小説「十二大戦」の内容ネタバレです。十二大戦は西尾維新先生の小説作品で、2017年秋にアニメ放送も決定しています。

内容はバトル・ロワイアルもので、誰が最後まで生き残るか?というシンプルなもの。かなり面白いです。

単純な強さ、頭の良さ、特殊能力の凄さ、これらで登場キャラクターたちが競い騙し合う十二大戦は要注目の作品です!

今回はそんな十二大戦の内容ネタバレを紹介していきたいと思います!

※この記事には「十二大戦」のネタバレ内容がガッツリ記載されています。本やアニメを観るよ!という方は閲覧にご注意ください。

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キャラクター紹介

 干支    本名  武器、技
 子 寝住(ねずみ) 墨野継義(すみのつぎよし) ねずみさん(ハンドレッド・クリック)
 丑 失井(うしい) 樫井栄児(かしいえいじ) サーベル
 寅 妬良(とら) 姶良 香奈江(あいらかなえ) 酔拳
 卯 憂城(うさぎ) 詳細不明 二本の刀。倒した相手をゾンビ化し仲間に出来る。
 辰 断罪兄弟(たつみ きょうだい)兄 積田長幸(つみたながゆき) 氷冷放射器
 巳 断罪兄弟(たつみ きょうだい)弟 積田剛保(つみたたけやす) 火炎放射器
 午 迂々馬(ううま) 早間好実(はやまよしみ) 傷つかない肉体。
 未 必爺(ひつじい) 辻家純彦(つじいえすみひこ) 投擲手榴弾
 申 砂粒(しゃりゅう) 柚木美咲(ゆずきみさき) 怪力
 酉 庭酉(にわとり) 丹羽遼香(にわりょうか) 鵜の目鷹の目
 戌 怒突(どつく) 津久井道雄(つくいみちお)
 亥 異能肉(いのうのしし) 伊能淑子(いのうとしこ) 機関銃

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小説「十二大戦」内容ネタバレ!

十二年に一度開催されるという「十二大戦」のルール。

 

十二年に一度開催される「十二大戦」の招待状を受け取った干支の戦士たちは、大会に参加するためにとあるビルの最上階に集まった。

シルクハットをかぶった老人「ドゥデキャプル」が審判を務め、第12回十二大戦のルール説明を始める。戦士たちにはまず黒い宝石が配られた。

これは12時間後にポックリ逝ける程の劇薬である「獣石」で、一度体内に入れると吐き出せない形状になっている。

まず戦士たちはこれを飲まないとならない。ルールは簡単、12時間以内に戦士たちの体内にある全て宝石を集めた者が優勝となる。

例えば12時間経過し、誰かの胃の中で宝石が消化されてしまっても駄目なので、制限時間内に優勝する必要がある。

そして優勝者はどんな願いでもたった一つだけ叶えることが出来るという。

 

そして大会は始まった。

 

ルール説明の少し前。亥の戦士こと「異能肉(いのうのしし)」(以下亥と省略)がビルの最上階に到着する。会場には11人の戦士たちがいた。

だが既に会場で戦士同士の争いがあったようで、1人命を落としてリタイヤが出ていた。

被害者は双子の戦士・断罪兄弟(たつみ)兄弟の弟、の方だった。

弟の毒の宝石は断罪兄が代わりに獲得することになったが、弟が他界したというのに兄は何の悲しい素振りも見せない。

平和主義者の申は、ルール説明の後に全員が助かる方法があるので賛同する者はいないか?と仲間集めを始める。

子、酉、丑、午がアイデアに賛同し手を挙げるが、最後に挙手した卯が既に血まみれだったので、そんな奴とは組めないと思い、酉、丑、午が手を下げた。

これで申のアイデアに賛同した戦士は二人。早速申・子・卯のチームが一つ出来上がってしまった。ここで突然部屋の床が大きく崩れ始めた。

誰が床を壊したのかはこの時はまだ分からなかったが、これによってチーム申の結成は妨害された。そしてこれを合図に「十二大戦」は始まった。

※<1人目の敗退者「巳」。>

 

