような役割をしており、クライムもラナーに付き従っている。
魔導国によって多くの人々が命を落としたので、ラナーはその後巨大な孤児院を作っていた。将来的に子供が悪の道に行かない為にもだ。
ブレインは生前のガゼフから戦士長を継いでほしいと言われていたが、自分にそれはできないと考えているので、今は後継者を探している最中だという。
ふさわしい人物が見つかったら、ブレインは自分でその人物を戦士長にふさわしい人物へと鍛え上げようとしているらしい。
生まれながらにして特別なタレント(異能)を持って生まれてくる人間がいる。イビルアイも生まれながらにしてタレントを持っている一人だった。
イビルアイは自身のタレントを誰にも言いたがらない。なんでも発動すれば一つの都市を簡単に破滅させるだけの力を持っているらしい。
それでも魔導王(アインズ)に勝つことは不可能だとイビルアイは言う。そして同じようにモモンの強さも計り知れない。
そんなモモンがアインズの配下に収まったのだから、もう誰も喧嘩を売れないのが現状であるとイビルアイは分析する。
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ラナーの兄であるバルブロ第一王子は今や行方不明。ザナックは今のうちに自分の地位を固めるべきだと考えている。
頼りにしていたレエブンは自領へと戻ってしまったし、後は魔導王に献上品を送るかどうかも悩んでいた。
領土を奪われた身ではあるが、強大な力を持つ魔導王に敵視され続けるのは非常に危険だからだ。ガゼフも息絶えてしまった。
自分では判断がつかないザナックは不本意ではあるが、自分よりも頭の切れる妹ラナーに相談することにした。
ラナーは魔導王の使者が来た時に、ザナックが考えている倍の物を贈ればいい、と答えた。一つは来てくれた相手に対する贈り物。
そしてもう一つは自分はあなたと敵対していません、という無言のメッセージを添えることだった。
魔導国の使節団は一週間かけてエ・ランテルから王都までやってくるとのこと。そして七日目となり使節団はやってきた。第二王子であるザナックが出迎える。
使者として王都に来たのは何とアインズの片腕でもあるアルベドだった。どんな化物が来るのかと思いきや、ラナーに匹敵する美しさを持つ者。
アルベドは「守護者統括」というポジションにおり、それがどれくらいの地位にいるのかザナックには分からなかった。
これからアルベドは王都に数日間の間滞在することとなった。
フィリップは貴族の三男坊として生まれた。裕福ではない貴族は多くの財産が大体は長男へ渡ってしまう。
しかし次男である兄が病気で他界し、長男はその後魔導王との戦に参加し命を落とした。これで財産は全てフィリップのものとなった。
将来自分が領主となることも確定したので、魔導王に親しみすら感じているという。そんなフィリップも今や社交界に顔を出している状況だ。
そのパーティーにアルベドが出席し、国王であるランボッサ三世が出迎える。皆アルベドの美しさに見とれてしまい近づけないでいる。
そんな中、貴族としての格を上げようと、野心を持ったフィリップがなんとアルベドを後日開く舞踏会へと誘ったのだ。
家に帰ってからフィリップは父にパーティーでの一件を話したが、父はその話を聞き激怒した。長男が魔導国との戦争で他界したからだ。
魔導国と馴れ馴れしくするなど誇りはないのかと。そして舞踏会をするような資金もスペースもないだろうと。
だがフィリップはこれから魔導国とパイプを作って成り上がることを考えていたし、王都でできた知り合いの女主人が場所を貸してくれるのだとか。
女主人はフィリップが将来有望そうなので「将来倍にして返してね」と言っただけで無料で貸してくれるらしい。
更にフィリップはある特別な人たちを呼ぼうとしているという。その女主人の名前は「ヒルマ・シュグネウス」と言う。
その舞踏会に自分と親しい貴族を数人参加させてくれれば力を貸す、と言ったのだという。父親はそれでも最後までフィリップの計画を怪しんでいる。
普通とは違う比類なき会場を用意するのであれば貸しは大きくなる、そうヒルマは言っていたという。
ヒルマは酷く痩せこけており、別に病気ではないらしいが、固形物がとれず飲み物しか取れないという理由があるらしい。
