「百錬の覇王と聖約の戦乙女」ラノベ2巻の内容ネタバレです。

1巻では主人公勇斗が神社の鏡を介して異世界ユグドラシルに飛ばされ、その後2年の歳月を経て氏族<狼>の宗主にまで上り詰めていました。

領地を拡大しようとする他の氏族<蹄>の宗主ユングヴィは歴戦の戦士で強敵でしたが、それすらも難なく退けた勇斗。

しかしまだ近隣諸国が隙を狙っている状況。それでは続きが気になる百錬の覇王と聖約の戦乙女のネタバレ内容を紹介します。

※この記事には「百錬の覇王と聖約の戦乙女」ラノベ2巻のネタバレ内容が記載されています。マンガやアニメを見るよ!という方は閲覧にご注意ください。

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「百錬の覇王と聖約の戦乙女」の試し読みは?

「百錬の覇王と聖約の戦乙女」はライトノベルが16巻、更にコミカライズもされており、マンガが4巻まで発売されている人気作品です。

アニメでは原作の内容を元に描かれてはいますが、もっと続きを知りたい方や詳しい内容を知りたい方は原作を読んでみると良いですね。

この記事は以下ネタバレを含むので、原作で内容を知りたい方は無料の試し読みもオススメです。

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「百錬の覇王と聖約の戦乙女」ラノベ2巻の内容ネタバレ!

プロローグ

神聖アースガルズ帝国の神儀使であるアレクシスは、今ビルスキルニルという街にいた。

彼の仕事は基本的には盃事の取り持ち人や、戦争の仲裁などだが、アレクシスはこれから本当の仕事を行い始める。

懐から小さな鏡を取り出して目を閉じ呪文を唱える。すぐにしわがれた男の声が響いた。その言葉はアレクシスの頭に直接響いていた。

これはアレクシスの持つルーンのもたらす力の一つだった。妖精の銅で造られた対となる鏡を用い遠方の人間と瞬時に連絡が取り合えるのだ。

アレクシスが会話している人物は「まだ力を持たぬ今の内に、黒きものを葬り去るのじゃ」と命令していた。

ACT1

勇斗がこの古代世界ユグドラシルに来てから2年以上が経過した。はっきりとした時代も分からず、帰る方法も分かっていない。

それを考えるだけでも憂鬱なのだが、今はかつて敵宗主だったリネーアに結婚を申し込まれ、更に慌ただしい状況になっている。

リネーアは自分と結婚し<角>の都に一緒に住み、民達を導いてほしいと言ってくる。勿論政略結婚ではあるが、勇斗への好意もかなり混ざっている。

だが話が上手すぎる、そう思った勇斗がリネーアに詰め寄るとリネーアは隠していた真実を打ち明けた。

 

リネーアは世襲制によって宗主になった。

 

リネーア曰く、実はリネーアは世襲の宗主なのだという。世襲というのは実力によって跡目を継いだわけではないということだ。

ユグドラシルは強者が全ての世界。力のない者が世襲で宗主となれば、たちまち近隣諸国が攻めてくるので極秘情報だったはず。

しかしリネーアはその秘密を勇斗に明かした。リネーアの実父は「金のたてがみ」という二つ名で敵から恐れられていた猛将だったらしい。

だがそんな素晴らしい父も我が子には目が曇り、他にも有力候補が沢山いたにも関わらず、後継者に娘を指名したのだ。

だが勇斗と出会って本物の宗主とはこういうものかと知ったリネーアは、若頭ラスムスの助言もあり勇斗に結婚を申し出たのだ。

 

アレクシスが連れてきた得体の知れない男。

 

一応話が早急すぎるという理由で結婚話は保留という形になったが、少し猶予が伸びただけで、いつか元の世界に帰りたい勇斗には憂鬱な話だった。

その後勇斗は<角>の都で食事会をし、結婚の話題をフェリシアの協力で切り抜けたりもしたが、だがジークルーネがある人物の気配に気づき入り口を見た。

その後その場にいた全員も続けて入り口の方を見ると、そこにはアレクシスが立っていた。だが皆が注目しているのアレクシスの隣にいる男だった。

赤髪の青年で年は20歳前後といったところ。長身で細身、筋肉質だった。勇斗はなぜかこの青年を見ると得体のしれない恐怖を感じた。

リネーアは「ステインソール、なぜあいつがここに?」と震えた声でいった。その名には勇斗も聞き覚えがあった。

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ユングヴィですら恐れた力を持つ<雷>の宗主「ステインソール」。

 