亥VS卯

 

着地後、戦士たちは皆散っていったが、卯の戦士こと「憂城(うさぎ)」(以下卯)はまず亥を狙うことにした。

亥は卯の姿を見てかなりデキるだろうと感じ、これにて「亥」の戦士と「卯」の戦士の戦いが始まった。亥は機関銃、卯は刃物。

亥の方が有利かと思われたが、亥は戦闘の最中に卯の操るゾンビに後ろから羽交い締めにあい、身動きが取れなくなって卯の刃物によって他界してしまう。

実は卯は屍を操ることができる。会場にいた断罪弟は卯によって命を奪われ、卯の命令に忠実に動く首なしのゾンビと化していたのだ。

こうして前回の優勝者である亥は脱落した。卯は亥もゾンビ化し、亥・巳(断罪弟)を連れて3人で動くこととなった。

※<2人目の敗退者「亥」。>

 

毒というルールの外にいる戌。

 

戌の戦士こと「怒突(どつく)」(以下戌)は人気のないところに隠れ、他の戦士たちを争わせて人数が少なくなったら行動するという作戦を練っていた。

戌は人数が3人以下になるまで待機することにした。理由としては毒薬といえど早めに効果が出て動きの鈍る相手もいるかもしれないからだ。

そして戌は犬なので噛みつきが戦闘スタイルに思われがちだが、実際には牙から分泌される毒液こそが隠し玉だった。

毒の専門家なので解毒薬で毒素は完全に無効化されており、戌は今ルールの外側にいる。しかし開始から30分。

地下駐車場に隠れていた戌はあっけなく酉の戦士「庭取(にわとり)」(以下酉)に見つかった。酉は戌と戦う気はなく、むしろ仲間になりたいらしい。

二人になるまで協調して、二人になったら一対一で戦えばいいのではないか?と提案してくる。

酉は卯が屍を使って3人で動いていることも知っていたので、尚更今は誰かとチームを組みたいようなのだ。

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戌VS酉

 

酉は鳥類との意思疎通が可能で、鳩から戌の居場所を聞き、同じように卯の行動も鳥類から聞いていた。

だがこの特技は肉弾戦に活かせるものではないので、きっと戦っても酉には勝てるだろうと戌は推測し、問題は卯だと思った。

卯は敵に勝ち続ける限り絶対に裏切らない仲間(ゾンビ)を増やしていける。戌の毒も効かないし、全員仲間にした後では手がつけられない。

それならば今酉と手を組み二対三で戦った方がまだ勝ち目はあると計算し、戌はとりあえず酉と同盟を組むことにした。

戌は他の戦士の情報を数人知っていたが酉は誰も知らないらしい。そんな話をしていると雀が「卯の一味が二手に分かれた」という情報を運んできてくれた。

単身で動いているのは亥のゾンビ。もしかしたらこれは囮なのかもしれないと思うと、戌は不用意に動けなかった。

そこで戌は酉を噛んで潜在能力を限界まで引き出す増強剤、その名も「ワンマンアーミー」を与えた。パワーアップさせた酉を亥のゾンビと戦わせる作戦だ。

だがこれは酉の狙い通り。酉はパワーアップした肉体で戌の頭を速攻で握りつぶしたのだ。

※<3人目の敗退者「戌」>

 

酉と子は申の元へ。

 

実は酉は情報収集を怠っておらず、戌の牙に毒や増強剤があることを知っていた。

そしてワンマンアーミーを他の戦士に使われてパワーアップされたくない、そんなことを全て考えた上で最初から戌狙いで接近してきたのだ。

酉はすぐに雀やら燕、烏、鳩、その他様々な鳥類を数百羽集め、亥を鳥達に食わせた。亥も30羽程道連れにしたが、最後は骨も残さず喰われてしまった。

ただ十二大戦の戦場はゴーストタウン。元々鳥の数が少なく、鳥たちが腹一杯になってしまったら少し時間を空けないといけないという弱点はあった。

酉は大戦中ではあるがゴーストタウンの中にあるコンビニで食料を漁っていた。そこに「子」の戦士「寝住(ねずみ)」(以下子)が声をかけてくる。

子も食料を漁っていたらしく、酉を襲う気はないらしい。申は「全員助かる方法があるから仲間になる人」と言って大戦前に和平案を提示していた。

その時子と一緒に酉も手を挙げていたので、申の所に連れてってあげると言われ、申に会うために酉は子について行き下水道へ移動した。

勿論酉はただチームを組めば有利と思っていただけで、申の和平案に対しいつか裏切ろうとは思っていた。

 

