「BEASTARS」コミックス3巻の内容ネタバレです。
2巻では演劇部の新歓公演が始まり、そこでルイはケガをしながらも凄まじい演技を見せ、初日の公演を成功に収めました。
しかし公演が終わるのと同時にルイはケガにより倒れ気絶してしまいます。目を覚ましたルイは疲労骨折により2日目の公演は出演できず。
そしてルイの代わりにアドラー役を務めるビル、そのビルの代わりに敵役に選ばれたレゴシは本番中にも関わらず喧嘩を始めてしまいました。
ルイがアドリブで仲裁に入り公演は何とか成功に終わりました。というわけでBEASTARS3巻の内容ネタバレを紹介していきます。
※この記事には「BEASTARS」3巻のネタバレ内容がガッツリ記載されています。マンガやアニメを見るよ!という方は閲覧にご注意ください。
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「BEASTARS」の試し読みは?
「BEASTARS」は週刊少年チャンピオンで連載中の作品です。現在は15巻まで既刊されています。
動物達で人間のような社会を作るとこういう悩みを抱えるのか、と考えさせられる雰囲気のある面白い漫画です。
アニメ放送も開始されるので、内容を早めに知りたい!という方は漫画をチェックするのもおススメです。
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「BEASTARS」コミックス3巻の内容ネタバレ
二日目の舞台の後、レゴシとビルはルイに謝りに行った。ルイは理性を失った肉食獣二人が舞台で喧嘩し、血で汚したことに激怒している。
その途中広報部が二日目の公演についてインタビューに来る。少し戸惑ったルイは、舞台は成功したものとしてインタビューを受けるよう二人に命じた。
まず公演の内容がガラリと変わったことが事故であったのか?と聞かれ、ルイは事前に計画していたことだと答えた。
次にあの公演を見た観客はみんな驚いたと思います、という質問に対し、自分達演劇部にとっても大きな挑戦だったとルイは説明する。
後輩たちにとっても大きな意味のある舞台になったと思います、と答えレゴシと目を合わせる。
その後レゴシは、あの舞台での自分の行動には自分の信念があったのだろうか?と悩んでいた。
今までのレゴシは一匹で悩んでは立ち直って、人知れず生きてきた。だがあの舞台での行動は、生まれて初めてそれでは気が済まないと思ったものだった。
一方園芸部の部室でハルは二日目の演劇部の新聞を見ていた。その横のベッドにはなんとルイの姿が。二人は恋愛関係にあったのだ。
そして今は季節の変わり目。レゴシのいるイヌ科部屋では断髪式が行われ、動物達も夏仕度を始めていた。
夏には学園の一大イベント「隕石祭」が行われる。演劇部は去年に引き続き街の装飾担当になる。
無許可で学園から外出できるのではしゃぐ部員たち。その一方で隕石祭の装飾担当は美術チームに負担がのしかかる行事であった。
隕石祭とは、恐竜がすべての動物の祖先であり、神でもある特別な存在とされ、絶滅した恐竜の霊を迎え入れるという意味で行われる行事。
それは今となってはほぼ建前。ちなみに隕石の落下で恐竜が絶滅したのは夏だったと言い伝えられている。なのでこの季節に行われるらしい。
隕石祭による皆の楽しみは最終日に行われる点灯式。その理由は中央に置かれた隕石型の装置に一緒に蝋燭を置いた男女が結ばれると言われているから。
美術チームの打ち合わせが終わったレゴシは通路でハルを見つけた。ハルはお腹が空いた、と言ってレゴシを食事に誘ってくる。
けれど、一緒に食事をしても、何だかハルから距離を取られているようにレゴシは感じていた。
実際ハルは肉食獣のレゴシが口を開ける度に身体が拒否反応を示していたし、草食獣の本能的に抗えず食われてしまう・・・という恐怖を感じていた。
ハルもレゴシが良いオオカミだとは感じていたが、そういった本能的な差を埋めて仲良くなれる方法を思いつけないでいた。
レゴシも同じように距離を感じていたが、ちゃんとハルと向き合っていなかったのは自分なのかもしれない、とも感じていた。
放課後の自由時間。一匹のトムソンガゼルが肉食動物の犯行により他界、というニュースが流れていた。
犯行に及んだその肉食のグループの中にはハイイロオオカミが一匹含まれていたという。
そのニュースのせいで生徒たちからいじめにあっている一匹のハイイロオオカミのメスを発見するレゴシ。
レゴシは自分の妹だと偽って助けてあげたが、そのメスオオカミの名前はジュノといい、演劇部の新入部員なので先輩であるレゴシのことを知っていた。
