ゼロから始める魔法の書1巻の内容ネタバレです!

2017年春アニメとして放送開始するゼロから始める魔法の書ですが、コミカライズもされている人気作品です。

結構人気が出るのではないかなと予想していて、かなり注目の作品です。

というわけで今回はゼロから始める魔法の書1巻のネタバレを早速紹介していきたいと思います!

※この記事には「ゼロから始める魔法の書」ラノベ1巻のネタバレ内容がガッツリ記載されています。

マンガやアニメを見るよ!という方は閲覧にご注意ください。

スポンサーリンク

「ゼロから始める魔法の書」の試し読みは?

ゼロから始める魔法の書は9巻まで続いている人気ラノベ作品です。活字が苦手!という方は漫画も出版されています。

アニメでは描ききれなかった部分を知りたい方は原作を読んでみると良いですね。

以下ネタバレを含むので、原作で内容を知りたい方は無料の試し読みもオススメです。

「ゼロから始める魔法の書」で検索

↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓

>>「ゼロから始める魔法の書」を無料で試し読み  

「ゼロから始める魔法の書」ラノベ1巻の内容ネタバレ!

教会騎士団は悪事を働いた魔女を捕まえ火刑にした。民衆はそれを見ながらいい気味だと盛り上がっている。

教会暦526年。世界には魔女がいて、魔術という学問があり、世界はまだ魔法という技術を知らなかった。

一章 魔女と獣堕ち

魔女・ゼロ

 

魔女・ゼロは魔術師十三番を待って洞窟にいたが、なかなか十三番が戻ってこないのでこの場所を後にすることにした。

十三番はゼロがこの場所から出ようと考えることを予想しており、歩いても同じ景色になるように結界を張っていた。

しかしゼロは魔法を唱え森の一部を吹き飛ばした。そして、その後数日の月日が経過する。

 

追い剥ぎ魔女に追われている獣堕ちの魔女

 

男はある「追い剥ぎ魔女」に命を狙われており、何とか逃げる為にひたすら疾走していた。

しかし走っていたら木の根に引っかかってしまい、崖から転がり落ちてしまう。落ちた先ではゼロが鍋を作っており、男はその鍋に落ちてしまったのだ。

旅人は一生懸命作ったスープを台無しにされて怒鳴ってくるが、男は咄嗟にゼロを担いで再度逃げはじめた。ゼロが「君は負われているのか?」と尋ねてくる。

獣堕ちの男の生贄がほしいから魔女が自分を狙って追いかけていると男は説明した。獣堕ちとは半人半獣の化物のこと。

理由は分からないが時々普通の人間から獣の姿をした化物が産まれてくるらしく、魔女は魔術を使うための道具として獣堕ちの首を欲しがるのだ。

魔女に首を売って生活しているような盗賊連中も多く、男はいつも狙われていた。

 

獣堕ちの男の旅の目的

 

獣落ちは戦闘能力が高く、傭兵として雇われる程の存在だが、魔女は強力な魔術を唱えてくるので男は手も足もでなかった。

ゼロが「降ろせ」と言ってくるので、そこまでして担ぐ義理はないはずだと思い、男はゼロを地面に下ろして逃げた。

するとゼロは追い剥ぎ魔女の周辺に魔術で土壁を作り封じ込めてしまう。ゼロの正体を見た男は魔女だと知って焦り、一目散にその場から逃げ出した。

獣堕ちは身体能力が高いので足が早く、魔女から逃げることができた。

獣堕ちは大体が傭兵か盗賊になるので皆に嫌われており、しかも男の容姿は何の動物がベースなのか分からず、とにかく見た目は大型の肉食獣の獣堕ちだった。

今でこそ達観出来ているが、なぜ自分は獣堕ちとして産まれてきたのだろう・・・と思い詰めたことがあり、前向きでない時代もあったという。

男は紹介状を貰っており、ウェニアス王国へ仕事を求めて旅をしていた。獣堕ちはとても強いので傭兵として戦力になるのだ。

 