酉VS丑

 

下水道には申の戦士「砂粒(しゃりゅう)」(以下申)がいた。申は裏のなさそうな笑顔を見せて、戌のように何かを常に算段している感じもない。

申は酉に食事を出し悪意のない笑顔で接するが、酉はその申の人柄に罪悪感を感じ、仲間入りを断って下水道から上がってしまった。

いつもなら適当に仲間になって裏切るのだがそれが酉の運の尽き。「一人かね?」と言われて振り返るとそこには十二戦士の中で最強と言われる「丑」がいた。

丑の戦士「失井(うしい)」(以下丑)の実力を知っている者は一人もいない。なぜなら丑と対峙して生き残った者がいないからだ。

酉はすぐにでも戦おうとしている丑に対し「平和主義者じゃないのか?」と尋ねてしまった。しかし丑は頭の回転も速かった。

さっき申の提案に手を挙げたことを何の脈絡もなく酉に指摘された丑は、この近くに申がいるのではないか?と感じ取った。

しょうがないので酉は申を守る為に戦うことを選んでしまった。だが勝負は一瞬だった。戌からワンマンアーミーで強くしてもらっているのも意味なし。

何が何だか分からない内に、瞬き一回する暇もなく酉は倒れた。酉は最後はお世話になった鳥たちに自分を食べてもらおうと思った。

※<4人目の敗退者「酉」>

 

申VS卯

 

実は最初に床を壊したのは申本人だった。申のチームが結成しそうになったので、その場で全員を始末してしまおうと思った戦士がいた。

申はその戦士の気配を感じ取り、自ら床を壊して戦士たち全員を助けたのだという。

そうこうしている内に、卯の操る鳥のゾンビ達が申達に襲い掛かってくる。亥によって道連れにされた鳥たちだが、動物もゾンビ化できるらしい。

申達が地上に逃げるとそこには卯本人と巳のゾンビが立っていた。巳は子に任せ、申は卯と戦うことに。

申は和平の話を切り出してみたが卯は話を聞いておらず、下水から鳥のゾンビたちも上がってきて申を襲い始める。

申は卯の動きを見て戦闘に関しては素人だと思ったが実はこれは卯の演技。しかも巳の頭部を遠くに設置し、監視カメラに使っていた。

監視カメラによって申の動きは全部察知し、背後から攻撃を仕掛けてくる申に対し、卯は背を向けたまま刃物でブスリ。

丑と並んで最強レベルの強さを持った申だが、これで卯の仲間に申が加わることになった。

※<5人目の敗退者「申」>

 

未VS寅

 

ベテラン戦士未の戦士「必爺(ひつじい)」(以下未)は、開始前にバレないようにして黒の宝石を飲み込まなかった。

だが不正が発覚すると失格になってしまうので、戦いを長引かせるわけにもいかなかった。

未はこの宝石を利用し、自分には自他を透過させる能力があると嘘ついて誘惑し、少数のチームを結成しようとしていたのである。

そんな未が移動中、ゴーストタウン内の公園ベンチに座っている寅の戦士こと「妬良(とら)」を発見してしまう。

寅はまだ若い娘だし、なんと酔っ払っていたので、未は苦労せずに簡単に宝石を奪えると感じ、自慢の手榴弾で寅を片付けようとする。

実は大戦開始早々この手榴弾で戦士たち全員を消滅させようと思っていたのは未だった。それに気づいた申によって床を破壊され邪魔されてしまったが・・。

しかし寅は四つん這いになり、未が気づいた時には、胃以外の全てを引き裂かれていた。雰囲気も変わらずオーラが増大した兆しもなかった。

だが寅の力は未の予想を圧倒的に超えていた。寅曰く自分は酔拳の使い手、だが人の血を飲んだ方がもっと本領を発揮するのだ、と言って寅は動き出した。

※<6人目の敗退者「未」>

 

