『Fate/Apocrypha(フェイト・アポクリファ)』ラノベ3巻の内容ネタバレです。
2巻では、影で怪しい動きを見せていたシロウの正体が天草四郎時貞だということが判明しました。しかも実はサーヴァントだったという事実。
”黒”側の長ダーニックもいなくなってしまい、聖杯戦争は一体どのような行方になってしまうのでしょうか。
というわけで今回はFate/Apocrypha(フェイト・アポクリファ)の内容をネタバレとして紹介したいと思います。
※この記事にはFate/Apocrypha(フェイト・アポクリファ)ラノベ3巻のネタバレ内容がガッツリ記載されています。
マンガやアニメを見るよ!という方は閲覧にご注意ください。
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目次
『Fate/Apocrypha(フェイト・アポクリファ)』の試し読みは?
『Fate/Apocrypha(フェイト・アポクリファ)』はコミカライズもされていて、活字が苦手!という方は漫画もおすすめです。
また絵があると臨場感なども大きく違いますし、コミックスで原作を読んでみると良いですね。
以下ネタバレを含むので、原作で内容を知りたい方は無料の試し読みもオススメです。
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Fate/Apocrypha(フェイト・アポクリファ)3巻!内容ネタバレ!
大聖杯を創り上げた御三家でありながら、戦闘面での力量が低く、第二次聖杯戦争で序盤に敗れたアインツベルン。
第三次聖杯戦争ではルーラーを呼び出して”サーヴァントへの令呪”という特権を活用しようと考え、アインツベルンはシロウこと天草四郎時貞を召喚した。
天草四郎は戦闘、魔術共に秀でたものはなかったが、やはりサーヴァントへの令呪があるという点は大きく、生き残り続けた。
第三次聖杯戦争も終盤に差し掛かった頃、アインツベルンは大聖杯に一番近い位置に立っていた。
しかしここでダーニックが偶然大聖杯を発見し、軍の力を借りて強奪計画に乗りだすという予想外の出来事が起こった。
そして第三次聖杯戦争で生き残ったのは、監督官として派遣された言峰璃正と天草四郎だった。天草四郎は大聖杯に触れていたので”受肉”を果たしていたのだ。
その後天草四郎は現界に残って言峰璃正の養子となって暮らすことを決めた。だが天草四郎は大聖杯を諦めたわけではなかった。
むしろ受肉を果たして第二の人生を得たので、次の聖杯戦争に挑む決意をしていた。このことは言峰璃正にも黙っていた。
天草四郎は大聖杯の光を浴びた時に、この力さえあれば万民を幸福にすることが出来ると確信したのだ。そして60年の月日を待ち続けた。
そして今回の聖杯大戦はここからが真の戦争。天草四郎は人類の平和を願って戦いに挑む。
第一章
セイバーに命を奪われたが、”黒”のバーサーカーの放った落雷の衝撃で生き返ることのできたジークは、”黒”のライダーと再会する。
二人は崩落しかけたミレニア城塞へ向かおうとするが、そこに”黒”のライダーのマスターであるセレニケが立ちふさがる。
セレニケはライダーの勝手な行動に憤怒を通り越し、ライダーの最も苦しむ結末を用意するという目的に変わっていた。
令呪を使用し、”黒”のライダーにジークの命を狙わせる仕向けたが、そこに”赤”のセイバーが現れセレニケの頭部をはね飛ばしてしまった。
”赤”のセイバーには”黒”のライダーとジークに対する戦意はもう無く、次にまた会うことがあれば「躊躇なく斬る」と言って大聖杯の元へ向かってしまった。
セレニケの令呪をライダーは宝具の使用によって耐え続け、ジークを攻撃しないですんでいる。
そこでジークは、自分が”黒”のライダーのマスターになりたいと告げた。
”黒”のライダーは躊躇したが、ジークの願いを叶える為に契約し、ジークのサーヴァントになった。その頃空中庭園ではシロウとジャンヌが対峙していた。