十三番が取り返しに向かっている世界が滅ぶかもしれない程の貴重な本

 

男が地図を見ながら進行方向を確認していると、いつの間にかゼロが目の前にいた。獣堕ちは気配に敏感なのに、全く気づくことができなかった。

魔女が目の前に現れて焦る男だが、元はと言えば男はさっきゼロのスープの上に落っこちたので、しょうがないと思って自分のスープを飲ましてあげた。

ゼロは男に十三番という同胞の男を探していると伝えた。十三番とは共に魔術の研究をしていた仲だという。

ウェニアス王国で五百年前に魔女と教会の間で戦争があった。敗北した魔女を教会は悪と定め、今は残党狩りのような形で魔女を狩り続けているという。

だがもう五百年も前の話。今は魔女も再度好き勝手に暴れまくるようになり、村を占領したり村人を奴隷扱いにしたり、そんな話も珍しくないとか。

十三番はよからぬ輩に本を一冊盗まれ、それを取り戻しに向かったが、ゼロ曰くその本は世界に一冊しかない貴重な本で、悪用されると世界が滅ぶらしい。

本一冊で滅ぶなんて大袈裟だと男は思ったが、ゼロ曰く例え1ページだとしても十二分な程滅ぶらしい。

だが十三番が本を取られてから数日が経ち、それでも世界が滅んでいないところを見ると、男はその話を到底信じることができなかった。

 

男は人間に戻るために護衛を務めることにした

 

その本はウェニアス王国にある。そこでゼロは、魔女の独り歩きは物騒なので男に護衛になってほしいと頼んでみた。男は即座に断った。

男は魔女の護衛なんてしたくなかったが、ここでゼロは男の容姿を見て、自分なら簡単に人間に戻せると言った。男は寝耳に水でかなり驚いている。

獣堕ちとは”獣降ろしの呪術返り”の結果だとゼロは言う。魔女が魔術で人間を獣化した後、その獣化した人間が他界すれば魂は魔女に戻る。

だがその魔女自身も他界していた場合は、その魔術を使った魔女に一番近い存在、つまり大体は子孫に戻る。獣の魂は女の腹に宿り獣の戦士が産まれるのだ。

これが獣堕ちのカラクリだという。ということは男の血縁には魔女がいたということになる。だが護衛をすれば男は人間に戻れるのだ。

男は相手が魔女だけに約束して大丈夫か心配だった。何と言っても魔女は今まで男にとって天敵だった存在だ。

しかしゼロは嘘をつくように感じなかったので、短い期間だし人間に戻る為に男は護衛を務めることにした。

 

二章 【ゼロの書】

魔術と魔法の違い。例の本の内容

 

十三番は王都プラスタにいる、そうゼロは予想し、その後魔術と魔法について解説し始めた。

魔術とは魔法陣を作って詠唱し悪魔を召喚することでその力を借りるもの。

しかし例の本には儀式をして悪魔を召喚しなくとも詠唱のみ、更には心で唱えれば魔法が使えるようになるという内容が書いてあるのだと言う。

ゼロはこれを悪魔の契約法則と言った。

”悪魔の召喚”という魔術の中で最も難しく手間の掛かる工程を削ぎ、魔術を簡単に短時間で使えるようにした新しい技術だという。

実は元々儀式など必要なく魔術は使えるもので、多くの魔女がそれに気づいていなかっただけだった。

先程傭兵を襲った追い剥ぎ魔女もどこかで本の内容を知り、省略の魔法で傭兵を襲ってきた。

昔教会が魔女に戦争で勝てたのは、魔女が儀式に時間がかかっていたところを狙ったから。もし儀式いらずで魔法が使えるなら魔女が圧倒的に有利なのだ。

しかも今後どんな思想を持った輩が魔女になるか分からない。そう考えると世界を滅ぼしかねないというのも大袈裟ではないことに傭兵は気づいた。

 

