「アンゴルモア元寇合戦記」コミックス8巻の内容ネタバレです。
7巻では火攻めと迅三郎達の脅威的な粘りにひるんだウリヤンエデイが兵たちを一時退却させました。
迅三郎は裏切り者の白石の首をはね、その後義経流を使う謎の蒙古兵「両蔵」と再度遭遇。なぜ義経流を知っているのかはまだ謎のまま。
その後蒙古は大軍で押し寄せてくるようですが、今回はそんな「アンゴルモア元寇合戦記」のネタバレ内容を紹介していきます。
※この記事には「アンゴルモア元寇合戦記」の8巻のネタバレ内容が記載されています。マンガやアニメを見るよ!という方は閲覧に注意です。
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「アンゴルモア元寇合戦記」の試し読みは?
「アンゴルモア元寇合戦記」は現在9巻まで続いている人気マンガ作品です。
アニメでは原作の内容を元に描かれてはいますが、もっと続きを知りたい方や詳しい内容を知りたい方は原作を読んでみると良いですね。
この記事は以下ネタバレを含むので、原作で内容を知りたい方は無料の試し読みもオススメです。
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「アンゴルモア元寇合戦記」コミックス8巻の内容ネタバレ!
高麗王「諶(諶)」の功績で高麗は大きく変わった。これは後に忠烈王と呼ばれた高麗国国王「諶」の物語。
5年前のモンゴルの話。高麗使節団のカゴに揺られていた諶は、蒙古の皇帝フビライは自分をどのように扱うのだろうか?そう思って不安がっていた。
10年前に高麗が蒙古に降伏した時、諶の父親はわざわざ遠方のフビライに会いに行ったのに、粗末な席に放っておかれるという屈辱を受けたという。
部下の趙義光は高麗は30年間も戦って蒙古を散々手こずらせてきたので、恐らく蒙古も自分たちを侮ることはないと強気な姿勢を見せていた。
この趙義光は、昔蒙古の一隊が王宮内に侵入した時、守り役が皆逃げ出す中、諶の傍で戦ってくれた忠義ある部下だった。
蒙古では蒙古大朝国四海皇帝のフビライ・カアンが天下を治めていた。当時モンゴル帝国を訪れた修道士はこう記している。
すべてのモンゴル人は降伏者以外との講話を禁ず。「我らで世界を支配せよとの太祖(チンギスハン)より伝わる命令を帯びている」と。
それはいつしか天神(テングリ)からくだされた崇高なる使命と位置づけられ、「チンギス統原理」という信仰にまで発展した。すなわち世界征服信仰である。
世界を蒙古が支配するその日まで、ユーラシア大陸に破壊が止むことは決してない。奴隷たちの列は地平線まで続いていた。
高麗国は30年間も蒙古に逆らい続けた過去がある。それがフビライには気になっていた。
高麗国もよほど烈々たる忠心を示さねば、永久に下席のままだとフビライは到着した諶に告げた。
諶はどうしても高麗の地位を上げたいと思っており、親密な諸王や、皇帝の直臣達、そのさらに上席には皇族たちがいるが、それよりも上に行きたいのだ。
服属国から吸い上げる富はまだ高麗までは届かないが、もし皇帝の娘婿となったなら皇族とみなされる。
自分が婿となってその席に座れれば、高麗国の格は一気に上がるだろう、そのように諶は目論んでいた。
だが諶が蒙古の上都から帰っている間に吉報が。なんと諶の父親が部下の手によって玉座から降ろされたというのだ。
武臣、林衍(りんえん)が謀反を起こしたのだ。目の前の河を越えれば祖国高麗なのに、諶達はうかつに移動できなくなってしまった。
趙義光はすぐに川を渡り、兵を集め、武臣たちを討ち果たしてしまおうと言うが、林縁はどのような対策をしているか分からない。
だが、諶はこの災いは考えようによっては何か転機になるかもしれないと考えた。諶はすぐに上都へ引き返しフビライにこのことを報告しようと考えたのだ。