”赤”のライダーとアーチャーは、シロウが自分たちのマスターを操ってマスター権を奪ったことに怒りを隠せず攻撃を仕掛けた。
しかし”赤”のランサーとアサシンが二人の攻撃を阻止する。
更に”黒”のキャスターは今のマスターである「ロシェ」に何も危害を加えないことを引き換えに、シロウのサーヴァントとなった。
こうしてジャンヌと”黒”のアーチャーが今のシロウにとって邪魔な存在となり、早速”黒”のキャスターに二人を攻撃させた。
もう”黒”も”赤”もなく、シロウ側につくかジャンヌ側につくか、という戦いになってしまっている。
しかしそこに”赤”のセイバーが現れジャンヌに加勢し、隙の出来たジャンヌ、”黒”のアーチャー、セイバーは三人で一旦逃走し始める。
”赤”のセイバーは途中でいなくなり、ジャンヌは”黒”のアーチャーに自分の仲間になるよう頼み、”黒”のアーチャーも仲間になることを承諾した。
もはや”黒”側にはダーニックもおらず、”黒”と”赤”の対立構造は完全に崩壊している。今は天草四郎の行動を止めることに専念すべきだとジャンヌは判断した。
その頃”黒”のキャスターは自身の最高傑作と言える至高のゴーレム「王冠・叡智の光(ゴーレム・ケテルマルクト)」を起動させていた。
その頃ジークは崩落しかけたミレニア城塞に到着しており、動けるホムンクルスと一緒に、まだ供給槽で生きている仲間のホムンクルスを運び出していた。
そこに”黒”側の魔術師であるフィオレ、カウレス、フォルヴェッジ姉弟、ゴルドがジーク達の前に立ちふさがる。
しかしジークの元へサーヴァントになった”黒”のライダーが駆けつけると状況が変わった。”黒”のライダーの対魔力は最高値のAランク。
現代の魔術師がいくら立ち向かっても傷一つつけることができない。諦めのムードが漂うユグドミレニアの魔術師たち。
その場にいたゴルドも自分のミスでジークフリートを失ったことを後悔しており、ホムンクルスを解放しようと言い始めた。
まだ”黒”側の敗北と決まったわけではないが、フィオレは状況を整理しホムンクルス達を解放することに決めた。
その時”黒”のアーチャーからフィレオに念話が届いた。
”黒”のキャスターであるアヴィケブロンが、ロシェを「炉心」として使用し、宝具「王冠・叡智の光」を発動させようとしていることを告げてくる。
”黒”のキャスターは元々ジークを炉心にしようとしていたが、ジークに逃げられたため次はゴルドを炉心として考えていた。
しかしシロウが自分の新たなマスターになったことで、元マスターであるロシェを炉心にできることを思いついた。
ゴーレム造りの家系に生まれ天才と称されたロシェは炉心として最適。そして”黒”のキャスターの生涯の夢は「王冠・叡智の光」を発動させること。
ロシェは”黒”のキャスターに憧れと好意を抱いていたが、”黒”のキャスターはあくまで自分の夢を優先し、ロシェを犠牲にすることを選んだのだ。
ロシェは”黒”のキャスターに首を掴まれ、ゴーレムの胸部に投げ捨てられ、溶けてゴーレムと一体化した。
”黒”のキャスターは巨人となったゴーレムを操り、”黒”のマスターたちを攻撃し始めた。だが”黒”のアーチャーが”黒”のキャスターの頭部を矢で撃ち抜いた。
致命傷を負った”黒”のキャスターは、せめて自分もエネルギーになろうと思い、最後は巨人に取り込まれていった。
巨人は神々しい存在であり、動くだけで周辺が「楽園(エデン)」に書き換わるので、仮に傷をつけても大地も自身もすぐに復元されていく。
だが”黒”のアーチャーは森羅万象を見抜く目を持っていた。ゴーレムは大地から流れる膨大な魔力を足の裏から吸収していることに気づく。
脳天の霊核、心臓の炉心、足の裏を大地から引き剥がすことで倒すことが可能だと”黒”のアーチャーは見抜いた。
”黒”のアーチャー、ジーク、”黒”のライダー、ジャンヌ、”赤”のセイバーにも加勢を頼み、5人の英霊が力をあわせて巨人を撃退することに成功した。