十二大戦の開催理由と現在のオッズ。

 

なぜ十二大戦が十二年に一度という頻度で開催されるのかというと、これは代理戦争、すなわち戦争の代わりに行われる戦争らしい。

実はこの十二大戦、国よりも遥か上に立つ極少数の有力者が、国をチップにしてギャンブル感覚で国家を取り合っているのだ。

国と国が戦争を行うことをせず、十二大戦で国をチップにして争い、国の取り合いをし決着を決めている。勿論選手たちは何も知らされていない。

十二大戦の結果によっては国の所有者が移り変わり、新しい国が生まれ、国が滅び、合併・独立したり、世界地図が書き換わることもある。

そして国をチップにしたベッドが行われるのは十二戦士が半分になり、戦士の実力がある程度は開示された頃だ。

今生き残っている戦士のオッズ順は以下の通り

  1. 「丑」
  2. 「卯」
  3. 「寅」
  4. 「午」
  5. 「辰」
  6. 「子」

丑は最強との呼び声が高く、卯はゾンビ化の能力が買われ、寅はベテランの未を倒したことで高評価を得ていた。

子は情報もなく少年なので最下位。双子の弟との連携を得意としている辰も弟を失い低評価。残る午もそれほど高いオッズではなかった。

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午のオッズが低い理由。

 

午の戦士こと「迂々馬(ううま)」(以下午)だが、オズが低い理由は丑と既に戦闘していることが原因だった。

実は「矛盾(ほこたて)」で言えば最強の攻撃力を誇る丑の攻撃も、最強の盾と言える午の筋肉隆々の肉体にはかすり傷しかつけられなかったのだ。

しかし全く傷がついたことのない午はショックを受け、逃走して銀行の金庫に閉じこもりバリケードを作って籠城してしまったのだ。

このまま十二時間が経過すれば優勝は逃すわけだが、体内の毒に対する防御力にも自信のある午は、優勝はなくとも自分の命は守ろうとしていた。

そういった一連の行動を見ていた有力者は午のオッズを低くした。

だが金庫にこもっていた午をスマートフォンで照らしたのは「子」だった。

 

午VS巳

 

内側から鍵を壊し、バリケードを作った金庫内に子はどのようにして入ってきたのだろう?と午が疑問に思った。

しかし子は戦う姿勢を見せないどころか、ここには巳に追われているので避難していただけだという。申と離れた子は巳に狙われ続けていたのだ。

もしかしたら自分を追って巳が現れるかもしれないから気をつけな、とだけ言って子は去っていった。

しかし子以外にバリケードもあり鍵を破壊した金庫内に誰が入ってこれるというのだろう。だが巳のゾンビは本当に金庫の前まで来た。

そして入れないから火炎放射器でバリケードを燃やし始める。当然火を起こすには酸素が必要なので金庫内の酸素もどんどん減っていく。

結局午は金庫に引きこもったが酸欠により、その後戦うこともなく敗北となった。

※<7人目の敗退者「午」>

 

現在の生き残り。

 

現在の生き残りを整理すると「子」「丑」「寅」「卯」「辰」の五名。卯が「巳」「亥」「申」「午」の4名を撃破しゾンビ化している。

丑が酉、寅が未を撃破。子は誰にも勝利しておらず、辰は誰とも戦っていない。断罪弟の「巳」はゾンビ化しており、卯の命令に従って彷徨っている。

命令は子の追跡と、追跡中に邪魔をする戦士の除去。そんな中寅が巳の前に姿を現し、一瞬にして巳の右腕と背負っている火炎放射器を破壊した。

しかしゾンビ化した巳を倒しても宝石は奪えないので、寅は巳と戦う必要はないと感じ戦闘中なのに去っていってしまった。

いわば巳は卯の命令で動いているので、逃げる相手をどうするかはプログラムされていない。

寅が目の前にいなくなればまた子を探すために動くだけなのだが、寅が去りきるまで少し動きが停止してしまった。そこに現れたのが丑。

さくっと巳の残った左腕を切断し、巳のゾンビ両手がなくなったが、ここで戦闘から去ったはずの寅が戻ってきた。腕の落下した音に気づいたのだ。

 

