arudera2出典:ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン2巻より

「ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン」2巻のネタバレです。

2巻はイクタたちも軍事訓練に慣れ、帝国が北で制圧している北域鎮台に出張します。しかし北域鎮台は特にすることもなく暇な場所だと聞かされていたイクタたち。

しかし北域鎮台で待っていたのはシナーク族との戦争でした・・・。というわけで、天鏡のアルデラミン2巻のネタバレに参りましょう!

※この記事には、「ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン」2巻のネタバレがガッツリ記載されています。アニメや小説を読むよ!という方は閲覧にご注意ください。

スポンサーリンク

天鏡のアルデラミン2巻の内容ネタバレ

シナーク族のメライゼは頭領、ナナク・ダルから戦士の育成、山脈への拠点候補地の確保など、戦の準備は整っていると聞かされた。そしてもうすぐ戦は始まるとも。彼らはかつて盗られた自分たちの地の半分を、戦によって取り戻す気なのだ。

第一章ネタバレ 開いた匣と不毛な中身

ハロはある日イクタから、「アナライの匣」が開くんだ、と聞かされる。

アナライの匣
アナライ・カーンの弟子は世界中に沢山いる。イクタもその中の一人。彼らが得た研究結果はアナライの匣に入れ皆で共有し、部外秘の知識にしていくのだ。

 

アナライはキオカに亡命を認めさせる代償として、いくつか軍事応用の利く技術を提供し、それら開示する技術を弟子のイクタたちにも報告しているという。

姫が護衛を連れて歩いていると、イクタが教室にいるのを見掛け護衛を帰し話しかけにいく。何やらイクタは図面を書いているが、姫は早く出世せよとイクタにはっぱをかける。だが当のイクタは関心がない様子。

イクタはあまり自分と話していると、周りからはそういう関係なのだと勘違いされる、と姫にからかい半分で話し、教室から追い出す。

ヤトリは以前の親衛隊が姫をさらった件で、30人程斬り捨てたという膨らんだ皆の噂に不快な思いをしている。そんな連中に小型投石機で石を投げるイクタ。それを見た弾道学の教官に殴られるイクタだが、その後教官から授業内容について思っていることを話してみろと言われる。

イクタは風臼砲の欠点と、キオカで使用され始めた「爆砲」を採用した方が良いという説明をし、教官を納得させる。

風臼砲とは?
風精霊4〜8体の圧縮空気で鉄球を飛ばす仕組みの巨大な銃。

 

翌日掲示板には、北域出張についての張り紙があった。イクタたちは北域へそれぞれ出張配属され、実践経験を積みに行く。ヤトリはやる気を見せているが、イクタにそのような覇気はない。

第二章ネタバレ 北の大地の諸問題

帝国最北の軍事拠点に着いたイクタたち。そこで北域鎮台司令長官・タムツークツク・サフィーダ中将の精神論と、ユスクシラム・トァック少佐の現場での決まりなどの説明を聞く。

その後の食事会では、先輩上官が帝国騎士の面々にキオカ兵との戦いの話を聞きに来るが、その中で一人だけイクタに声をかけてきた男がいた。第九光照兵中隊隊長のセンパ・サザルーフ中尉だった。

その後ヤトリには筋骨隆々の大男、デインクーン・ハルグンスカが決闘を申し込んでくる。しかしこれはイグセム家の慣例行事であった。そしてイクタは、かつての帝国と名家の関係性や、イグセム家の不敗の誓いについて詳しく語りだした。

帝国とイグセム家の不敗の誓い

帝国の規則は腰に一刀、二刀を差すイグセム家は規則違反といえる。その昔帝国のそれぞれの地で旧軍閥が王のように振る舞っている中、イグセム・レミオン・ユルグス家だけは皇帝を中心とした規則を重んじた国にしようと動く。

そして実際に皇帝を中心に帝国が回り始めるが、その時イグセム家は二刀を差していては規則に反すると考え二刀を差しだす。皇帝はイグセムの二刀流は国の誉と考え特権として許そうとするが、イグセムはそれについてもあるルールを提示してくる。

それは一度剣で負けた場合、二刀から一刀へ戻る・・・という「不敗の誓い」というものだった。

 

不敗の誓いの話をイクタたちが姫やサザルーフ中尉と話をしていると、剣の勝負はヤトリの勝利で決着が着いた。ハルグンスカもヤトリの腕を認め互いに握手を交わす。

サザルーフが訓練生を率いて歩いているところから見える大アラファトラ山脈。この山々があるから外敵は山脈を超えることができなかった、そう語るサザルーフ。しかし敵はいなくとも山脈に住んでいる山岳民族・シナーク族との紛争はよく起こっているという。