何とか”黒”のキャスターとゴーレムを倒すことが出来たが、シロウ側が大聖杯を持っているのでまだ現状は好転していなかった。
とりあえず獅子劫もジャンヌの元に合流し、その場の全員が現在の状況と情報を共有することにした。
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第二章
ジャンヌは集まった”黒”の魔術師たちに天草四郎についての情報を話し、一時的に一同は手を組むことになる。
そしてジークは自分の肌色が胸部、背中にかけて”黒”く変色しつつあることに気付いたが、今のところ今後どうなってしまうかは分からなかった。
ジャンヌはそもそもジークの令呪が黒いことも気になっていた。ルーラーのジャンヌも”黒”の令呪など知らないからだ。
令呪は3画所有できるが、ジークは残り一つになっているので、ジャンヌは自分の持つジークフリートへの令呪をジークに与えることにした。
”赤”側のサーヴァントたちは、自分たちの願いとシロウの願いが被らないことを知り、とりあえずシロウの仲間として戦うことを決めた。
獅子劫家は以前悪魔と契約し魔術を得た経緯があり、その代償として子孫を作ることが出来ない呪いが、一族最後の人物・獅子劫界離にかかっている。
獅子劫の願いは一族を再度繁栄させる為に自身の呪いを解除することだった。
その為には今のところジャンヌたちと手を組む必要があり、”赤”のセイバーも獅子劫の言うとおりに協力することにした。
一方生き残ったホムンクルスたちはまだ生きている仲間を介護しており、ゴルドが嫌々ながらもホムンクルスたちの延命処置を手伝った。
第三章
万能の力と全ての真理が有るという”世界の外側”から大聖杯は魔力を吸い上げているという。
世界には”裏側”というものもあるらしいが、そこには幻獣などが住んでいるらしい。
ジャンヌ、”赤”のセイバー、”黒”のアーチャー、ジークは戦いの前に夢を見ていた。ジャンヌは自分の信念を貫いた末に処罰された夢。
”赤”のセイバーは望まぬ母から生まれた為、父アーサー王から不遇な扱いを受けた夢。
”黒”のアーチャーはかつて自身が教師として接していた”赤”のライダー「アキレウス」との過去の夢。
ジークは自分に心臓を与えてくれたジークフリートが竜と戦っている頃の夢を見ていた。
どうやらジークは令呪を使って二度ジークフリートをその身に宿した結果、ジークフリートそのものに変化しようとしているらしい。
ジャンヌ曰く、今後も令呪を使用してジークフリートになることがあれば、ジークという人格がなくなってしまうかもしれないと予想する。
”黒”のサーヴァントでありながら未だ顔を見せていないのは”黒”のアサシンだった。
すでに「切り裂きジャック」として派手に街で非道を重ねており、罪のない者を沢山手にかけていた。
それだけでも聖杯戦争においてペナルティを科すには十分なので、ジャンヌはアサシンを討伐することに決めた。
空中庭園に行くには飛行機を調達する必要があるが3日間ほどの時間を要する。その間に”黒”のアサシンを処罰しなければならない。
ジャンヌはカウレスと”黒”のライダー、ホムンクルスのアルツィアを連れてアサシンの捜索を開始する。
途中で”黒”のアサシンが人々を拷問していた場所を見つけ、他界した魔術師たちの残留思念を感じ取ることができた。
”黒”のアサシンが拷問を行っていた目的は、ミレニア城塞へ忍び込む為のルートを魔術師たちから聞き出すためだったことが判明した。
”黒”のアサシンは元のマスターである相良豹馬に召喚されてからすぐに手にかけており、今後聖杯戦争に参加しているマスター全ての命を奪うつもりでいる。
そして今、”黒”のアサシンはミレニア城塞に向かっていることも分かった。すぐにカウレスは”黒”のライダーとジャンヌをミレニア城塞に戻らせた。
その頃”黒”のアサシンは既にミレニア城塞に到着していた。
”黒”のアサシンは辺りに霧状の毒ガスを振りまいて気配を隠し、ミレニア城塞に潜入してから最初にフィオレの命を狙った。