ヴァナヘイム北部一体を支配する氏族<雷>の宗主がステインソールという名前だった。獰猛な戦いっぷりから「虎心王」というあだ名がついているという。

あのユングヴィですら一戦した後恐れ、娘を差し出して婚姻関係を結び、五分の盃を交わした男だった。

問題はなぜアレクシスがステインソールを連れてきたのか、だった。<角>の先代をいとも簡単に葬ったのもステインソールだった。

一応アレクシスが連れてきた客人なので手出しはできないのだが、彼は近くにある青銅をいとも簡単に破壊してみせた。

ステインソールは<力の帯>のルーンを持っているのでそのような芸当ができるのだという。

 

ステインソールは双璧のエインヘリアル。

 

しかもステインソールは、ユグドラシル全土を見ても恐らく三人に満たぬ双紋のエインヘリアルだという。

ルーンが発現するのはたいだい万人に一人。その奇特な力を2つも併せ持つのがステインソールだった。ステインソールはニヤけながら勇斗に近づいてくる。

ステインソールは宗主であるリネーアの名前すらハッキリ覚えておらず、挑発的な言動も手伝い勇斗を苛つかせた。勇斗は静かにキレた。

ステインソールはその勇斗の豹変ぶりを見て気に入ったらしく、敵意を向けては来ないので、勇斗も気に入らないながら敵意を向け続けるのは難しかった。

ステインソールは勇斗の名前を覚え、今日のところは帰ると言ってアレクシスと一緒に去っていった。

 

勇斗は「黒きもの」と呼ばれ世界を滅ぼす者だと思われている。

 

戦ってもいないのにフェリシアやジークルーネの精神を相当に消耗させたステインソール。相当とんでもない人物なのだろう。

ステインソールは直に「黒きもの」を見たかったのだと帰りにアレクシスに言った。「黒きもの」はアースガルズ帝国最大の禁忌である。

「黒きもの」は世界を滅ぼす者とされており、勇斗がその「黒きもの」だと思われているらしい。

そしてステインソールは勇斗を見てなかなか戦いがいがある、そう思ったらしく獰猛な笑みを浮かべていた。

ACT2

ある日若頭のヨルゲンが息子を助けてほしい、と言って勇斗の部屋に駆け込んできた。ヨルゲンに連れられ勇斗は城門へと急ぐ。

城門の外にはもう夕暮れ時にもかかわらず、かなりの人が集まっているようだった。そして勇斗はそこで一人の男と目が合った。

30歳前後で眼光鋭く、冷たく、全身黒ずくめ、茶髪で肩まで長い髪、長身で病的な薄気味悪さがあった。

その足元には若い男が縄で縛られて猿ぐつわをかまされ転がされていた。ヨルゲンはその男に勇斗を連れてきた、と声をかけた。

その病的な男は若頭補佐のスカーヴィズという名前で、若頭のヨルゲンとは考え方が正反対でいつも対立していた。

 

先代の「最も強き銀狼」スカーヴィズ。

 

勇斗が説明を求める。するとスカーヴィズは足元の猿ぐつわをかませている男は友好国<角>の村で乱暴狼藉を働いていたのだと答えた。

これから法にのっとってその男を始末するのだとスカーヴィズは言う。そこまでしたくないヨルゲンはどうしてもスカーヴィズを止めたいのだ。

スカーヴィズは<鮮血の魔刃>のエインヘリアルであり、先代の「最も強き銀狼」その人なのだ。

昨年ジークルーネに一の武人の称号こそ譲りはしたものの、スカーヴィズが<狼>において双璧をなす武勇の持ち主なのは間違いなかった。

ヨルゲンが必死で頼み込む中、スカーヴィズは自分の仕事を全うすると言って、その青年の首を顔色一つ変えずに斬り捨てた。

 

<爪>の宗主ボドヴィッドが送り込んできた厄介者。

 

スカーヴィズは恐ろしい男だとその場にいる皆が思ったが、法に従って処刑したスカーヴィズを責める決まりはなかった。ヨルゲンは怒り狂っているが・・・。

そんな中<爪>の宗主ボドヴィッドが勇斗に使者を送ってきていた。年の頃は12〜13歳、双子の女の子だった。

二人はボドヴィッドの実の娘で姉がアルベルティーナ、妹がクリスティーナという名前らしい。

ボドヴィッドの命により勇斗の妻になるためにここに来たらしい。勇斗は更に憂鬱になった。

 

天然の姉アルベルティーナと計算高い妹クリスティーナ。

 

