『Fate/Apocrypha(フェイト・アポクリファ)』ラノベ1巻の内容ネタバレです。
このFate/Apocrypha(フェイト・アポクリファ)は2017年7月から夏アニメで放送されます。ラノベは全5巻で完結している作品です。
実在した歴史上の人物や、神話に出てくるような有名キャラクターなども登場し、争い合うという非常に面白い内容になっています。
今回はFate/Apocrypha(フェイト・アポクリファ)の内容をネタバレとして紹介したいと思います。
※この記事にはFate/Apocrypha(フェイト・アポクリファ)のネタバレ内容がガッツリ記載されています。
マンガやアニメを見るよ!という方は閲覧にご注意ください。
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目次
『Fate/Apocrypha(フェイト・アポクリファ)』の試し読みは?
『Fate/Apocrypha(フェイト・アポクリファ)』はコミカライズもされていて、活字が苦手!という方は漫画もおすすめです。
また絵があると臨場感なども大きく違いますし、コミックスで原作を読んでみると良いですね。
以下ネタバレを含むので、原作で内容を知りたい方は無料の試し読みもオススメです。
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Fate/Apocrypha(フェイト・アポクリファ)1巻!内容ネタバレ!
プロローグ
時間という概念のない世界に傷だらけの男はいた。目を閉じて幾万回と過去を思い出している。そんな男に「久しいですね」と声をかける可憐な少女。
そして回想へ。男は元々、戦闘力の高いホムンクルスやゴーレムたちが戦争で消費されている時代にいたが、赤のセイバーと呼ばれる剣士と戦って敗北した。
動けない男に赤のセイバーは最後のトドメを刺し、男の視界はなくなっていった。
第一章
ある聖杯戦争で召喚科学部長ロッコ・ベルフェバンたちが用意した50人の魔術師は、たった一騎の使い魔に命を奪われた。
しかしその戦いの結果、七人のマスターを揃えて対抗すれば自分たちにも勝機が見えてくることを知る。ベルフェバンたちは今後の戦いに備え始めた。
遡り第二次世界大戦開戦前夜。日本の冬木市で三度目の聖杯戦争が起こったが、途中で聖杯が砕け散るというアクシデントにより戦争そのものは集結した。
しかし円蔵山に隠されていた大聖杯が、ナチスドイツの魔術師「ユグドミレニア」によって発見された。
ナチスドイツは軍の力を持って聖杯を移送しようとしたが、輸送中に大聖杯は謎の消失を遂げてしまう。ユグドミレニアも同時に行方知らずとなる。
そして子供が老人になるくらいの年月が過ぎ去った。
イギリスの魔術協会の総本山「時計塔」。獅子劫界離(ししごうかいり)はそこにいた。
過去に消失した大聖杯が、ルーマニアの都市トゥリファスにあるミレニア城塞で見つかったことを、獅子劫はベルフェバンから知らされる。
そしてその情報を時計塔に持ってきたのはユグドミレニア一族のダーニックだった。
ダーニックは時計塔に変わる新たな魔術協会を自分たち一族が立ち上げると言って、時計塔への離反、宣戦布告をしてきたのだ。
黙っていられないベルフェバンたちは50人の魔術師を送り込み襲撃を仕掛けた。
しかしユグドミレニア陣営は、サーヴァントという英霊を召喚できる「マスター」と呼ばれる魔術師を七人も揃え、迎え撃ってきたのだという。
そこでベルフェバンは自分たちも七人のマスターを用意し、獅子劫にもサーヴァントを召喚するマスターとなってユグドミレニアと戦ってほしいと依頼した。
獅子劫と共闘するのは戦闘に特化した一流の魔術師たち。
しかも獅子劫に用意されたサーヴァントは、アーサー王の率いていた「円卓の騎士」と呼ばれる存在だという。
大聖杯は万能の願望機と呼ばれており、獅子劫には叶えたい願いがあったので、マスターとして戦地に出向くことを引き受けルーマニアへと飛び立った。
これから生きて帰れるか分からない大戦が始まる。ユグドミレニア一族のサーヴァントは「黒」、時計塔が派遣した魔術師たちのサーヴァントは「赤」。