そんな話をしながら行進を続けているが、なぜかイクタの姿が見えない。そこでイクタのサボりに気が付いたサザルーフ。

一方その頃、基地の方でカンナ一等兵がタルカ中尉と言い争っていた。何でもカンナたちの兵舎にある本類を没収するというタルカ。規則では私物は自分の部屋に置くのみで、廊下に本棚を設けて置いておくのは違反だという。

しかしそれに対しどうしても納得のいかないカンナは必死で抵抗を続ける。だがタルカはカンナの書物の中から帝国からキオカに亡命した裏切り者、アナライ・カーンの書いた本を見つけてしまう。それを見たタルカは激怒し、カンナを殴りつけようとした時に、ちょうどイクタが割って入る。

イクタはカンナの所有している本が高値が付きそうなので、それを売る為に本を没収しようとしているのだろう、とタルカを侮辱し激怒させる。イクタはタルカに殴られるが、その後仕返しに大きな蜘蛛を服の中に投げ込みタルカを失神させた。

その後アナライの本を読んでいたカンナに興味を持ち話を聞くイクタだが、そこにサザルーフが現れ訓練をサボったイクタを営倉へ引きずっていく。

営倉
軍隊で規則違反をした兵をとじこめる為の建物。もしくは罰。

 

営倉でシナーク族から奪った精霊たちが捕獲されていたのを見てイクタは怒りをおぼえるが、サザルーフはサフィーダ中将の方針だと言い、そこから先は控えた。

サザルーフは精霊の話はともかく、訓練をサボったイクタをその後6日間飲まず食わずの状態で営倉に閉じ込めた。そしてイクタが6日間の反省を終え水を求め仲間の元へいくと、その場では将棋について盛り上がっていた。

そんな中姫は特に将棋の強いヤトリ・トルウェイ・イクタの3人の中で、一番将棋が強いのは誰なのか?そこに興味を持っていた。

姫は三人に誰が一番強いか対決せよと命じる。ヤトリとトルウェイはお望みとあらばという姿勢でいるが、イクタは二人との将棋対決を拒んだ。その理由は分からないが、姫はイクタが怖気づいたと見なし激怒した。

トァック少佐はヤトリたち兵士を連れて物資の補給に町へ向かっていた。兵の中にはカンナもいて、カンナの引いている荷車には内緒で隠れて寝ていたイクタもいる。そしてイクタはアナライの本につい再度カンナの意見を訊くのであった。

イクタとカンナが二人で話していると、遠くから怒号や悲鳴が聞こえてくる。イクタは声の方へ走っていった。その五分前。トァック少佐はヤトリたち部下を引き連れ町に会合へ来ていた。扉をくぐり屋敷の中へ入ったのに誰からも迎えが来ない。

不思議に思ったトァックは屋敷に入っていくと、倒れている男性を見つけるが息をしていない。そこにはシナーク族の賊たちがいて、トァックも命を奪われてしまう。その事態を嗅ぎ付け走ってきたヤトリは逃げる賊を部下を率いて追跡する。

そこに入れ違いで屋敷に入ってきたイクタが屋敷を調べてみると、どうやらシナーク族はトァックを待ち構えた計画的犯行というところまでは想像できたが、どうしてアルデラ教の巡礼服が大量に落ちているのかは分からなかった。

誰かが屋敷の惨状を見て悲鳴を上げたのを聞き、イクタは面倒に巻き込まれる前にその場を去っていった。ヤトリは馬で追いかけ、どんどんシナーク族との距離を詰める。攻撃が届きそうな距離になると部下に射撃の命令を出そうとするが、相手兵が岩場に隠れていることに気付き攻撃を中断する。

声が届く距離になるとヤトリは、シナーク族になぜ同胞の命を狙うようなことをしたのか訊ねてみた。するとシナーク族は答える。

自分たちからハハシク(精霊)を奪ったこと。
・町で物を売れない決まりをつくったこと
・育てた作物もタダ値に近い金額で奪っていったこと
・そしてまずしくなった仲間は他界していってること

これらの理由を引き合いに出した。そして元は自分たちの土地だった平地を取り返すべく、聖戦を開始するとヤトリに伝える。

ヤトリはこれらシナーク族の布告をサフィーダに伝えた。サフィーダはそれを聞いて喜びを隠しきれない。彼は戦争が好きで、シナーク族はヒトもどきと考えている。そんな彼らを一掃できる口実ができたことに喜びを感じている。

そしてサフィーダは遂にシナーク族との戦を部下に命じたのだ。

戦が決まり兵士たちの中で色々な声が飛び交う。トァックの弔いだと思うものもいれば、同じ帝国民同士争うのはくだらないと思うものも。しかしイクタはシナーク族の放った言葉「聖戦」が気になっていた。