丑、寅、巳の三すくみ。更に空からその戦いを見ている辰。

 

寅は丑のことを以前から知っている様子だが丑は寅を知らない。しかし丑、寅、巳のゾンビ、この三すくみの構図になってしまう。

巳の切り落とされた両腕が寅の首と丑の喉元にそれぞれ飛びついて五指を食い込ませ始め、二人の屈強な戦士を握りつぶそうとする。

卯のゾンビは手などパーツだけでも動けるのだ。そしてその三人の戦いを鳥よりも遥か上空から見下ろす戦士がいた。

それは鳥よりも自在に空を駆け抜ける、干支十二獣において唯一無二の空想生物である「辰」の戦士こと「断罪兄(たつみあに)」(以下辰)だった。

宝石所有者を今一度整理すると、卯が自分の体内の宝石を併せて4つ所有。丑は酉のと、その酉が戌から奪った宝石と、自分ので3つ所有。

寅は自分のと未から奪った宝石で2つ。辰は開戦前に弟の巳の宝石を獲得した為2つ。そして最下位は自分の体内の宝石しか持っていない子だった。

辰は竜。竜は鳥よりも更に天空から地上を見渡すことが出来る。辰はとても冷静で卓越した知能を持っている。

十二大戦中、戦士たちの戦いの動向や、今は優勝候補筆頭である丑がどうなっていくのかなどを空の上から眺めていた。

 

丑の機転で巳の腕は動かなくなった。

 

巳の両腕は信じられない程の怪力で丑と寅の喉を締めた。二人共限界に近く、寅などは泡を吹き始めている。

ここで丑が「まずは協調してその後決着をつけないかね?」と寅に提案した。寅はこの状況はさすがにマズいので、丑のアイデアに乗っかることにした。

まず丑は己のサーベルを寅の足元に投げつけ火花を散らせた。寅の吹いた泡はアルコールが混ざっているので、火花は地面の泡に着火。

寅は燃えたアウターを脱ぎ捨てたが、自身の毛に火が燃え移ってしまう。丑は寅の捨てたアウターを手に取り、自身の首を締めている巳の腕をくるんだ。

巳の腕は燃えて動かなくなり丑の首から力をなくして落ちた。

丑は少し前に焼かれていた午を通りがかりに見ており、卯のゾンビは火で焼かれれば動かないことに気づいていたのだ。

寅も丑の真似をして自身の胸元についてる火で巳の腕を燃やし、自身の火もどうにか鎮火出来たが、突然火をつけてきた丑には寅は怒り狂っている。

 

辰VS卯

 

四肢を切ったところで襲ってくるなら巳のゾンビをバラバラにするのは有効ではない。また燃やすにも寅のアルコールは尽きている。

それを高みの見物しているのは辰。今なら丑の意識は巳に向いている。ここで不意打ちを仕掛ければ最強と言われている丑を仕留めることができる。

そう判断した辰は早速戦闘に参戦しようとするが、突然弟である巳の生首が手元に落下してくる。なぜ遥か上空にいる自分の元に巳の首が落ちてくるのか?