ユグドミレニア一族の長「ダーニック」は第三次聖杯戦争終結から約60年、ずっと時計塔に反旗を翻すことを計画してきた。
降霊術、人体工学の天才・フィオレを筆頭に、ダーニックの前に一族の一流の魔術師たちが集う。魔術師たちは決戦を前に、サーヴァントを召喚し始めた。
一方獅子劫も自分のサーヴァントであり、かつて父・アーサー王に剣を向けた叛逆の騎士という悪名のある「モードレッド」という少女を召喚していた。
モードレッドは時計塔側のサーヴァントであり、”赤”のセイバーである。
そんな二人の元に手紙を持った一羽の鳩が舞い降りてくる。「明日朝九時 シギショアラ山上教会」と書いてあった。
その頃日本ではイギリスの「切り裂きジャック」の再来とも呼ばれるような事件が起こっていた。街の人々が何者かに命を奪われていたのだ。
その理由は、六導玲霞という女性をマスターに持つ、「アサシン」のジャック・ザ・リッパーが日本で召喚されていたからだった。
この「アサシン」は”黒”側。すなわちユグドミレニア側の「アサシン」である。
第二章
時計塔側の「赤のサーヴァント七騎」とユグドミレニア側の「黒のサーヴァント七騎」が全て出揃い編成は整った。
一騎当千の英霊が十四騎、今までの聖杯戦争で最大規模と言える。
この「聖杯戦争」という概念そのものを守る為に働く監督官「ルーラー」と呼ばれるサーヴァントも数日中に召喚されるのだという。
そしてユグドミレニアのサーヴァント、いわゆる”黒”のサーヴァントは全て出揃った。
- ”黒”のセイバー:ジークフリート
- ”黒”のアーチャー:ケイローン
- ”黒”のランサー:ヴラド三世
- ”黒”のライダー:アストルフォ
- ”黒”のバーサーカー:フランケンシュタイン
- ”黒”のキャスター:アヴィケブロン
- ”黒”のアサシン:ジャック・ザ・リッパー
ルーマニア最大の英雄・ヴラド三世や、大英雄ジークフリートなど強力なサーヴァントを揃えたユグドミレニアの”黒”のサーヴァント。
赤のサーヴァントたちは対抗できるのか。いかなる英霊たちなのか。
獅子劫はモードレッドを連れ、シギショアラの山上教会に足を運ぶ。教会には聖杯大戦の監督役の神父「シロウ・コトミネ」がいた。
シロウは自分の所有する”赤”のアサシンを出現させ、これから共闘していくにあたり真名を教えてほしいと頼んでくる。
しかし獅子劫とモードレッドは共に、赤のアサシンの醸し出す怪しげな雰囲気を感じ取り真名を明かすことを拒否。挨拶だけしてすぐにその場を去った。
モードレッドから真名を聞き出せなかったシロウの元へ、”赤”のキャスター「ウィリアム・シェイクスピア」が声をかけてくる。
シェイクスピアはシロウをマスターと呼んでいるが、”赤”のアサシンもいるので、シロウは二騎のサーヴァントを従えていることになる。
一人で二騎のサーヴァントのマスターになっているのはとても不思議なことだった。
奇妙なことが起こった。聖杯戦争を前に”黒”のキャスターが造り出したホムンクルスに偶然自我が芽生え、「生きたい」という思いを抱いて逃げ出したのだ。
意識も虚ろなままホムンクルスは逃げ始めたが、途中で”黒”のライダーに見つかりあきらめて倒れてしまう。
しかし”黒”のライダーは倒れたホムンクルスを抱きかかえ助けることにした。
”黒”のキャスターや他のホムンクルスが逃げたホムンクルスを探し回ったが、”黒”のライダーはそのホムンクルスをかくまってしまった。
”黒”のライダーは医術に詳しい”黒”のアーチャー「ケイローン」の元へホムンクルスを連れていき、ホムンクルスを観察させた。
今日生まれたばかりのホムンクルスは赤子のようなもので、過労で倒れたことが判明。肉体が脆弱すぎるので寿命はもって三年の命であると診断した。
その内ホムンクルスは意識を取り戻した。ホムンクルスは”黒”のライダーがなぜ自分を助けたのか真意は分からないでいた。
しかし黒のライダーこと「アストルフォ」は英雄としてただホムンクルスの少年を助けたいだけだった。
ホムンクルスの「助けて」という一言を受け、即答で”黒”のライダーは助けることを誓った。この日、運命が動き出した。
一方シロウにとって断固として潰さないとならない、世界でただ一人の存在「ルーラー」という者も今回の戦いの審判として現界に辿り着いたという。