どうしてそのような身体になってしまったのか、その理由をフィリップに語らなかったが、ヒルマは「八本指」のメンバーだった。
裏ではアルベドと繋がっており、別室にはヒルマと同じ八本指のメンバー達がいた。各長達五人と議長の合計六人だ。
他の八本指もヒルマと同じように痩せ細っており、アルベドから魔導国に様々な物資を運ぶよう命じられた。やはりフィリップは駒として使われたのだ。
魔導国が王国を呑み込むため、全面協力を命じるアルベド。八本指達は恐ろしく断ることなどできなかった。
もう一つアルベドは、相手の精神を支配する能力を持っているマジックアイテムを探してほしい、と八本指に命じた。伝説級のアイテムらしい。
その後アルベドはラナーに会いに行った。アルベドの目的の一つ目が物資を運ばせること、二つ目が戦争のきっかけを作ること。
三つ目は個人的な目的の布石をうつこと、そして最後にラナーと取引をするのが目的だった。
アルベドはアインズがラナーに与えたという褒美をラナーに差し出した。それは封印の施されている小箱だった。
特定条件が満たされないと開かないという謎の小箱。ラナーは魔導国と繋がりを持っていたのだ。ラナーの影には悪魔も潜んでいた。
幕間
スレイン法国のとある神聖な部屋に、法国の最高位である最高神官長、六つの宗派の最高責任者である六人の神官長がいた。
最高神官長の宗派を除いた五人の中から次の最高神官長が選ばれる。これに法国における司法、立法、行政の三機関長。
魔法の開発を行う研究機関長。軍事機関の最高責任者である大元帥。総勢十二名によって構成されるこの集まりは、法国における最高執行機関だった。
これから全員で会議を行うところだ。内容はエ・ランテルを占拠して新たな国を建てた、アインズ・ウール・ゴウン魔導国についてだ。
魔導国と戦いになった場合、圧倒的な戦力を持つ相手を前にどう戦うべきか、それが議論の中心となった。
スレイン法国における最強の切り札の特殊部隊「漆黒聖典」で対抗できないならば、大儀式によって最高位天使を召喚するしかないらしい。
魔導国は何百体ものアンデッドを使役している大軍。恐らく天使でもその数を相手にはできないだろう、という考えに至る。
しかし「神人」と言われる二人がおり、その二人であれば複数のデスナイトやソウルイーターの軍勢にも容易に退所が可能だという。
だがまだまだ判明していないことは沢山あった。自分たちが放った「漆黒聖典」が遭遇した吸血鬼は何者なのか?
そしてヤルダバオト、モモンは何者なのか?彼らは知らないことばかりなので、引退したとされる漆黒聖典のメンバー達に助力を乞おうとしていた。
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3章 バハルス帝国
話はアルベドが魔導国を出立する日まで遡る。アインズはアルベドを一人で外に送り出したことはなかった。
以前シャルティアが何者かに洗脳された件もあるので、アルベドには油断するなとアインズは忠告していた。
その頃鮮血帝ジルクニフは心身ともに疲労していた。原因は数ヶ月前に魔導国が引き起こした問題を解決できないでいたこと。
戦で帝国騎士団のメンバー百名以上が自滅し、帰ってきた後に六万いる内の約四千人が騎士団を脱退した。
訓練に時間や費用をかけていただけに、帝国にとって兵士の脱落は非常に大きなダメージとなった。
ジルクニフはアインズとは一体どれくらいの魔法を使えるのか?という疑問から、先の戦で「最大の魔法を使ってほしい」と頼んでいた。
だがアインズのその魔法のせいで戦場にいた自軍の騎士たちは巻き込まれた。ジルクニフはその結果、生き残った騎士からの信頼を失ってしまったのだ。
バハルス帝国皇帝としてこのままではいけない、と思ったジルクニフは法国と裏での同盟を企てようとしている。
その二週間後ジルクニフは法国の使者と会うためにとある闘技場へと向かった。到着した先にはアダマンタイト級冒険者チーム”銀糸鳥”がいた。
リーダーはフレイヴァルツという男。盗賊のケイラ、亜人で戦士職のファン・ロングー、僧侶のウンケイ、トーテムシャーマンのポワポン。
そして吟遊詩人のセーデ。実力者揃いの冒険者チームだった。