疑問に思う辰。そして巳の頭部は辰の二の腕に噛みついてきた。その瞬間両手に刃物を携えた卯が飛んで来て辰の胴体は真っ二つ。

卯曰く、ウサギは月まで跳ねるのだとか。これにより、辰も卯のゾンビとなってしまった。

※<八人目の敗退者「辰」>

 

辰もゾンビ化してしまい、丑寅タッグでも手がつけられない状況に。

 

なぜ卯は遥か上空にいる辰の元までジャンプ出来たのか。なぜ巳の頭部が辰の手元に落ちたのか。これは完全に偶然だった。

空から戦士たちの情報を探ろうと、巳の頭部を申のフルパワーで投げさせたのだ。そしてその頭部が偶然辰の手元に落ち、卯に見つかってしまった。

卯は申のフルパワーで上空へ投げてもらい、辰の隙をついて胴体を切り裂いたのだ。上半身・下半身とに分けられ真っ二つになってしまった辰。

そのままゾンビとして操られ、丑と寅の前に辰の上・下半身は落下した。辰の上半身は巳の頭部を抱えている。

辰の下半身と巳の体もあり、実質4体の戦士が丑寅タッグに襲いかかることになる。しかもゾンビ化するのでバラバラにすることも出来ない。

あらゆる角度から攻撃が繰り出されるゾンビ達の攻撃に、丑寅タッグ程の達人でもガードで手一杯だった。

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卯VS丑寅タッグ

 

丑の助言で辰の上半身が氷冷放射器を背負っていることに気づいた寅は、その氷冷放射器を奪い辰の上半身、下半身、巳の体、巳の頭部を凍らせて粉砕した。

だがすぐに卯が二人の前に姿を現してくる。単純な戦闘では最強である丑寅の前に卯は登場し、無機質な表情を浮かべている。

しかし卯は本当にあっけなく丑寅タッグに八つ裂きにされた。

これで邪魔者はいなくなり、丑と寅は一対一の決闘をすることになる。だが実は卯、八つ裂きにされる前に自分自身で舌を噛み切っていたのだ。

丑寅タッグではなく自分自身で自分を仕留めたことになる。その場合自分自身はゾンビになるのだろうか?

※<九人目の敗退者「卯」>

 

まだ少女だった頃の寅が丑と出会った頃の話。

 

寅は少女だった頃に丑と戦場で会ったことがある。その頃の寅は真面目で、平和とは何か?戦争とは?そんなことを日々考えていた。

戦争して国を守ってもその後悪さをする国もあり、戦いに犠牲があり、戦いがなくても犠牲になる人々もいる。

自分の信念、正しいこととは何なのか?、それらが分からなくなっていた。自暴自棄に陥り、酔いどれることで思考停止させ馬鹿になっていった。

ある日そんな状態で戦場に向かいピンチに陥るのだが、その時救ってくれたのが丑だった。なぜそんなに強いのか、正しさとはなにか?寅は丑に尋ねてみた。

すると丑は「正しいことをしようと思う→だからする」という天才故のシンプルな答えを寅に出した。

正しさについて考える人間は沢山いるが、何かのせいにして実行する者は少ない、ということを丑は言っているのだ。

感銘を受けた寅はその日から丑を目標とする師匠にしたのだ。しかし丑にとっては救ってきた数え切れない内の一人だったので覚えてはいなかった。

 

寅VS丑

 

また丑に会うために十二大戦に参戦した寅だが、一方の丑は全く覚えていなかったので寅は腹を立てていたのだ。

しかし今丑は目の前にいる。念願の決闘ができる。だが、ここで丑の元に卯の二本の剣が飛んできた。寅は咄嗟に丑を庇って卯の剣を受けてしまった。

腹部に剣が刺さり致命傷を負う寅。卯は八つ裂きになったが、そのパーツパーツがやはりゾンビとなり動き出していた。

丑は自分を助けてくれた寅に感謝し、寅を背負って移動、応急処置をし始めた。

しかしもう助からないことは寅自身認識しており、このまま息絶えては卯のゾンビとなってしまう。それならば丑の手で自分を始末してほしいと寅は願った。

丑は戦士として、あくまで決闘として名乗りを挙げ、寅の望み通り寅を始末した。

※<十人目の敗退者「寅」>

 

寄せ集めのパーツで人間の形だけ保っている卯。

 