どういった目的かは不明だが、シロウはルーラーの命を奪うことを固く決めている。
そしてシロウはマスターの命令に忠実な”赤”のランサーに、ルーラーを始末するよう命令を下した。
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第三章
ルーラーである「ジャンヌ・ダルク」が、フランス人のレティシアという少女の肉体を借り受けて現世に召喚された。
通常サーヴァントは戦地に直接召喚されるはず。しかしジャンヌ・ダルクは自分の祖国フランスに降り立った。
しかも他者の肉体を借り受けて召喚されるのもイレギュラー。
本来聖杯戦争の絶対管理者であるルーラーは八体目のサーヴァントとして召喚されるが、今回は十五体目のサーヴァントとして召喚された。
ジャンヌはルーマニアへ移動を開始したが、道中でシロウが差し向けた”赤”のランサー、古代インドの英雄「カルナ」が襲撃をかけてくる。
なぜ自分を狙うのかジャンヌは疑問に思うが、マスターの命令に忠実な”赤”のランサーは、ただ契約に従ってジャンヌに襲いかかった。
しかしその場に”黒”のセイバーと、そのマスターであるゴルドが現れ、ルーラーを助けるかのように”赤”のランサーと対峙し始めた。
”赤”側はルーラーの始末が目的だが、”黒”側にはルーラーを仲間として取り込み、戦いを優位に進めたいという狙いが透けて見えた。
だがルーラーには、”赤”のランサーが自分の命を狙っているにも関わらず、聖杯戦争の規律を見届ける義務があるという使命感がある。
ジャンヌはルーラーとして”黒””赤”のどちらにも加担しない姿勢を見せた。”黒”側からすれば狙いは外れてしまったことになる。
その後”黒”のセイバー「ジークフリート」と赤のランサー「カルナ」は激しい戦いを繰り広げる。
どちらも英雄に恥じない実力で拮抗していたが、数時間の戦いの末決着もつかないので、再戦の約束だけしてお互いこの場を去ることにした。
”赤”側のルーラーを始末するという狙い、”黒”側の仲間に取り込むという狙い、その両方共この日失敗に終わった。
”黒”のライダー「アストルフォ」は助けたホムンクルスに「ここから逃げ出したほうがいい」とアドバイスする。
ホムンクルスの前に”黒”のアーチャーも現れ、今後3年の命しかない事実と、どうやってこれから生きていくかを考えろと忠告しにくる。
そんな中、”赤”のバーサーカーがミレニア城塞に向かってきているという情報が入る。
”赤”のバーサーカーは単体で移動しているが、後一日程でミレニア城塞に到着するのだという。
ここで”黒”側は、”赤”のバーサーカーを捕獲し、自分たちの手駒にしようと考えた。果たして”赤”のバーサーカーを取り押さえることなど可能なのか。
ジャンヌは教会で宿をとり、現時点でのサーヴァントの動きを確認している。”赤”の陣営から一人のサーヴァントが単身で動いていることも把握できた。
更にジャンヌはイデアル森林を探索能力で調べ、他に”赤”のサーヴァント二騎が動き出したことに気づく。
どうやら街を外れ、郊外で戦い始めるらしい。ルーラーもその戦いを見届けに森へと駆け出す。
第四章
イデアル森林。”赤”のバーサーカー「スパルタクス」は身長2mを超え、全身が圧倒的な筋肉に包まれている。
”赤”のアーチャーとライダーが身勝手に突撃するバーサーカーを止めようとするが、バーサーカーは意思の制御ができず全く止まらない。
道中で”黒”の軍勢が仕掛けたゴーレム数百体が襲ってくるが、”赤”のバーサーカーは圧倒的な力で蹴散らし歩を進める。
”赤”のライダーとアーチャーの前には、”黒”のバーサーカーとセイバーが現れ襲い掛かってくる。
”赤”のアーチャーが弓で援護し、”赤”のライダーは”黒”のバーサーカーとセイバーに一人で勝負を挑みにいく。
「自分を倒したいなら七騎全員でかかってこい」と余裕を見せる”赤”のライダー。
そして挑発を受け不快な表情を見せる”黒”のバーサーカーとセイバーは、”赤”のライダーに飛びかかっていく。
一方”赤”のバーサーカーの前には”黒”のライダーとアーチャーが姿を現す。”黒”のライダーは宝具「触れれば転倒」という槍でバーサーカーを攻撃する。