フィオレは突然の奇襲でピンチに陥るが、そこに紙一重”黒”のアーチャーが到着し”黒”のアサシンと戦闘開始する。
しかしこのまま戦っていては、”黒”のアーチャーの元に他のサーヴァントが加勢に来てしまう。
流石にサーヴァント数体と戦うのは避けたいと思った”黒”のアサシンは、再度また来るというセリフだけ残して”黒”のアーチャーの前から去っていった。
短い時間ではあったが命をかけて戦ったというのに、”黒”のアサシンのスキル「情報抹消」の効果は凄かった。
襲われて戦った覚えはあっても、”黒”のアーチャーは既に”黒”のアサシンの顔すらも記憶に残っていなかった。
第四章
シロウにとって”赤”のアサシンの空中庭園は大聖杯を移送するために必要だった。
”赤”のアサシンにとっても”女帝”としてこの世に君臨したいという望みがあるので、現時点ではシロウを裏切るわけにはいかない。
しかし互いの利益が互いの害になった時、自分は果たしてどうするつもりなのか。今のところ”赤”のアサシンにはその答えが出ていなかった。
ロンドンの時計塔にいるベルフェバンは、今回の聖杯大戦の異常事態に対しかなりうろたえていた。しかし聖杯大戦は一定期間が過ぎれば自動的に終了する。
それまで徹底した監視をしておけばリスクもないとベルフェバンは考えた。
”黒”のアサシンは「気配遮断」を使って相手に気づかれず近づける為、想像以上に難敵だということが分かった。
ジャンヌはどのように”黒”のアサシンに対抗すればいいのか、マスターたちと作戦を練り始めた。
誰かが囮になって攻撃を誘い込み、次にサーヴァントたちが気配を悟られないように近づいて”黒”のアサシンを包囲し討つ。そのような作戦を考えだした。
問題の囮役だが、何とジーク本人自ら願い出た。以前”黒”のアサシンはホムンクルスを手にかけており、どうしてもジークは敵討ちをしたいのだという。
だがジーク一人だと危ないと思ったジャンヌは、自分も一緒に囮になることを決めた。
ジークとジャンヌはトゥリファスの街を散策し始めた。途中でコーヒーショップを見かけたので二人は息抜きに入り、しばし会話をする。
ジャンヌはジークに対し、”黒”のライダーのことをどう思っているのか尋ねた。というのも、ライダーは外見上は女にしか見えない。しかし男である。
ジークと”黒”のライダーの関係性を気にしていることから、ジャンヌがジークに気があることはここで分かった。
自分のことをどう思っているか、魅力的に感じるか?そんな質問もジャンヌはジークにし始めた。
しかしジークはホムンクルスでありそういった感情を理解していないので、ジャンヌの心の動きには全く気づいてはいない。
ジークはライダーのことを助けてくれた恩人で親友だと思っている。勿論ライダーにとってもジークは親友である。
その後二人は散策を続け、トゥリファスの地理は概ね把握した。”黒”のアーチャー、ライダーも既に配置についている。街には雨が降り始め夕暮れ時。
ジャンヌとジークは通りを歩いているとある母子とすれ違った。だが暫くして後方から母子の悲鳴が聞こえてくる。
ジークが後ろを振り返ると辺りは霧に包まれており、母と子の声だけが聞こえてくる。
すぐにジークは単身霧の中に飛び込み母親の絶叫を聞き取って駆けつけた。倒れ伏している母親をジークは助けようと近づいた。
だがその母親は顔を上げたと同時にジークの胸元に銃口を突きつけていた。一瞬の出来事、状況の整理も出来ないまま、銃弾がジークの意識を刈り取った。
通りですれ違った母子は、”黒”のアサシンとそのマスター六導玲霞だったのだ。
ここまでが『Fate/Apocrypha(フェイト・アポクリファ)』ラノベ3巻のネタバレ内容でした。
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ラノベネタバレ
1巻:>>フェイトアポクリファ1巻ネタバレ!サーヴァント黒VS赤の聖杯大戦
2巻:>>フェイトアポクリファ2巻ネタバレ!シロウの正体と二騎のルーラー
3巻:この記事