寅には感謝しているがまだ十二大戦の途中、丑には情にほだされる余裕はない。卯は絶命してでも優勝したいので自害してゾンビになったのだ。

自害してまで叶えたい願いとは何なのだろうかと丑は疑問に思っていた。そんな丑の前に人間のシルエットをかろうじてなした卯が現れた。

シルエットは卯だが、左右の腕が逆、眼球は腹に食い込み、爪が胸から生えているなど、パーツを集めてとりあえず人間の形になっただけの卯がそこにはいた。

もはやゾンビではなく怪物だった。丑はそのおぞましさに嫌気がさし、すぐに自身のサーベルで卯をバラバラに切った。

しかしその卯のゾンビの中からなんと申のゾンビが現れたのだ。全く予想だにしなかった申の出現。

丑は申が卯に敗れていたことなど知らなかったので完全に隙を突かれ、そして申のゾンビは丑に飛びかかって抱きついた。

申の隠し持った力はあまりに強大で、さすがの天才である丑も怪力の申に抱きつかれてしまっては離れる術がない。

最後まで生き残った優勝者は誰?

ついに優勝者が決まる。

 

申は丑の息の根を止めない程度に締め付けている。なぜなら卯は自分で始末をつけ、丑の体をできるだけキレイな状態でゾンビとして手に入れたいのだ。

卯はバラバラになったパーツを寄せ集め人の形に戻ろうとしているのだが、それには少し時間がかかるので申に時間を稼いでもらっている。

舌を噛んで自害しようとする丑だが、申の頭突きによりそれも許されない。そんな中突然未の手榴弾を持った子が現れる。

丑は卯のような化物、変人に優勝させるなら子の方がまだマシだと判断し「持っている手榴弾で自分もろとも爆破してくれ」と子に頼む。

子は丑の願いを受け入れ、持っている手榴弾を転がし、とてつもない速さの逃げ足でその場から去った。まさにネズミ。

これによって丑、卯、申も爆発に巻き込まれ、戦場に残ったのは11個の宝石だけとなり、十二大戦はこうして終結した。

※<11人めの敗退者「丑」。よって優勝は「子」の戦士「寝住」。>

 

優勝者の子の願いとは??

 

十二大戦は終わり、閉会式が行われた。審判のドゥデキャプルは大戦中の子の行動を子自身に解説してほしいと言ってきた。

なぜなら子の行動は、外側から見ていると観察しても解析も評価もできないものだったからだ。

子にはこれからの行動に対し百の戦術を考え、一番成功の確率が高いものを選択し行動する「ねずみさん(ハンドレッド・クリック)」という能力があった。

いつも眠たそうにしているのは、常に戦略と成功確率を考えているので、脳がすり減るような感覚になっているからだった。だから眠ることが多い。

今回の十二大戦においても100通りのシナリオがあったが、自分が勝ち残れるシナリオはたった一つだけだった。

他の99通りは選択の分岐で自分が脱落しているシナリオだったので、分岐分岐で一番生き残る確率の高い方法を選んで子は優勝したのだ。

まだ願いを決めていない子は、100の中からどうしても叶えたい願いを一つ考えるのだった。

というわけでここまでが「十二大戦」の小説ネタバレでした。

 

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優勝した子の願いは何?結末は?

見事十二大戦で優勝したのは子でしたが、作中で子がどんな願いを叶えたのかは描かれていませんでした。

戦う前から特に夢はなかったようですし、優勝してから夢を100通り考えるくらいでしたから。

ただ干支それぞれ今自分が欲しいものは作中に紹介されていました。

は「夢が欲しい。」/は「助けが欲しい」

は「正しさが欲しい」/は「お友達が欲しい」

は「何も欲しくない」/は「金が欲しい」

は「才能が欲しい」/は「時間が欲しい」

は「平和が欲しい」/は「自分が欲しい」

は「勝ちが欲しい」/は「愛が欲しい」

でした。この通りにいくと子は「夢が欲しい」という願いを叶えたのでしょうか?アニメでちょっと描かれたらいいですね。

というわけで小説「十二大戦」の内容ネタバレでした。