銀糸長はジルクニフの護衛にあたり、その後ジルクニフは法国からの使者と会うことになった。人数は全員で六人。
火の神官長、風の神官長、そしてフードを被った四人の見知らぬ者がいた。法国側はジルクニフから魔導国の情報を聞き出したいのだ。
お互いに筆談を始めたところで突然闘技場が盛り上がり始めた。最強と言われる武王の対戦相手としてアインズが現れたからだ。
一国の王が試合に出るなどありえるはずがない、とジルクニフは思った。逆に法国側はアインズを呼び寄せたのはジルクニフだと疑っている。
密会の場所にアインズが現れたのは偶然なのか、それとも全てを見透かしての行動なのか、ジルクニフに不安がよぎった。
アインズは試合前にジルクニフに会いに来た。ジルクニフはアインズが全てを見透かして自分の前に現れたのだと確信を持った。
法国との密談の現場を押さえることでジルクニフに圧力をかけ、両国の同盟を阻止し、法国へも圧力をかける算段だとジルクニフは思った。
アインズはジルクニフの目の前にいる法国の人間を知らない様子で、誰なのかジルクニフに尋ねたが、ジルクニフはそれを答えることはできない。
法国の人間だとバラせば法国はもう味方してくれないし、バラさなければアインズと敵対することになる。
試合があるのでアインズは深く聞かずジルクニフの前から立ち去ったが、法国の人間はジルクニフのことを「法国をはめた人間」だと思ってしまった。
けれど自分は一切法国を裏切るような動きはしていないとジルクニフは説明した。そして武王がアインズに勝利してくれることを本気で神に祈った。
アインズが今回帝国に来たのは冒険者を勧誘するためだった。ジルクニフにバレないように転移魔法を使い帝国に密入国した。
魔導国に冒険者が少ないので周辺国家から引っ張ってくればいいと考えたのだ。同行者には無理やりアインザックを連れてきていた。
スカウトするためには魔導国は魅力的な国だと思ってもらう必要がある。そこでアインザックは闘技場で力を示してはどうでしょう?と提案したのだ。
その考えにアインズは興味を持ち、闘技場に参加することを決意した。
アインズはジルクニフとは友好な関係を築いていきたいと考えている。逆らう国は全て破滅させていくという評判が立つと、味方にできる国まで失ってしまう。
帝国とはキレイな形で併合したい、そのためにはどうするべきなのかをアインズはフールーダに尋ねていた。
フールーダもその答えを持ち合わせてはいなかったので、アインズは武王に関する情報やデス・ナイトの件などをフールーダに任せることにした。
その後アインズはアインザックの旧友であるオスクに会いに行った。武王はオスクお抱えの剣闘士なので、闘技場で戦えるか尋ねに行ったのだ。
興行主でもあるオスクはアインズを闘技場に参加させるにあたり、色々な条件を提示してきた。
まずマジックキャスターであるアインズに魔法は一切使わないでほしい、と言ってきたのだ。アインズは構わないと即答した。
興行主として盛り上げる為の提案だったのだろうが、アインザックはそれはまずいのでは?とアインズを心配した。
だがアインズが大丈夫だと言うのでオスクは秘密裏にスケジュールを調整、武王と戦わせる日にちを決めていくことに。
アインズが去った後、メイド服の男がオスクの前に現れる。彼は女装をすれば相手がなめて油断するという理由でメイド服を身にまとっているのだ。
オスクは「首狩り兎」と彼を呼んでおり、都市国家連合の東に位置する国で名の知られた傭兵で、オスクは破格の金額で契約を結んで雇い入れていた。
凄腕の彼をもってしてもアインズの評価は「超級にやばい」だった。彼がそう評価した相手は今までに武王だけ。
そしてアインズとの試合当日。武王は最高のコンディションにあった。武王はウォートロールというトロール派生の種族なのだ。
闘技場最高の剣闘士で、ウォートロールの基礎スペックは人間を遥かに凌駕している。皮膚は硬く、再生能力も凄い。
そんな種族としての強さを持った武王が戦士として技量も積んでいる。今まで誰も勝てなかったのは当たり前だった。
だがそんな武王もこれから戦うアインズには本能的に恐怖した。同時に期待から来る武者震いも起こった。