ゼロの書いた”ゼロの書”

 

そんな話をしている中、突然野生の超大型猪・エブルボアが出現する。だがゼロは魔術で簡単に捕獲し追い払った。

しかしその直後先程の追い剥ぎ魔女が現れ魔術の矢を放ってくる。ゼロはすぐに追い剥ぎ魔女を攻撃し、魔女は姿を現す。何と追い剥ぎ魔女は少年だった。

その少年は何で自分が狙っていた獲物を横取りするんだとゼロに訊いてくる。少年には強くなりたいという目的があり、傭兵の首を狙っていたのだ。

少年は魔法で炎の蛇を出したが、ゼロは相手の呪文を”却下”した。少年は確かに発動した魔法がなぜかゼロに消されてしまったので酷く混乱する。

実は今少年が放った魔法は元はと言えばゼロの魔法であり、少年は”ゼロの書”で学んだという。

実は”ゼロの書”はゼロが書いた本であり、ゼロはその後何か事情を聞き出せないかと思い、その少年の話を聞くことにした。

 

三章 ゼロの魔術師団

少年の名はアルバス。”あの方”が作ったゼロの魔術師団とは?

 

少年の名はアルバスと言った。偽名らしい。

十年前にウェニアスに魔法を広めたとされる”あの方”と呼ばれる存在がゼロの魔術師団を作ったが、アルバスはその魔術師団の一員だという。

誰も”あの方”を見たことはないが、人を差別しないので誰にでも魔法を教え、どんどんウェニアスで広まっていったという。

そしてその魔術師団の聖典になっているのが”ゼロの書”だという。

ということはその”あの方”とやらがゼロからゼロの書を奪って、魔術師団を作ったのではないかと傭兵は思った。

 

魔女ソーレナの事件。報復の狂宴

 

今ゼロの魔術師団は国と抗争中だった。以前ソーレナという魔女が国に命を奪われ、魔女たちはその報復として村一つを全焼した。

だが更にその報復として国が魔女狩りを始め、それは<報復の狂宴>と呼ばれて皆に知られている。

ソーレナは村に流行った疫病を魔術を使って治したのに、逆に疫病を流行らせたという無実の罪を着せられて命を奪われたのだという。

そのソーレナやゼロも名前は聞いたことがあるくらい高名な魔女だったという。だがそのような歴史から戦争の図式は見えた。

今まで魔女狩りに耐えてきた魔女たちの怒りが爆発し、ゼロの魔術師団が抵抗し戦争に突入したということだ。

そして”あの方”が表に出てこない代わりに、ソーレナの孫娘が魔術師団を統率しているのだという。その孫娘もあの方には会ったことがという。

アルバスは魔術師団の役に立ちたい一心で強力な魔法に憧れており、獣堕ちの生贄があれば高位の魔法が使えるようになるのだ。

ゼロはアルバスに”ゼロの書”は今どこにあるか尋ねると、「学舎」にあるとアルバスは答え、ゼロを学舎まで案内してくれるという。

 

外の世界を一切知らないゼロ

 

ゼロ曰く十三番はとても恐ろしい力を持った魔術師だという。傭兵は魔女嫌いなので、十三番という人物が本当に信用できるのか不安に思った。

そんな話をしながら、学舎に向かう前にフォーミカムという街に三人は立ち寄り、ゼロは古びた衣服を交換し、休憩をとった。

ゼロは洞窟で育ち、最近になって始めて洞窟を出たらしく、外の世界を全く知らない世間知らずだった。だからこそ初めての街を体験し楽しく感じていた。

街では同類の犬面の獣堕ちが魔女でもない娘達を魔女だと言って因縁をつけ、村人に差し出させている不快な輩もいた。

しかしゼロが魔術でひどい目に合わせ、傭兵が娘達を逃してあげたりして、三人はフォーミカムを去った。

 

四章 十三番

突然姿を現した”国王の魔術師”、十三番

 