つまり高麗国内の政変に蒙古を介入させるということだ。これは自分の父を玉座に戻すための好機になりえる、と諶は思った。
諶から事情を聞いたフビライは、糾問使として配下の武将と兵3000を諶の帰国に付き添わせた。
蒙古軍の圧力に恐れをなした林衍は慌てて王を復位させたが、まもなく林衍親子は処罰され、高麗王家が政権を握ることとなった。
諶はフビライの皇女の婿になりたい、と自分の父 「倎(てん)」に報告した。後ろ盾があれば安泰だと諶は思ったのだ。
皇女を嫁にもらうにはフビライの近くに仕えることが条件。親衛隊(ケシク)に入ればその話は実現する、そのように諶は思った。
高麗国を思えばこのような政策も仕方ないこと、そのように諶は割り切っていた。
1271年に諶は皇帝の親衛隊に入ったが、30年間も争った高麗に自分の娘を渡すなどフビライは許さなかった。
どうしても娘を欲しければ武功をたてろとフビライは言う。フビライはこれから自分たちに従わない日本へ遠征を行うらしい。
高麗にはその軍備を命じ、成し遂げれば武功にしてくれるという。チャンスだと思った諶は、フビライに必ず武功をたてると告げた。
その後諶はモンゴル人の服装で高麗に帰国し父達を驚かせた。諶がこれからやることは、三別抄(さんべつしょう)らの討伐。皇女との婚礼、そして日本遠征。
しかし同じ高麗人の三別抄や遺恨もない隣国(日本)に刃を向けたくはない、と趙義光は諶の考えに反対した。
30年間高麗が高麗であるために自分の祖父も父もその誇りを胸に倒れた。そのことが趙義光は忘れられなかった。
だが諶はもうそんなことは忘れ完全に蒙古に従うべきだ、という考えに変わっていた。
結局そんな諶についていけなくなった趙義光は都を抜け出し、三別抄らの軍に加わった。だがその後、蒙古高麗連合軍によって三別抄ら反乱軍は滅亡した。
そして翌1274年、乱が治ったことでついに皇女クトゥルクケルミシュと諶との婚礼が許された。席次も最高位になった。それを諶は父に報告した。
だが父は喜んでなかった。自分は確かにかつてフビライに会いに行き粗末な席を与えられた、だがそれが何だというのだ?そのように父は思っていた。
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父はここに座す者として民を治め武人をなだめ、蒙古と日本に挟まれながらも何とか均衡を保てるよう心血を注いできたと言う。
なので父は息子の諶をこの席に座らせることはできないと言った。だが、この婚礼の翌月高麗王は他界した。そして諶が王位についた。
諶は自分の大切なものをたくさん失いながらも今の地位につき、そしてフビライの期待に応えるために今日本を遠征しているのだ。
そして金方慶はそんな諶の期待に応えるために、必ずやこの日本遠征を成功に導こうと気合を入れている。
そして元帥(総大将)のクドゥンはこんな遠征など蒙古が勝って当たり前だと思っているのだ。
獣たちも蒙古の大軍がやってくるのを察知し、金田城の近くまで避難してきた。トイバライ達はどれほどの軍勢がやってくるのか?と恐怖していた。
だが昼間に蒙古相手に有利に戦った迅三郎についてきていた兵士たちは、未だに士気が高いままだった。
長嶺は倒れた長老の元へ行き割れた甲羅を見て額に汗を流していた。まるで凶兆。しかしこれは自分たちに降りかかる厄災がなくなったということ。
なぜならこうして長老が身代わりとなり神々を鎮めたからだ!と長嶺は皆を安心させる為に都合のよい方向で解釈させた。
長嶺は兵士たちの士気を落とさぬために、御徴によれば「災いが転じて吉と出た」、そう伝え兵士達に自分達は勝つ!と言って士気を高め始めた。
その晩。蒙古軍副元帥の洪茶丘(こうちゃきゅう)将軍が20人程の軍を引き連れ金田城に向かってきた。
洪茶丘はあえて自分たちの姿を晒して戦意を削ぐために、部下たちの松明を消さずに進軍を開始した。
そして長嶺たちの目の前の森にたくさんの松明の火が灯った。あまりに多すぎる蒙古の軍勢の火。それを見た輝日は愕然とし恐怖した。
