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物怪庵を軸として個性豊かな妖怪たちを描く妖怪コメディといえばこの作品『不機嫌なモノノケ庵』。

この夏からアニメ化されましたが、中でも「芦屋花繪の正体は何者?」という話題に注目が集まっているようです。

原作でも謎めいた描かれ方をしていますよね。

というわけで、今回は芦屋花繪の正体と安倍晴齋との関係について考察していきたいと思います。

※考察にあたり原作コミックス6巻までのネタバレがあります。ご注意ください。

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主人公芦屋花繪の正体とは?

まずは公式設定を確認!

芦屋花繪 : 高校1年生の15歳。花屋の息子。

芦屋花繪の出自として分かっている(芦屋本人が自覚している)のはこれだけです。

なのでこの漫画、実際読むまでは不思議な世界に平凡な高校生が入り込んでしまう……的なストーリーだと思ったのですが、実は第1話から芦屋の正体について伏線が張られています。

 

芦屋の正体に関係する伏線

伏線①

 

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出典:不機嫌なモノノケ庵1巻

安倍が芦屋という名字に反応する

(第1巻一ノ怪「厄始(ヤクシ)」)

 

伏線②

 

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出典:不機嫌なモノノケ庵3巻

芦屋に襲いかかろうとした妖怪(カピバラ)が「その辺にいる妖怪達とは格が違う」と怯える

(第3巻十ノ怪「威光(イコウ)」)

威光とは?
威光 = 人をおそれさせ、従わせる力や勢い。威勢。
(参考引用元:goo国語辞書)この話のタイトル「威光(イコウ)」は芦屋が発したものを指しているのでしょう。

 

伏線③

 

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出典:左=不機嫌なモノノケ庵3巻、右=不機嫌なモノノケ庵6巻

金属系の物を探すのが得意

(第3巻十二ノ怪「輪求(リング)」&第6巻二十七ノ怪「尾鳴(オオ)」)

 

3つの伏線から分かること

 

まず伏線①で初対面の際に声を聞いても顔を見ても無反応だった安倍が名字を聞いた瞬間に反応した、ということは、芦屋の正体は家柄・家系などが強く関連してくるものだと考えられますね。

伏線②では妖怪が芦屋の威光に怯えているので、芦屋は妖怪に対峙した時に発するような特別な力を持っていると考えてみましょう。

伏線③は芦屋の特技として強調されているので芦屋の正体に絡んでくると思うのですが、とりあえず置いておきます。

伏線①と②から想像できるものはなんでしょうか?

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ずばり、芦屋花繪の正体は?

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出典:不機嫌なモノノケ庵5巻

結論から言うと、芦屋花繪の正体は陰陽師の末裔だと考えられます。

平安時代の陰陽師に、蘆屋道満(芦屋道満とも書く)という人がいました。

興味深いことに、この芦屋道満を調べてみると、陰陽道の祖と言われている安倍晴明とライバル関係にありました。

術を使って争い合ったという伝説もいくつかあります。伝説については本筋からそれてしまうので省略しますが、なかなか面白いので気になった方は調べてみてください。

陰陽師とは?
天文学と方位学をもとに吉凶を占ったり、自然地理学や気象予報も得意で都市計画や暦・節季の予想などもしていた。この延長として本来呪禁師の仕事だった魔物退治などをするようになった。
(参考引用元:ピクシブ百科事典)

 

陰陽師について解説したところで、伏線③金属系の物を探すのが得意、についてのお話。

陰陽師は鐘(金属音)を使って霊を追い払うらしいので、芦屋がハサミや指輪など「金属系のもの」を探すのが得意と言っていたのはここに関係してくるのではないかと思います。

 

芦屋花繪の正体と安倍晴齋との関係は?

前の項目ですでにお気づきの通り、安倍晴齋は安倍晴明の末裔と考えられます。陰陽師の末裔同士が現代で偶然出会った、という訳ですね。

そして、伏線①の芦屋の名字に安倍が反応したシーンから分かることが2つあります。

(1)安倍晴齋は芦屋花繪が芦屋道満の末裔であると気づいている(=自らが安倍晴明の末裔であると知っている)

(2)芦屋花繪は自らの正体を知らない

キーパーソンになるであろう物怪庵先代主アオイについて本編で詳しく触れられていないので、安倍晴齋についてはこれ以上深い考察ができません(安倍晴齋が芦屋花繪を知っている理由など)。

しかし色々と「知っている」らしいのが安倍晴齋の方なので、これからの物語は安倍目線で進んでいくエピソードも増えるのではないでしょうか。

二人の関係性を探ろうとするともう少し気になることがあるので、次の項目で考察していきます。

 

芦屋花繪の名前から伏線を考察

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出典:不機嫌なモノノケ庵1巻

芦屋花繪についてもう少し気になることを考察してみましょう。

先祖の名前と末裔二人の名前を見比べてみてください。

芦屋道満→芦屋花繪
安倍晴明→安倍晴齋

どうですか。末裔二人の下の名前、気になりませんか?

安倍晴齋は晴の字を受け継いで、先祖や家柄をばりばり意識している名前。けれど芦屋花繪の方は名字が同じというだけで、下の名前は雰囲気も字面も全く違います。

有名な家柄の末裔(特にストーリー上それを強調したい場合)だと、安倍晴齋の方が自然ですよね。

少し強引ですがここから考察してみると、

(1)芦屋家は自らの家系が陰陽師家の末裔であることを知らない

(2)芦屋家は何らかの理由で陰陽師家の末裔であることを隠そうとしている

このどちらか、有力ではないでしょうか。

しかし(2)を考えるにあたって、芦屋母が何かを知っている風な描写はありません。

芦屋父については6巻にいたるまで未登場なので、ここから深くストーリーに関わってくるのも(先代主アオイが実は芦屋父だったなど既出キャラクターと絡むエピソードがなければ)不自然でしょう。

すると、(1)(2)いずれにせよ、現代ではなく先祖(道満と晴明)の時代に、芦屋家が自らの家系を忘れてしまうor隠さねばならないような何かがあったのかもしれません。

このあたりをストーリーに絡めるならば、芦屋家の事情を安倍晴齋が知っている、もしくは先代主アオイが知っていた、ということになりますね。

 

さて、少し予想が飛躍してしまったでしょうか。

この先ストーリーにどのように関係してくるか分からない芦屋の正体ですが、安倍晴齋が芦屋花繪の正体に気付きながらも特に行動を起こしていないところを見ると、あまり深刻な何かが絡んでいるとも考えにくいかもしれません。

 

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まとめ

主人公芦屋花繪の正体について色々と予想してみましたが、いかがだったでしょうか。

『不機嫌なモノノケ庵』のメインストーリーは妖怪を祓って絆を築いていく心温まるお話ですが、根底に流れる設定も深く掘り下げてみればみるほど、色々と想像できて面白いですね。

原作者のワザワキリ先生ご本人がかなりの妖怪好きらしいので、実際の歴史と関わる設定になっていた方がある意味自然かもしれません。

この先芦屋花繪の正体がどんな風にストーリーに絡んでくるのか、設定のマニアックさも必見です。

というわけで以上「不機嫌なモノノケ庵芦屋花繪の正体を考察!安倍晴齋との関係は?」でした。