ラテットという小さな街に学舎への秘密の入り口があるが、三人がラテットに到着すると街は滅んでおり家屋は無事なのに人間だけ焼かれた痕跡があった。

教会の中に入ってみると数人の焼けた亡骸があり、ここでアルバスが何かに気づき怒りに震えた声で「十三番」と呟く。

なぜアルバスが十三番のことを知っているのかと傭兵とゼロは思ったが、その瞬間に教会の天井に馬鹿でかい目がへばりついていた。

傭兵は魂が抜かれ危機に陥ったが、それは十三番の魔術だったらしく、ゼロにより守られて傭兵は意識を取り戻した。三人は別の場所に転送されたのだ。

十三番が突然闇から姿を現しどうして洞窟を抜け出てきたのかゼロに尋ねる。外は危険だから洞窟で待つようにゼロと約束していたのだ。

ゼロは退屈だったので外に出たと言った。アルバスは、”国王の魔術師”と呼ばれる十三番とゼロがなぜ知り合いなのか怯えながら尋ねてくる。

十三番は国王に加担して魔女狩りを手伝う魔術師であり、ゼロの魔術師団にとっては敵なのだ。

しかし十三番もゼロの名を語って貶め汚しているゼロの魔術師団に対し虫唾が走ると言って嫌悪感を抱いていた。

 

十三番が国王に協力している理由

 

傭兵は絶対に自分では手も足も出ない相手であることは瞬時に分かったが、攻撃しようとする十三番から傭兵は身を呈してアルバスを庇う。

だがそんな二人をゼロが守ってくれた。その後ゼロと十三番、二人の喧嘩が始まりそうになり流石にビビった傭兵は、ゼロに昼食だと呼びかけてみた。

すると腹が減っては戦は出来ぬという理屈でゼロは戦いをやめ、十三番も同じように喧嘩をやめ、食事をすることになった。

無言の緊張感の中食事が始まった。十三番はなぜ国王の魔術師として自分が活動しているのか、その理由をゼロに語った。

十三番はゼロから「ゼロの書」を盗み取った者が魔法をウェニアスに広め、その後ゼロの魔術師団なる外道集団を操って国を恐怖と混乱に陥れていると言った。

そして十三番のゼロの書奪還に抵抗する魔女も多く、一方十三番は一人なので、国の魔女狩りの手伝いを交換条件に、王に協力してもらっているのだという。

 

元ゼロの魔術師団の”はぐれ魔術師”

 

話を聞いていたアルバスは、ゼロの魔術師団は外道集団ではないと反論する。

しかし話を整理していくと、ゼロの書はゼロが書いた本だし、”あの方”が盗んだということになるのかと気付きかなり動揺してしまう。

更にラテットを襲ったのは”はぐれ魔術師”という存在の犯行である可能性が高いことも発覚する。はぐれ魔術師とは元ゼロの魔術師団にいた魔女のこと。

ゼロの魔術師団が誰にでも魔法を教えてしまった結果、力をつけた者は魔術師団を抜け出し好き勝手に魔法を使って盗賊まがいのことをしているらしい。

つまり今この国の魔術師には3つの勢力がある事になる。

  1. 魔女の平穏な日々を望んで戦うゼロの魔術師団
  2. ゼロの魔術師団で魔法を覚え、暴れ回るはぐれ魔術師
  3. その両方を狩っている国家に属する魔術師、十三番

十三番はアルバスに対し、今後自分に協力しなければ火刑にすると言った。そしてゼロには洞窟に戻るよう言ったがゼロは断る。

ゼロは自分の奪われた本は自分で奪い返すと言った。

 

過去に”あの方”がしたこと

 