聖戦などという言葉はシナーク族にはない。誰かよそからやってきて詭弁を吹き込んだ奴がいると。

スポンサーリンク

第三章ネタバレ カトヴァーナ北域動乱

イクタはトルウェイに従来の風銃とは違う銃を用意し試させ、実戦で使えるように予備練習させておいた。

進軍開始から3日目。標高二千メートルの最前線で戦闘が始まる。カンナも戦いの中にいたが、上官の無理矢理な指揮に命からがらで生き延びていた。しかし1回目の戦い自体は無残に負けた。カンナは3度の戦いを終え、まだ生き延びている。そして軍は見晴らしの良い高原に陣を構える。

イクタたちは物資を運ぶ補給任務を任されていた。物資をあちこちに運んでいる内に、もう後方とは言えない位置まで進んでいた。そんな中、味方から敵襲の連絡が。

イクタはすぐに隊を整列させ戦いの指揮を執ると、軽傷者が何人か出ただけでほぼ損害がなく敵襲に勝利してしまった。そして彼はさらなる憧れと畏怖を兵から集めてしまったのだ。

イクタたちが向かおうとしている味方陣地はすでに敵に奪われていた。上官のナジル中尉はとりあえずイクタたちに偵察させ、相手の力を一戦戦って測ってこいと無茶な注文をする。

イクタは最初は拒否したが、トルウェイ隊を連れていき、1時間で撃破し陣地を奪い返してみせると宣言する。イクタは予めトルウェイに練習させておいた新兵器・帝国式旋条風銃試作版を使わせ、正確な援護射撃で敵を圧倒。本当に1時間以内で陣地を取り返してしまう。

旋条風銃の秘密
時を遡ること数ヶ月。イクタは新型風銃の設計図を総合兵装管理部のパクダ・ソーンヤナイに渡し銃を作らせた。しかし周りがパクダを褒めすぎるため、設計図を描いたのは実はイクタだと途中で言い出せなくなり、この偉大なる発明はパクダのものになってしまった。

 

しかし少し経ってから風銃兵小隊所属のヒガンズ曹長が、自分たちの陣地が敵の包囲を受け全滅しそうだと血まみれで救援を頼みに来た。しかしイクタの答えはノーだった。

それは急激に標高の高い場所に行くと吐き気、頭痛、他にも様々な症状が出る高山病を警戒していたからだ。現に更に上の方で戦っている兵たちは、高山病に適応できず意識がはっきりとしていなかった。

数日経ち体を慣れさせてからイクタたちはその陣地に向かってみた。当然のように隊は全滅していたが、そこでイクタは見たくないものを見てしまう。それはカンナの息をしていない姿だった。

第四章ネタバレ ささやかな面目の行方

イクタの命令により、部隊はスムーズにシナーク族の村の一部を追い詰め、捕虜を増やしていた。そしてサザルーフが合流する。サザルーフはなぜ補給部隊のイクタらがこんな前線にまでいるのか疑問に思った。しかしイクタの指揮でここまで進軍してきたことを知るとサザルーフは驚く。

捕虜の少年が村を焼かれた恨みからイクタに噛み付いてきた。イクタは子供相手だからと鼻にデコピンするが少年は鼻血が出てしまい、何も知らないでその光景を見た捕虜たちは軍人が殴ってきた、と思ってしまうに違いないとイクタは考え焦る。

しかしそこで正義感の強いデインクーンが飛んできてイクタを殴る。騎士として子供に手をあげたことに対して。スーヤは事情も知らずイクタだけを悪者にしてしまったデインクーンを恨むが、イクタはこれで捕虜に余計な心配を与えなくて済むかと思うと、逆に感謝していた。

この戦いで18000人いた兵士も8900人まで減っていた。この中には高山病の被害者も沢山いる。そんな中、イクタたちは自分たちの提案を飲み込んでくれて、サフィーダ中将に掛け合ってくれるサザルーフを心から尊敬し始めていた。

イクタたちは敵を警戒してはいたが、突然の少女の号令と共に上から矢が降ってくる。更に相手もイクタが用意した旋条風銃を使って攻撃してきている。その内敵兵は絶壁をロープで降りてきて部隊を襲い始めた。

イクタも敵に狙われ転んでしまいピンチ、というところでデインクーンが彼を助けに来る。彼は事情も知らずイクタを殴ったことを少し早まったとは思っていたのだ。

ヤトリがサフィーダの護衛をしていると、シナーク族頭領、ナナク・ダルが彼女を襲う。ナナクはシナーク族のククリ刀を二刀持ち、回転を軸とした特殊な剣技でヤトリに襲いかかる。その腕はヤトリが苦戦するほどに見事なものだった。