以前ボドヴィッドは勇斗に結婚話の探りを入れてきていた。まさかこのような形で自分の娘を送り込んでくるとは夢にも思わなかった。

姉のアルベルティーナは純粋無垢、妹のクリスティーナは小悪魔な性格だった。二人はまだ少女ではあるが、一応エインヘリアルらしい。

クリスティーナは<風を打ち消すもの>、アルベルティーナは<風を巻き起こすもの>だという。

ボドヴィッドはイマイチ勇斗と信頼関係があるわけではなかったので、忠誠の証として実の娘を送り込んできたのだ。

クリスティーナは大分油断ならない本性を潜ませている。だがその計算高さを勇斗は気に入り、正直子分にしたいと思った。

 

勇斗と盃を交わす条件。

 

クリスティーナは戦略や戦術を組み立てる才能がありそうなのだ。しかも本当は嫁になるつもりもなく、勇斗の器量を試しにきたのだとか。

クリスティーナは自分たちに盃を下さいと頼み込んでくる。勇斗は怪しい奴らだとは思いながらも少し気に入り、盃を交わす条件を提示した。

他氏族の子供にほいほいと盃をあげるわけにはいかないので、お前ら相応の手柄を持ってこい、と命じたのだ。そしたら盃をやると。

勇斗は二人のことを試してみることにした。双子は嬉しそう顔をあげた。

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ACT3

勇斗は帰国後すぐにステインソールの情報を集めさせた。ステインソールが宗主に就任したのは三年前。わずか16歳の時。

攻め込んできたユングヴィを追い払っている。その後ユングヴィと兄妹盃を交わし、ステインソールは次々と周辺氏族を打ち破り、領地を拡大していった。

しかもステインソールは常に最前線に立ちながら、未だかすり傷ひとつ負ったことがないというでたらめな強さだという。

ステインソールは勇斗のことが気に入っていたみたいだが、勇斗はあの不敵なステインソールがとにかく気に入らないのである。

しかしなぜそこまで生理的嫌悪を覚えるのかは勇斗にも分からなかった。

 

リネーアの持つ人を動かす魅力。

 

勇斗は双子を連れ(かってについてきた)農作物を育てる為にギムレーという街を訪れた。

効率的に農作物を育てるノーフォーク農法の実施をとりつけにきたのだ。ギムレーにはリネーアも訪れており、彼女が街の有力者たちに話をつけてくれた。

リネーアはギムレーの人々にとても慕われているのだ。それだけでなくリネーアは誰がどこに何を植え、そこから生じる住民の利害関係まで調整したのだ。

リネーアの実務能力は飛び抜けており、更に人を動かす魅力もあった。さっさと妹分にしといて良かった、正直勇斗はそう思った。

 

勇斗はリネーアに自分は未来人だということを明かした。

 

リネーアのおかげで思ったよりも早くギムレーを統治できそうだ、と安心している勇斗。だがそれは油断だった。

深夜にリネーアが寝室に忍び込んできて結婚の話をしにきたのだ。

そろそろごまかしきれないと思った勇斗は、真剣なリネーアに応えようと自分自身の真実を明かした。

自分には好きな人がいることや、自分はこの世界の人間ではないことなどを。何千年っていう遥か未来の世界から来たということを。

さすがににわかに信じられないリネーアだが、少し納得できる部分もあるようだ。

 

<雷>が戦の準備をしている、という情報が。

 

勇斗はいくつものこの世界になかったものを作り出している。だからこそリネーアは信じざるを得ない部分もあったのだろう。

勇斗はいずれ元いた世界に戻りたいと思っていることもリネーアに明かした。だが、勇斗がいなくなったら<狼>や<角>はどうなるのだろう?

リネーアはかなり心配になったが、勇斗はその時はお前が宗主としてまとめればいい、とアドバイスした。

既に勇斗に負け自信を失っているリネーアだが、勇斗が諦めるなと勇気づけたので少しだけ自信を取り戻し、そのせいか勇斗への想いも諦めないことにした。

どうしてこうなってしまうんだろうと思った勇斗の元にクリスティーナがやってくる。なんでも<雷>が戦の準備を始めているのだとか・・・。

ACT4

勇斗は机に座りクリスティーナの話を詳しく聞くことにした。机にはギムレーの城砦の主オフロやフェリシア、リネーアもいる。

クリスティーナはこの視察の間に情報を集めていたらしく、交易商人が言っていた話を勇斗に伝えてくる。

<雷>の族都ビルスキルニルで錫(すず)の需要がかなり増えているのだとか。錫は加工すると青銅になる。もしかしたら戦の準備をしているのかもしれない。

そこでクリスティーナは自分を<雷>に向かわせてほしいと頼んでくる。確かにクリスティーナは間者としてかなり優秀ではある。頭もキレる。

だがクリスティーナはまだ少女。さすがに敵地に送るのは勇斗も気がひけた。

 