ゼロはアルバスに対し、ゼロの魔術師団の真相を語った。

あの方と呼ばれる存在がゼロと十三番が暮らしていた洞窟の魔女たちを全て葬り、ゼロの書を奪って逃げ、魔法という技術を広めたのだと。

アルバスはその事実を知り完全に心が折れた。本来ゼロがゼロの書を書いた理由は、魔法を使って人々の生活が便利になれば良いと思ったからだ。

だが自分の想像を超え、人々は非情な使い方をするようになってしまった。

かつて十三番はゼロの書は世界を滅ぼすとゼロに忠告していたが、今頃になってゼロはその意味が分かり、自分が愚かだったことを認めた。

 

傭兵とゼロの別れ

 

その晩十三番は傭兵だけを呼び出し、人間に戻れる薬を渡してくる。一応十三番にとってはゼロだけが生き残った同胞なので、礼を尽くしたいと言うのだ。

ゼロは魔女なので、用がなくなれば傭兵を最後は高位な魔法を使うための生贄にするだろうと語った。

傭兵はその話を聞き妙に納得してしまった。これ以上魔女となど付き合ってはいられない、そう思った傭兵は十三番にお礼を言って即旅支度をした。

そして扉を開けて逃げ出そうとしたが、なぜか目の前にゼロがいた。十三番にたぶらかされたのかとゼロは言い、傭兵の顔の前で指を鳴らし正気に戻した。

傭兵の「逃げなきゃ」という感情は消え、ゼロは十三番は人の疑心を操る天才だと言った。

しかしゼロは傭兵の命は奪わないという契約をしていたので、自分はそんなことはしないと泣きそうな顔で言った。

自分は傭兵を人間に戻さないし、傭兵はゼロを守らない、どうせ十三番から代用品をもらっただろうし、契約は終いだと言ってゼロは去っていく。

悲しそうに去っていくゼロを傭兵は追うことができない。追いかければ間に合うが理由がない。それなのに傭兵は未練たらしく廊下にずっと立ち尽くしていた。

スポンサーリンク

五章 火刑

ソーレナと知り合いだった犬面の狼の獣堕ち

 

傭兵はゼロの悲しそうな顔を思い出しながらを旅を再開した。ここ数日はゼロとアルバスと旅をしたせいで一人になるとやけに寂しく感じてしまう。

道中で傭兵が野宿をしていると、先日ゼロが魔術で懲らしめた犬面の狼の獣堕ちの男が仕返しで現れ、魔女に傭兵を引き連れてくる。

後ろから魔法の矢が飛んできて、次の瞬間傭兵を売った犬面の獣堕ちも用済みとばかりに矢で腹を撃たれて倒れた。

傭兵はナイフを投げて魔女の動きを止め、もう現れるなと脅して逃した。犬面は苦しそうにもがいていたが、事情を聞くと生前のソーレナと知り合いだという。

犬面は自分からソーレナに獣堕ちの魔法をかけてもらったのだという。

冤罪でソーレナが処罰されてからは、ソーレナから孫娘の面倒を託されていたので、今はゼロの魔術師団に入ってしまった孫娘を追いかけているのだという。

 

ソーレナに冤罪を着せた”あの方”

 

犬面曰く、ソーレナはゼロの魔術師団に否定的で、魔法の広め方が間違っていると思っていたという。

”あの方”が魔術で村に疫病を流行らせたので、それをソーレナが魔術で鎮め、ソーレナが疫病を流行らせたと勘違いした村人がソーレナを狩ったのではないかと犬面は確信していた。

傭兵はもし自分がゼロの書を持ってゼロの元へ行けば、また雇ってもらえるだろうかと考え、色々な事情を知ってそうな犬面と共に行動することにした。

犬面は鼻が良く、ゼロは今フォーミカムの街にいると分かったので街へ向かった。しかし街道では「魔女の処刑」という単語が聞こえてくる。

傭兵は、十三番に仲間にならなければ火刑と言われていたアルバスのことを思い出す。

王都の中央広場で火刑が始まるというので、まさかと思って傭兵は走り現地に到着すると、アルバスが巨大な柱にくくりつけられようとしていた。

だが犬面はアルバスのことを見て「お嬢さん・・・」と言った

 