その名の通り、槍に触れたものは転倒するというだけの効果だが、”赤”のバーサーカーはダメージがないにも関わらず転倒してしまった。
その隙にゴーレムたちが取り押さえるが、”赤”のバーサーカーのパワーで難なく振りほどかれてしまう。
そこに”黒”のランサー「ヴラド三世」が現れ、”赤”のバーサーカーの全身に鋭い杭を打ち込んだ。
続いて”黒”のキャスターが周辺のゴーレムたちを流体に変え絡みつかせ、”赤”のバーサーカーを完全に捕獲することに成功する。
”赤”のライダーの実力は無敵だった。”黒”のバーサーカー、セイバーの猛攻を受けても傷一つつかない。
焦った”黒”のセイバーのマスター「ゴルド」は、サーヴァントを絶対服従させることができる令呪と呼ばれる呪文 を発動した。
ゴルドは宝具を使って”赤”のライダーを仕留めるよう”黒”のセイバーに命じる。だが宝具を使えば自身の真名が露呈してしまう。
真名がバレると相手に知識があった場合弱点がバレてしまうのだ。
しかし強制的に宝具に魔力が凝縮し始めたところで、ゴルドはことの重大さに気づき、再度令呪を唱え強制的に攻撃を中止させた。
これにより”黒”のセイバーはただ魔力を消費した形になり、マスターとサーヴァントの信頼関係がないことを露呈した。
しかし突然”赤”のライダーの肩に矢が刺さった。今まで”黒”のセイバーの攻撃でも傷一つつかなかった”赤”のライダーの肩から流血が。
それは”黒”のアーチャーが放った矢だった。”黒”のアーチャーは”黒”のバーサーカーに”赤”のアーチャーを攻撃するよう命じ、戦いは続く。
その時ダーニックの元に”黒”のキャスターから連絡が。”黒”のライダーが自分のホムンクルスを逃してしまったので、捕まえてほしいと頼んでくる。
”黒”のキャスター曰く、”黒”のライダーの逃したホムンクルスは「炉心」というエネルギーに使えるのだという。
重要だと思ったダーニックは、ゴルドとセイバーにホムンクルスを捕まえてくるよう命じた。
迫ってくる”黒”のバーサーカーに矢を放つ”赤”のアーチャー。だがその矢を”黒”のアーチャーが撃ち落とす。
多少の矢が当たっても”黒”のバーサーカーは迫ってくるので、”赤”のアーチャーは持ち前の俊足を生かして一時退却してしまった。
一方”黒”のアーチャーに肩を傷つけられた”赤”のライダーだが、この大戦で自分を傷つける存在がいてくれたことに歓喜していた。
”赤”のライダーは唯一自分を倒せるかもしれない”黒”のアーチャーとの戦いを次回に延ばす為だけに一時退却した。
実は”黒”のアーチャーは、”赤”のライダーの真名も神の間に産まれた者であることも全て知っていた。神以外の全ての攻撃を無効化してしまう”赤”のライダー。
しかし彼と同じく神との間に産まれた”黒”のアーチャー、すなわち「ケイローン」ただ一人だけ”赤”のライダーを倒せる可能性があるのだ。
言い換えればケイローンが”赤”のライダーを倒さなければ、”黒”側は誰も”赤”のライダーを倒せない。そしてケイローンは赤のライダーの弱点も知っていた。
”黒”のライダーとホムンクルスが逃げた先には、ゴルドと黒のセイバーが待ち構えていた。すぐに”黒のセイバーはライダーを取り押さえた。
ホムンクルスは”黒”のライダーに逃げろと言われ、ゴルドを仕留める気で魔術を放った。しかしゴルドに魔術は通じず、ただ怒りだけを与えてしまう。
ゴルドはホムンクルスを殴り続けた。”黒”のセイバーは良心からゴルドにやめるよう頼んだが、ゴルドは”黒”のセイバーを「使い魔」呼ばわりして蔑む。
セイバーは自分のマスターの愚かさを感じ、ゴルドを強烈な一撃で気絶させたが、ホムンクルスの方はもう息を引き取るのを待つだけの状態だった。
自分がもっと早くとめていればこうはならなかった・・・、そう自らを責めた”黒”のセイバーは自分の心臓をエグる。
そして自分の心臓をホムンクルスに飲ませたのだ。それがホムンクルスの新たな心臓となり、ホムンクルスは救われ、息を吹き返した。
ここまでが『Fate/Apocrypha(フェイト・アポクリファ)』ラノベ1巻のネタバレ内容でした。
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3巻:>>フェイトアポクリファ3巻ネタバレ!ジークの黒い令呪と変色する肌