双子の本性。

 

まだクリスティーナとは盃を交わしていない。いわば<爪>からの客人なので無茶もさせられない。

そこでクリスティーナは姉アルベルティーナに命令しオロフを生け捕りにするよう言った。

アルベルティーナは目で追えない程の俊敏さでオロフの背後にまわり、喉元に短剣を突きつけている。オロフだって実力のある戦士なのに。

双子は自分たちの力を勇斗の前で見せつけただけらしいが、勇斗は完全に見た目や天真爛漫さに騙されていた。

クリスティーナが生粋の間者であるなら、姉のアルベルティーナは天性のヒットマンだったからだ。

 

<雷>から届いた挑発的な書簡。

 

その後勇斗は<狼>の都イアールンヴィズに戻り、クリスティーナの言っていた<雷>の情報が正しかったことを知った。

<雷>の使者が勇斗に謁見しに来て、ステインソールからの書簡を渡しにきたのだ。内容は一方的なものだった。

盃を交わしたユングヴィを討ち取られ、即刻復讐したいところだが、自分たちは争いは好まない。

だから<狼>に少しでも反省と謝罪の意があるならば、即刻ギムレーの街を自分たち<雷>に差し出せ、断るなら容赦しない。と書いてあった。

あからさまに挑発気味な内容で子分達は憤ったが、勇斗は何か考えるところがあり、勇猛果敢な<雷>との戦いは避けたいので少し時間をくれと答えた。

 

<雷>との戦の準備を整え、出兵する勇斗。

 

ヨルゲンやジークルーネは謁見の後真っ赤な顔で勇斗に詰め寄ったが、勇斗はあくまで検討したいと言っただけで、ギムレーを与えるとは言ってなかった。

使者を送っているということは<雷>は戦の準備が整っているということ。一方<狼>はまだ準備を始めたばかりだ。時間稼ぎの側面もあった。

勇斗は作戦として、まず自分が<雷>と盃を交わしたいと思っているような噂を流し、使者にも目一杯接待してそれを匂わす。

そして時間稼ぎをし、その間に戦の準備を整えようとした。その後クリスティーナから<雷>軍がビルスキルニルを出立したという報せが届く。

勇斗が満を持して出兵したのはその一週間後のことだった。

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ACT5

勇斗はギムレーの近くにある川ほとりの集落を拠点に陣を張り体を休めていた。ここで勇斗はスカーヴィズと語らった。

以前ヨルゲンの子分の首をはねたスカーヴィズだが、そういった身内を斬る嫌な役を任せているのは実は勇斗だった。

スカーヴィズは外道を斬るのにためらいはないと言って勇斗を気遣うが、勇斗は自分ができない役を押し付けている罪悪感があった。

しかし上に背いてはいけない、という意識を民衆に植え付けないと勝てる戦も勝てなくなる、理想論は言ってられなかった。

スカーヴィズも自宅に押し入った賊により、かつて最愛の妻とまだ8歳だった息子を失っていたので、こういった役目を受け入れているのだ。

 

戦術、武具共に<雷>より<狼>が有利。

 

その後<狼>・<角>対<雷>の戦が始まった。<雷>兵は勇猛果敢で知られているが、<狼>兵達は飛距離と貫通力のある弩(いしゆみ)で攻撃を仕掛ける。

この時代にはない武器にステインソールは驚く。それでも<雷>兵は矢の雨をくぐり抜け近づいてくるが、次は勇斗の命令で長槍重装歩兵隊が突撃してゆく。

長槍銃兵歩兵隊が前進を開始する。<狼>の兵達が持つ槍は、<雷>の兵士たちの持つ槍の倍以上の長さがある。

しかも<雷>と違って槍は鉄製で出来てるので、一方的な戦闘を行うことが出来た。

その頃ジークルーネは<雷>の若頭補佐シャールヴィと決闘していた。シャールヴィは鎌と槍を一つにしたような形状の武器を使っている。

ジークルーネは切れ味鋭い日本等と槍を駆使しシャールヴィに薙ぎおろしたが、突然現れたステインソールによって穂先をへし折られてしまった。

 

ジークルーネでもステインソールには太刀打ちできなかった。

 