アルバスはソーレナの孫娘だった

 

十三番が力強く民衆の前に立ち「魔女を焼く」と宣言すると、民衆から歓声が上がる。

いよいよ火がつけられるというのにアルバスは、自分はソーレナの孫だと明かし、自分が焼かれたことを狼煙にし、同胞たちよ報復してくれと大声で叫んだ。

火がアルバスに襲いかかる瞬間にアルバスは「ゼロを助けて」と唇を動かした。傭兵は唇の動きを読むことが出来た。

よく考えたら”あの方”ではなくソーレナの名のもとに報復してくれと叫んだアルバス。

ゼロの魔術師団がクズの集団だと分かったのだから、十三番と手を組めばよかったはず。なのになぜ火あぶりを選んだのか?何か地下室で知ったのか?

そんなことを傭兵が考えていると、犬面がマジ顔でアルバスの元へ向かって行ってしまった。

傭兵は自分も行くしかないと思い、二人の獣堕ちが民衆をなぎ倒しながらアルバスの元へ走っていく。

傭兵は爆薬を投げ込み、爆風の中アルバスを抱え三人は近くの馬を奪って逃げた。

背後から「弓矢!矢をつがえろ」「よせ、狙うな!ゼロに当たる」という叫び声が聞こえていたが、一気に市壁の外まで駆け抜けた。

 

六章 禁呪

魔法を封じ込める方法

 

何とか三人は奇跡的に逃げることが出来た。どうして十三番に協力しなかったのか傭兵はアルバスに尋ねた。

確かにゼロの魔術師団なんかに戻りたくはないが、ウェニアスの魔女を全て始末しようとしている、十三番にも協力したくなかったとアルバスは言った。

十三番はアルバスがソーレナの孫娘だと知っていたので、それを利用しようとしていたのだという。

確かに爆発的に広がる技術と乱用を止める為には、十三番のように片っ端から魔女を始末していくしかないことは傭兵も理解していた。

平和的に解決したいアルバスも十三番の考えを理解はしているのだ。そしてたった一人で魔女と戦いあの立場にたった十三番を凄いとも思っていた。

争いが起こるなら魔術なんてなければよいのに・・・と考えたところでアルバスは、一時的にだがこの世から魔術を無くす方法を思いついた。

ゼロとアルバスが出会った時、アルバスの魔法をゼロが却下して封じたことがあった。ゼロ曰く自分の魔法は相手に使えなくさせることが出来ると言っていた。

ゼロが高位の悪魔に働きかけて、下位の悪魔に「人間に力を貸すな」と命じればはぐれ魔女くらいの下級魔女なら魔法が使えなくなる。

ゼロが土地に結界を張ってしまえばそれも実現できると言ったが、アルバスはゼロは十三番に閉じ込められていると言った。

 

占いをするためにゼロの所有物が必要

アルバス曰く、ゼロは傭兵が出ていったあの日、十三番の元へ行き自分から傭兵を奪ったことに対して文句を言いに行ったらしい。

しかし突然ゼロは血を吐いて倒れ、十三番に囚えられてしまったという。どこに閉じ込められているのかは分からないが、とりあえずゼロを探しに行きたい。

アルバスは占いが得意だが、ゼロの居場所を占う為には対象者の馴染みの深い物が必要なのだという。二人はフォーミカムの古着屋を思い出した。

ゼロが服を勝った際に、古着屋の店主はゼロがあまりに美しいので、ゼロが今まで来ていたローブを代金代わりに欲しがったのだ。

それならばフォーミカムに行けばゼロの所有物があるので占うことが出来ると思い、三人は古着屋を目指すことにした。

 

ゼロと再会する傭兵。しかし十三番の罠にかかり・・・

 