一方デインクーンの方は敵をことごとく倒していたが、そこに新手の敵が現れる。彼はお構いなしに敵へ向かっていくが、気づいた時にはデインクーンは首から血を流していた。

ヤトリの方も決着がついた。ナナクは背中に仕込んでいた罠をヤトリに見破られ、風精霊もヤトリを一時的に吹き飛ばすためにナナクをかばい自爆する。

ヤトリはナナクを捕まえようとするが、その時イクタの大きな声が聞こえる。30m程先でデインクーンが倒れこみ、その上を敵が駆ける姿を見たヤトリは、その敵に向かって走り出し次々と攻撃を繰り出す。

相手も相当の手練れだが、ヤトリの攻撃に防戦一方。そして敵は逃げ出し、ナナクもその間に退散していた。デインクーンはもう手遅れだった。

イクタはさっきの戦いで、シナーク族の裏でキオカ共和国が後ろで糸を引いていると確信する。なぜなら敵も旋条風銃を持っていたから。もし敵にもその武器があるとすれば、アナライが亡命したキオカしかありえないからだった。

キオカは帝国に軍事力で劣る分シナーク族に加担し、敵の敵を味方にしてきたのだ。トァック少佐を待ち構えていたことや、これまでの無駄のない戦術なども気になっていた。

「亡霊部隊(カラ・カルム)」。キオカの隠密工作部隊がシナーク族に軍事訓練を施していたのも明白。そんな中、サザルーフから今度は味方の暴走が始まったと連絡を受けるイクタたち・・・。

その頃ナナクは背中の痛みをこらえながら、同胞の集まっている集落まで走り続けていた。しかし村に帰ると村は焼かれ、村人は今も帝国兵に襲われていた。見かねたナナクは力を振り絞って敵を斬っていくが、逆に兵士たちに捕らえられる。

サザルーフたちが集落に到着すると、一般人に手を出すという軍法違反を繰り返している味方兵たち。そして家屋の中に入っていくとナナクが女性として寸前のところまで襲われていた。

これにはイクタも激怒し味方兵を殴り飛ばす。そしてナナクはハロの小隊に預けられた。シナーク族頭領を捕らえた、これでもう反抗も難しいはずだとサザルーフは言う。そう戦はこれで終わった。

あまりに犠牲の多い戦いだったがそこにサフィーダが来て、「シナーク族を存分に懲らしめてくれたな」と兵たちに声をかけるが、負傷者をあまりに多く出しすぎたこの戦、中将の命令から始まった戦い、そして他界した多くの仲間たち。

兵たちの消耗はとてつもないものだった。

兵たちはサフィーダの言葉にうんざりしていたが、その時村の反対側からアルデラ教の世情視察団が歩いてくる。彼らはアルデラ教の戒律違反、四大精霊への虐待がここで行われていると通報を受け、視察に来たのだった。

辺りを見渡せば帝国軍は自衛を越え、精霊たちまで破壊している。それを確認したアルデラ教の視察団は、紛れもない事実だと決定しその場を去ろうとするが、サフィーダは慌てて呼び止める。

しかしアルデラ教神官は外交特権を持っており、行動の自由を奪ってしまうと重罪になるので引き止めることができない。サフィーダは何も言い返すことができなくなり神官が去っていくのを見ていたが、その後やはり追いかけて説得すると言いだす。

サフィーダはイクタの隊を引き連れて視察団を追いかけるが、なかなか追いつけないので見晴らしの良いところからトルウェイが双眼鏡で探していると、何と遠くに1万を超える軍団が見えた。

旗や服装から判断するに、ラ・サイア・アルデラミン。大アラファトラ山脈を北へ越えた先に存在する宗教国家。その軍隊・アルデラ教本部国軍がアルデラ教の紋章を掲げて軍を出すのは聖務遂行の時だけだった。

北域鎮台の破壊と北域一帯の制圧がアルデラ軍の目的だと予想したイクタは、震えながらも地上で迎撃できるように準備を整えようとするのだった。

天鏡のアルデラミン2巻の感想まとめ

サフィーダ・・・・、ドラマや漫画・小説などではよく登場するタイプのアホ上司でしたね。笑

決して好感度は良くないと予想できるサフィーダにより戦争が起きてしまいますが、ナナク族は勿論、味方兵の犠牲者も半数近いのに、中将だからといってのうのうと生きている。

そんな中サザルーフとのコントラストがとても目立ちました。殺伐とした戦の中でイクタでも尊敬してしまう人望ある上司というのは読んでいて楽しかったですね。最後に・・・カンナがああなってしまったのはちょっとショックでした。

というわけで以上「天鏡のアルデラミン2巻内容ネタバレ!北域鎮台で待ち受ける戦」でした。