ステインソールが放つ氣は別格でジークルーネは純粋に恐怖した。その後大きな鉄槌を苦もなく自在に操るステインソールの攻撃にジークルーネは苦戦する。

やがて自分は絶対に勝てない、そう思ったジークルーネは勇斗に言われた通り勝ち目のない場合は逃げる、という選択をとった。

ジークルーネが撤退した後ステインソールは単身勇斗達の陣営に突っ込んでくる。勇斗はあらゆる戦術を駆使し、戦力は自分たちが圧倒的に上だと思っていた。

にもかかわらず、今までの優勢が嘘のように、ステインソールによってはっきりと軍が押され始めていた。

勇斗はステインソールのあまりの強さを前に、兵たちに一時撤退の指示を出した。

 

ステインソールの兄ヴィングソールは倒れる。

 

スカーヴィズが撤退の暇をつくる為にこの時代では貴重とされる鉄をバラまいた。<雷>の兵士たちは<狼>を追うこともせず鉄を拾いあさり始める。

ステインソールはそんな自分の部下に苛立ったが、その暇に勇斗達は撤退し、とりあえずシャールヴィの助言を聞き追いかけるのをやめた。

戦力の差は歴然で<狼>は兵たちをしっかりと統率している。それをたった一人の武勇でステインソールは覆したのだ。

その後シャールヴィはステインソールの兄ヴィングソールに<狼>を追うように命じた。ヴィングソールも弟ステインソールほどではないがかなりの強者だ。

だがそのヴィングソールはスカーヴィズによって胸を貫かれ、あっけなく敗れてしまった。<雷>の兵士たちはそれを見て逃げ出してしまった。

 

ステインソールを支える腹心達。

 

ステインソールは実の兄が倒れたことを知り感情のままに涙を流した。兄に<狼>を追うように命じたシャールヴィに八つ当たりもした。

だがその後冷静さを取り戻し、戦略面で自分をサポートしているシャールヴィへの感謝を思い出し、シャールヴィを前線には連れていかないことにした。

シャールヴィの実妹であるレスクヴァは政治に長けており、ステインソールができないことを任せている。

その兄妹を失いたくはない、そう思ったステインソールが軍を率いて<狼>を追いかけ始めた。

 

勇斗の作戦により大洪水発生。

 

実は勇斗が撤退をしたのは作戦の一部だった。一つの隊が本気で相手と戦い、その上で敗戦したように見せかけて退却し、自陣へとおびき寄せる手だった。

その作戦どおりステインソールは<狼>兵の待ち構える場所まで追いかけてくる。まず<狼>兵はステインソール目掛けて多くの弓を放つ。

次にスカーヴィズ、ジークルーネ、フェリシア、更に<角>の頭率いる四人のエインヘリアル「四炎」と呼ばれる強者4名が加勢。

7対1の戦いへともつれ込む。だがその七人を持ってしてもステインソールには傷一つ付けられなかった。圧倒的な強さをステインソールは持っていた。

だがこれも<狼>の作戦。その後七人は退却し始め、ステインソール含む<雷>兵の前に大洪水が発生し、逃れられない水が襲ってきた。

 

大洪水に飲まれながらもかろうじて生きているステインソール。

 

さすがのステインソールも立ちすくみ洪水にのまれた。そしてステインソールの意識はそこで途絶えた。

川の上流を堤防でせきとめ、敵が川を渡ろうとする頃合いで堤防を破壊し、鉄砲水を発生させて敵を一気に壊滅させるという作戦だった。

こんな作戦を思いついた勇斗にリネーアは驚愕しているが、なんと洪水で流されながらもステインソールは生き延びていた。

しかしどこまで流されたかも分からず、何箇所か骨折もしている。満足に身体を動かせるようになるまで暫くかかりそうだった。

ステインソールは本当に運が良かったと思いながらも、この屈辱はいつか返さなければならない、そう思っていた。

エピローグ

鉄砲水が収まってから勇斗はすぐに<雷>の寮内へと進軍させた。<雷>は兵を半数近くを失った状態であり、総大将も行方不明だ。

<狼>はまたしても勇斗の戦術のおかげで勝利を収めた。<雷>が戦の準備をしているという情報を報せてくれたクリスティーナは大きな成果を上げた。

これから勇斗は姉妹と盃を交わす必要がある。ステインソールはとにかく強敵だった。

だが、大将のあまりの強さに兵がついてこれない、というのが弱点でもあった。とにかくこれで戦は一段落したのだ。

というわけでここまでが百錬の覇王と聖約の戦乙女2巻の内容ネタバレでした。

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※細かい内容は原作を読んでみるともっと面白いはずです!

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