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オスクが武王ゴ・ギンと会ったのは10年ほど前。帝国辺境に強いモンスターが出るというので、オスクは興味本位で武王に会いに行ってみた。
だが武王は非常に理知的で、相手と戦うのは武者修行だと言っていた。オスクはこの戦士を育て上げたいと思ってすぐにスカウトし今日に至る。
いよいよ試合が始まるが、そんな武王とアインズが今対峙している。彼は王者だが、挑戦者としてアインズに挑もうとしているのだ。
アインズは武王を見て噂通りの実力者だと思ったので、自分が勝ったら配下になるよう言った。
逆に武王は自分が勝ったらアインズを喰らって力を取り込みたいと答えた。お互いに同意し、そしてこれから試合が始まる。
鐘が鳴った。少しの戦闘の後、武王の身体能力が著しく低下する。アインズは相手と接触した時に負のエネルギーを送り込むことができた。
これはトロールとしての再生能力で癒せるが、更に相手の能力にダメージを与える能力も持っていた。これはトロールの再生能力でも治せない。
筋力や敏捷性が弱体化していく武王。つまり今後も武王はアインズとの接触を避けて戦わないと能力が落ちる一方ということだ。
ここでアインズはマジックアイテムを使い、現在出せる全力での一撃を武王に放った。しかし武王はこれを外皮超強化で防いだ。
何と武王はかすり傷程度しかダメージを受けていない。追撃でフールーダが仕込んでいた魔法が発動するも、武王を仕留める程ではなかった。
その後、マジックアイテムや自身の魔法詠唱を禁止されているアインズは特殊技術だけで武王を追い詰めていった。
もはや勝てないと思った武王は、最後にアインズの本気の力を見せてくれないか?と頼んだ。
アインズは誇り高き戦士の為に、封じられた攻撃魔法を武王に放ち、そして武王は命を落とした。
アインズは観客に向かって、魔導国に国家が運営する冒険者育成機関を作ろうとしている、という計画を伝えた。
冒険者を戦争に利用することはないし、バックアップもする、ただ未知を求める冒険者が欲しいのだと言って自分の意思を伝えた。
更に冒険者が魅力的に感じるようにアインズは武王を観客の前で生き返らせた。
次にアインズはジルクニフのいる部屋へ移動したが、ジルクニフの口から出た言葉は「魔導国の属国にしてほしい」という内容だった。
帝国とは友好関係の方針で行きたかったのに、魔導国に従属したいと言ってくるジルクニフの意見をすぐに呑み込むことはできなかった。
時間稼ぎの為にせめて文面でいただきたい、とアインズが答えるとジルクニフはすぐに草案をまとめ文面で送るという。
アインズが去った後、ジルクニフの部下たちはどうしてあのようなことを、と詰め寄ってきたが、ジルクニフにはもう為す術がなかった。
法国の信頼を得ることもできないし、魔導国が強大すぎる。アインズを魔法で倒すことも、武王のような戦士の剣で倒すことも無理だと悟ったからだ
属国の話を切り出した時にアインズが躊躇した理由はジルクニフには分からなかった。だが属国になるにあたって、神殿勢力だけは反対するはず。
どのように賛同させるか考えるジルクニフだが、数日後あの銀糸長がホームタウンを帝都から都市国家連合に移したという情報が入る。
アインズという規格外の存在のせいで、今まで完璧にやってこれた自分の計画が全て狂ってしまったジルクニフ。
ジルクニフは今世界で一番不幸なのは自分なのではないか?と思うほどになっていた。
エピローグ
アインズは国交のないドワーフ国へ向かった。その間、帝国からは従属の願いが書面で届いていた。
アインズは帝国の従属をどうするか、アルベドとデミウルゴスに判断を任せることにした。
二人は帝国に向かってたった3日でジルクニフに「属国にしてくれ」と言わせてしまったアインズを改めて崇拝している。
これからもアインズの期待に応えようと意気込む二人だが、アインズが今回帝国に密入国してジルクニフと接触したのは只の偶然だった。
ジルクニフがアインズによって法国との密談を阻止されたと思ったのも只の思いすごしだったのだ。
というわけで以上「オーバーロード10巻ネタバレ!武王との決着とジルクニフの属国」でした。
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