古着屋の店主からローブを奪った三人は、占いの結果暁の塔なる場所に今ゼロがいることが分かった。

アルバス達は結界の準備があるのでここで別れ、傭兵は一人でゼロを奪還する為に塔を登ることになる。

断崖絶壁の塔を2m近い傭兵が登るのはかなりの苦労だった。登ってから塔の屋根の基礎を傭兵がぶち抜くと、屋根は崩れてしまい男は塔の中に落下した。

しかし落下した後瓦礫から這い出すと目の前にゼロがいた。ゼロは何で来たんだと傭兵を冷たくあしらった。

だが傭兵は、反省してせっかく苦労して来たんだから少しは考え直してくれとゼロに言った。

確かに傭兵は十三番に心を操られてはいたが、ゼロに恐怖している気持ちがあったのは確かだった。だからこそゼロも傭兵を無理に縛りはしなかったのだが。

しかし傭兵が再度ゼロの前に来てくれたので、ゼロは自分からもう離れるなと言って傭兵に泣きながら抱きついた。

だがその後床が崩れ、以前十三番に転送された城の地下室に再度二人は転送され、目の前にはあの時と同じように十三番が立っていた。罠だった。

 

十三番と”あの方”の正体

 

ゼロは鳥かごに閉じ込められ、周囲には魔封じの結界が張られているので身動きできない。傭兵は十三番の魔術で身体が上手く動かないでいた。

ここで傭兵は一か八か交渉してみた。十三番が魔女を始末していかなくても、ゼロが魔法を封じ込めれば魔術師たちの暴走は止まると。

十三番の目的はゼロの書の回収と、ゼロの考えた魔法を悪用する奴らを全滅させることのはずなので、利害は一致している。しかし十三番は断ってくる。

そしてなぜか奪われた筈のゼロの書を十三番が持っていた。ここでゼロから驚愕の事実が明かされた。

十三番は”あの方”としてゼロの魔術師団を扇動し魔女の反乱を起こし、それに対抗する力を持った正義の魔術師として王城に入りこんだのだと。

そうすることで民衆にとって”あの方”は悪い魔女という印象になり、国が魔術師団を狩ることで魔女狩りを完全に終わらせようとしたのだ。

そうすれば悪い魔女は消えたと民衆に思わせることが出来る。

つまり”あの方”と十三番は同一人物であり、ゼロのいた洞窟の魔女たちを始末して、ゼロの書で魔法を広めたのも十三番だったのだ。

 

二人の魔法対決。そしてゼロの書の誤記とは

 

十三番は魔女狩りを本格的に終わらせ、自分が世界を作り変え、洞窟から出たがっていたゼロに理想の世界を見せてあげようと思っていたという。

しかし全ての魔女が愚かで戦いを望んでいたわけではない。なのに十三番は全ての魔女を始末しようとしたのだ。

そして十三番が同胞をも始末したせいでゼロは洞窟で一人ぼっちになり、ずっと一人で十三番の帰りを待っていたのだ。

傭兵は十三番に貰った魔法の解ける薬をゼロの元へ投げつけ、鳥かごの周りの結界を解いてあげた。これでゼロも魔法が使えるようになる。

鳥かごから出てきたゼロは十三番と戦い始めた。二人の魔法がぶつかり合うが、威力は圧倒的にゼロの方が上だった。

このままでは十三番がゼロの手によって始末されると思った傭兵は、なぜかは分からないが咄嗟に十三番を庇って床に伏せた。

だがその後なぜかゼロの方が血まみれになっていたのだ。どう考えてもゼロが優勢だったのに。

しかしこれはゼロが傭兵の傷を肩代わりするように、予め傭兵の身体に呪術を描き込んでいたのだ。つまり傭兵が傷つけばそれがゼロに反映されるということ。

そしてなぜこれほどまでにゼロの魔法の方が十三番を上回っていたのかは、実はゼロはゼロの書をあえて誤記しておいたのだという。

つまり保険なわけだが、こうすれば微妙な呪文の違いで威力が全然違ってくる。実際は十三番とゼロに力の差が大きくあるわけではなかったということだ。

 