ジュノは先輩のシイラからレゴシは優しいオオカミだと聞かされていたので、実際その通りで凄く嬉しい、と言って喜んだ。
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ジュノと別れてからレゴシは部室に向かい、明日の放課後、選ばれた2年のメンバーだけで役所と隕石祭の打ち合わせに行くようルイから言われた。
ガゼルの事件があったので危険が無いよう、肉食獣の2年生が役所と打ち合わせにいかないとならないという。
最後にルイから「裏市に寄り道するな」と厳重に言われた。裏市とは噂によると、草食の血や肉が売られている場所。
「裏市」など本当に存在するのか?。レゴシ達はかなり困惑したが、後日演劇部の肉食獣で放課後街へ出かけた。
しかしあろうことか、役所での打ち合わせが終わったレゴシ達は、帰り道を間違えて知らないうちに裏市へ足を踏み入れてしまった。
自分の指に値札をぶら下げ、指を売っている草食のじいさんがいた。それが裏市。
裏市の実在に興奮したビルは誘惑に負け、禁断のその指を7万で買おうとする。レゴシはビルを止めようとし、二人はまた喧嘩を始める。
そんな中、普段ならレゴシの味方に付くであろう仲間の肉食達が、裏市の誘惑に負けて皆ビル側についてしまった。
大人たちが楽しそうにしているのは裏市があるからだ、とビルは言い切るが、大人になるとはそういうことなのか?と言ってレゴシは激怒し一人で帰ることに。
だが裏市を突っ切って帰ろうとするレゴシも、裏市の商品やハルを思い出して唾液が止まらなくなり、自分の醜い欲望と葛藤して立てなくなってしまう。
レゴシは気絶したが、ここで裏市の番人であるパンダの「ゴウヒン」が登場。ゴウヒンによってどこかへ連れていかれてしまった。
目を覚ますとレゴシは身動きを封じられており、動きを鈍らせるための嗅覚を遮断するマスクをはめられている。
レゴシが目を覚ましたのでゴウヒンはマスクを外し、「自分は何もしていない」と言って敵意を向けるレゴシに強烈なパンチをおみまいした。
ゴウヒンが言うには、裏市で気絶している者やパニックを起こした者は、ほぼ100%の確率で草食に手を出しているのだという。
ゴウヒンはレゴシの症状を調べる為、草食動物を食ったのはいつだ?と質問した。レゴシは食べかけて正気に戻った、と答える。
一度食べようとした草食とその後も接触しているというレゴシを見て、ゴウヒンはその感情が肉食獣の性質によるものだと考えていた。
そこでゴウヒンは、草食の味が忘れられずに自分の腕を噛み千切った者、全身の毛が抜けた者、などの写真をレゴシに見せた。
そしてレゴシと同じように、一匹の草食動物を好きになってしまい、結果的に食べてしまったという例もあるという。
ゴウヒンはそういった患者を更生させる裏市の心療内科医らしく、実際に更生できた者はほぼ稀であるとも言っている。
ゴウヒンは自分のケモノとしての本能を捨て、裏市には医者が必要だと気づき生きてきた。そして患者たちと戦い何度も命を奪われかけてきた。
レゴシが抱いているのは狩猟本能が変形した恋愛感情、食べたい本能のカモフラージュであり、事実そういった感情が一番危険なのだという。
だから今のうちに彼女との関係を断ち切った方が良い、と言ってゴウヒンはレゴシを説得する。
しかし17年間恋をしたことの無いレゴシは、ゴウヒンの思っているようにはならない、と言い切って帰ろうとした。
17才にもなって恋愛を全くしたことが無い、というレゴシの話を聞いたゴウヒンは「こいつ色々こじらせすぎだろ」と感じた。
なので悩んだ末にゴウヒンは、小動物を特集した大人だけが読める本をレゴシに渡し、これを読んで自分を試せと言って説明した。
これは本当に行われている診察方法らしく、この雑誌に興奮したのなら、単純に小動物全般に対して特殊な性癖を持った少年と診断される。
逆にこの雑誌を見て何の反応もないのであれば、1匹のウサギ(ハル)だけに執着しているということになる。
ゴウヒンの家からの帰り道、アオバが歩道に立っておりレゴシを待っていた。結果的にアオバは裏市のじいさんの指を食べれなかったのだという。
演劇部の草食動物達、仲間を思い出していたら気持ち悪くなってしまったのだという。
こんな鋭い肉食のくちばしを持っているアオバも必死そうにしている、そんな姿を見るとレゴシは涙が込み上げてきた。
アオバはレゴシに謝り、一緒に帰ろうと言った。レゴシはそう言われ、自分が肉食獣だとしても、この世界でしっかり立って行こうと思った。
というわけでここまでが「BEASTARS3巻ネタバレ!7万の指と裏市の医者ゴウヒン」でした。
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