鬼剛丸と流人の商人「張明副(ちょうみんぷく)」は近くにあった船を見つけ、二人で対馬を脱出することにした。
阿無志や火垂は鬼剛丸たちを見送り、島に残って戦うことを決めた。
迅三郎は近くにいる獣たちを蒙古に仕向けるために、大きな音を立てて獣たちを脅かし城と逆方向へ走らせた。
その作戦は成功し、獣たちは逃げるために蒙古兵たちを踏み台にし駆け始めた。ががこの作戦は小手先であり所詮は一時だけのこと。
人間は獣のように容易くは追い払えないので、蒙古兵はすぐに体勢を立て直して城に近づいてくる。
迅三郎や兵士たちは石垣を登ってくる蒙古兵たちを切り捨てて行き、蒙古兵達も一時退散し始めたがこっちの犠牲も相当なものだった。
今押し寄せてきた蒙古兵は恐らく100人足らず。おそらく功を争って一足先に向かってきた兵士達だろう。そう迅三郎は予想した。
後半刻もすれば森の中でたくさんの松明を灯してるあの本隊が到着してしまう。もしそうなってしまえば対馬兵にもう勝ち目はない。
迅三郎は一旦城を捨て、援軍の到着を待つまで山野に隠れていよう、そう長嶺に提案した。
一人でも多く生き延びるためにはしょうがないと思った長嶺は、急いで皆を城から出し落ち延びさせることに決めた。
一方鬼武丸は船を漕ぎながら迅三郎は変わったな、と思っていた。なぜなら2年前に自分の前に始めて現れた迅三郎は今のような迅三郎ではなかったからだ。
鬼剛丸は当時海賊をしており、船に乗っていた民を襲っては通行銭や人、荷物を奪っていた。だがそこに検断使として迅三郎が船でやってきた。
迅三郎は鬼剛丸に捕まっている民がいたにもかかわらず、族の退治が優先だと判断し民もろとも弓を放ってきた。
船がひっくり返り海に落ちる民を放って、まずは海賊を討伐すべきだと言って迅三郎はすぐに鬼剛丸に襲いかかった。
迅三郎が鬼剛丸を引きつけている間に迅三郎の部下たちが網で鬼剛丸を捕獲した。
しかし鬼剛丸を捉えた後の迅三郎は既に鬼剛丸に興味がなく、迅三郎はそういう非常な面を持っている。鬼剛丸はそれをよく知っていた。
そんな間も蒙古の軍船は海にたくさん現れていた。金田城の北と南から囲まれ、対馬の民達は完全に袋の鼠になってしまった。
もはや金田城から逃げることすらできない。迅三郎はただただ少弐景資からの援軍を待っていた。
その頃九州は博多にいた小児景資は迅三郎に援軍を送ろうとしていた。迅三郎と約束した程の数は用意出来ず、実際送れるのはせいぜい300人程。
しかし迅三郎の期待に応えることのできるような精強の者を選び抜いたのだという。武具兵糧もある。守りの足しにもなるはず。
夜明けを待たず、兵が揃えば出発するよう少弐景資は兵士たちに命じた。
だが少弐景資の元にその父・少弐資能(かげよし)がやってきて対馬へ援軍など送るな、と言ってくる。
鎮西の西奉行である少弐家は、東奉行の大友と功を争っていた。なので合戦の前からいたずらに手勢を裂いて大友に後れをとりたくないのだ。
蒙古軍を追い返した後の九州の勢力図に響く、と資能は言ってくる。だからもう対馬の戦は放っておき、援軍を送るのは辞めろ、資能は言う。
だが対馬の民とて少弐家の領民である。少弐景資は父・資能のその決断に納得できなかった。
迅三郎は少弐景資からの援軍を待ってみたが、結局待ってみても援軍は来なかった。そして迅三郎は腹をくくる。
迅三郎は自分に従っている仲間の兵たち53人に呼びかけ、お前たち仲間がいる対馬は良い島だと思っている、と告げた。
そして一生懸命にこの島を守りきる、そのように部下たちに告げ、迅三郎は仲間たちの士気を高めた。
そしてついにものすごい大群の蒙古軍が金田城に押し寄せてくる。
というわけでここまでがアンゴルモア元寇合戦記8巻の内容ネタバレでした。
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