十三番の正体を知り驚愕するアルバス

 

十三番はゼロに国を与えるために動いていたが、ゼロが望んでいないなら未練がないと言って全てを中止した。

しかし火刑にしようとした時のアルバスの演説で、十三番を討とうとしている魔女が集結していることは予想が出来た。

そして打倒十三番を掲げ立ち上がったのに、今から魔法を封じようとしているアルバスに反対する魔女たちも多かった。

せっかく魔法を覚えたのに使えなくされることが嫌だったのだ。結局はそんな理由で魔女たちはアルバスに攻撃を仕掛けた。

しかしそんなアルバスを十三番が魔法で助けた。なぜ十三番が自分を助けたのか、事情を知らないアルバスは驚いてしまう。

疫病の原因はあの方ではなくはぐれ魔術師の仕業であり、それによりソーレナが冤罪で命を失ってしまったことを十三番はアルバスに謝った。

はぐれ魔術師を生み、それを倒すことで正義の魔女を演出しようとしたのに、ソーレナが犠牲になってしまったのは十三番にとっても苦痛だったのだ。

 

ウェニアスで魔法却下の結界を張ることに成功

 

十三番は自分がこの土地を囲う円陣を書くと言って、呪文だけで大きな円陣を書いた。アルバスはどうやったらそんなことができるのか驚いている。

アルバスは精霊を呼び出し、ゼロは悪魔の王を召喚する。そして贄は用意していなかったが、傭兵の身体に乗り移らせることで代用した。

ゼロの魔法却下の力を中心に、三人は協力してウェニアス内で魔法が使えないように結界を張ることが出来た。

傭兵は激痛と苦しさで意識を失い倒れてしまった。

 

終章 魔法免許

魔封じの結界を張った後

 

結局傭兵は3日ほど悪魔に取り憑かれたが目を覚まし、悪魔は満足して去っていったという。

国民達は悪しき魔女が一掃されたことを知って喜び、魔法を失ったはぐれ魔術師は暴れたが取り押さえるのは難しくなかった。

十三番は魔女と国との戦争を煽った人物として露見し、それをソーレナの孫であるアルバスが討ち取ったという設定になっている。

これから十三番は火刑されることになっている。実際は火刑されるフリをすることになるのだ。

傭兵を人間に戻す話だが、ゼロ曰く魔封じの影響で魔力が枯れてしまったのだという。魔力がいつ元に戻るかも分からないとゼロは言った。

傭兵は人間に戻れると思っていただけにショックは隠せなかった。そしてまだ契約が残っているので、ゼロの傭兵を続けることになった。

 

ゼロがまだ旅を続ける理由

 

それから一週間が経ち傭兵はまともに身体が動くようになった。十三番は焼かれたことになっており、アルバスが国家魔術師団の長として国民に認められた。

ソーレナが疫病を治そうとしていた事実も広まり、ウェニアスでの魔女の偏見は瞬く間に消えていった。

今後はアルバスが許可した魔女だけが魔法を使える形式になるという。そうして国に認められた新たな国家魔術師達が国外に散った魔女を粛清していくという。

十三番は元にいた洞窟である<弓月の森>の穴ぐらに戻り、十三番の火刑が茶番だと知っている弟子三人を連れていった。

その後も十三番はアルバスを隠れて補佐するつもりらしい。そして最後に驚愕の事実、十三番はゼロの兄だった。

十三番がウェニアスに魔法を広げて10年が経過している。その間に魔法がウェニアス国外に持ち出されなかったとは考えにくい。

それを知っているからこそゼロは洞窟に戻らず世界を守る為に旅立つのだ。そしてゼロより弱いが傭兵は傭兵としてゼロについていくことに決めた。

ここまでがゼロから始める魔法の書ラノベ1巻のネタバレでした。

ゼロから始める魔法の書1巻の感想とまとめ

※この記事は更新の途中です。随時追加します。